ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

みつかひの

2019-09-15 04:38:46 | 短歌





みつかひの かほをぬすみて みつかひの 心を知らぬ あやかしの群れ





*前から言っている通り、歌の中で「みつかひ」というときは天使を表します。わたしたちは神の使いをやっていますから、この言い回しは間違ってはおりません。歌にするには文字数もちょうどよいし、多用しています。

「あやかし」は妖怪のことですね。

天使の顔を盗んで、天使の心を知らない、妖怪の群れがいる。

かのじょというひとは、非常に美しい人でしたが、美しいのは顔だけではありませんでした。その生き方が非常に美しかった。まじめでまっすぐに生き、神の心にたがうことは一切しなかった。常に神に自分の心をひたし、神の喜ぶことをなそうとしていた。

神の喜ぶこと、それはすなわち、人類の救済だったのです。

そういう高い目標を目指してまっすぐに進んでくれた。どんな苦しいことがあっても、耐えてくれた。その心が高く美しいから、あれほど美しく見えるのだということを、馬鹿な女たちは何も知らないようだ。

ただ、表面だけを上手に真似すれば、天使になれるとでも思っているようだ。

それは馬鹿というものです。

あさはかな技術だけで表面を上手に真似して、形だけは完璧に天使にそっくりにつくる。そのような形に、自分のことだけしか考えていない未熟な魂が宿っている。それが目つきや言動に出てくる時、たとえようもない馬鹿ができる。いや、お化けですね。あまりにも外見と中身が違いすぎる。正しい人は汚らわしい嘘を感じて、逃げてしまうのです。

馬鹿というのは人まねだけで生きてきましたから、中身がまるでできていないのです。人類はもう解脱するところまできているのに、いまだに石器時代の常識で生きている。それはすなわち動物的自己保存です。彼女らはいまだに、自分のことしか考えられない。

それは人類すべての幸せを考えて、救済をなすために生きたかのじょの心からは、まるでかけはなれているのです。雲泥の差などということばが小さく感じるほど、次元も何も違いすぎるのです。





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