蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

弁天さんのしだれ桜

2014年04月30日 23時25分46秒 | 日記
いつだったかな?
先月の終わり頃だったかな?

MAメンバーと珍しくファミレスに行ったとき

 お花見したいね~
 お花見しよう~
 いつにしようか~
 座内発表会が終わらないと厳しいよね~
 4月27日がいいんじゃない?
 けど、もう桜は散ってるかもね~
 ま、花より団子ってことで…

というようなやり取りがあり
昨日、その約束通り、MAメンバーと一緒に
お花見をしてきた。

約束していなかったら、今年もお花見できなかったかも(汗)
座内発表会の準備やらパソコン、スマホなどなどで
私は、すっかり忘れかけていたし(^_^;)

 一年に一度、お花見ぐらいはしたいよね…

と毎年思っているのに、一昨年、昨年と出来ずに終わった。

最近では、行きたいという欲求も薄れがちでして。。

 やるべきことが優先だし、気にするのはよそう
 FBやネット・テレビ映像や、道すがらで
 ちらほら観れるし…

と思うようになって…

前々日の天気予報では、27日は雨。

雨天の場合は、Tさんが新築したばかりの
美しいお宅を宴会用の会場に
提供してくれるということになり

 雨天決行!

ということで、集まることになった。

団員は、お花見の前に
座内発表会の資材・機材を倉庫に返却し
待ち合わせ場所のTさんのお宅へ。

私は、昼食用に炊き込みご飯を8合炊き
おにぎりにして持参。

 おお~さすが新築だ~
 きれいだね~広いね~

と言いながら、部屋に入ると
先に集まっていたメンバーが
Tさんのお子さん二人と一緒に
カードゲームで遊んでいた。

既にお昼。
トウコさんがお味噌汁を作ってくれたので
おにぎりとお味噌汁で、取りあえず腹ごしらえ。

 お花見、どうしようか…

実は朝、FBで見事なしだれ桜の画像を観て

 え?これ、どこの桜?
 須坂?
 近いな~行けるよね~
 観に行きたいな~

と思い、その桜の写真の持ち主であるT・Sさんに
場所を教えてもらった。

T・Sさん、ありがとうございました!

腹ごしらを終えたメンバーは再びカードゲーム開始。
熱中しているのに悪いかな?と思ったけど

 桜、観たい人だけ、観に行こうよ~

と言ってみた。

無理に誘ったわけじゃありませんよ~
けど、お花見ってことで集まってるわけだし…

結局全員で行くことになりました(汗)

車3台に14人が乗り、いざお花見へGO!

途中、細い山道になり、少々不安になったけど
何とか無事に到着。

その桜の名前は「弁天さんのしだれ桜」
須坂市豊丘上町にある。

下記がその桜の写真♪
  

凄いでしょう!?
人がすっごく小さく見える!
樹齢250年の“しだれ桜”です。

桜の美しさと大きさに全員感動♪

 やっぱり来て良かった~

みんなも、とっても楽しそうだった。

夕方、Tさん宅に戻り、買い出しに行って宴会準備開始。
元調理人のOさんが、天ぷらを作ってくれました~
すっごく美味しかった~

夢幻の宴会にしては珍しく、22:00前に散会。

その後、有志だけでカラオケ~♪

久しぶりに春の行楽を満喫♪♪
たまにはいいよね、こういう日があっても(^_-)-☆

Tさん、会場を提供してくれて、ありがとうございました!

座内発表会☆

2014年04月28日 23時52分03秒 | 日記
昨日、準劇&研修生による座内発表会が無事終了☆

ご来場いただきました皆様、ワークショップ&交流会に
ご参加いただきました皆様に、心より御礼申し上げます!
ありがとうございました!

発表会作品「もも」のお客様の反応は…

夢幻関係者が多かったこともあり
この発表会の目的をご存知の方も多く
温かい目でご覧いただけたようです。

皆様からいただいたご意見・ご感想を
真摯に受け止め、今後に生かしてまいります。

反省会が鍵。
準劇・研修生が何を感じ、何に気付き、何を獲得したか。
それらをしっかりと把握し考察して
オープンエアにつなげていきたい。

ワークショップは、軽いストレッチと
ウォーミングアップをケンジ君が担当し
私がその後を受け持った。

皆さんに楽しんでいただけたようで、ホッ。

その後の交流会には、ワークショップ参加者を始め
観劇後、用事で一度会場を去った関係者が戻ってきて
作品の感想や意見を話してくれた。

有難いことですね♪

17:00、交流会終了。

準劇・研修生の皆さん、お疲れ様でした!
ケンジ君、もっちゃん、Makiさん、ご苦労さまでした!

片づけを開始し、18:00からMA開始。
これと並行して、17:30からは
オープンエアの追加オーディションを行った。
受験者は2人。
もっちゃんとMakiさんに同席してもらった。

うち1人は、2009年のオープンエアに
参加した経験があるTさんだった。
Tさんはオープンエアで
演劇の基礎を学んだと言ってくれて…

なんだか嬉しいですね~
一度、演劇から遠のいたメンバーが
再びオープンエアに参加したいと
思ってくれたことが嬉しいです♪

2人とも緊張しつつも伸びやかに表現していました。

今年のオープンエア参加者は、継続参加者以外にも
表現欲求が強いメンバーが多いので、とっても楽しみ♪

稽古初日が待ち遠しいな~

睡眠不足でも・・・

2014年04月26日 22時54分44秒 | 日記
昨日も座内発表会の稽古や何やかやで帰宅が11:00過ぎ。
寝たのは、またもや明け方…
そして、今日は観劇のため松本へ。

朝9:00出発。
運転手は、もっちゃん。
うちの車は公演資材がいっぱいで
人が乗れる状態になく
もっちゃんにお願いして車を出してもらった。
同行者は、ケンジ君・サリアさん・フウカちゃんの全部で5人。

下道で行こうかと思ったけど
ゴールデンウィークだし…ということで
往路は高速道路を使うことに。

10:10頃、会場であるピカデリーホールに到着。
コンビニでコーヒーを飲み一服して
10:30過ぎにホールへ入場。

観劇作品は、劇団シアタートライブさんの
 『あ・GAIN』~もう一度、夏を作る。

2011年に旗揚げして以来、一貫して
核廃棄物と人類の葛藤を取り上げ
直球勝負に挑んでいる劇団(と私は思っている)

核廃棄物による放射能汚染の問題は、他人事ではない。
私も3本ほど、このテーマで創作した作品がある。
中でも一番直接的な提出の仕方をしたのが「火狩るタマゴ」
この作品は、チェルノブイリ原発事故を下敷きにして生み出した。

今はテーマを大きく掲げて提出するというよりも
舞台上で生きる人間たちの葛藤をメインに
創作するように心がけているが…

シアタートライブさんの今回の作品も
放射能で汚染され、人間が住めなくなった地球(?)を
舞台にした作品だった。

いつもながら、舞台の造り込みが凄い。
海の家ですね~
しかも高速道路の上にある海の家!
……
ここでは多くを語りませんが
社会に対して果敢に挑む心意気に拍手を送ります。

終演後、北松本のメーヤウ桐店の“カリーバイキング”でランチ。
たくさんのエスニックカレーが並んでいて食べ放題☆
ビーフカレーはスパイスが効いていて
お肉もとっても柔らかくて美味しかった~

けどね…
そんなに食べられるわけもなく…

食欲旺盛の人には良いかも(汗)

復路は下道。
一度帰宅して、休む間もなく稽古場へ。

今日の青年クラスは、発表会前の最後の稽古。

昨日の段階で、まだ全てが確定されておらず
音響入りの稽古も出来ていない。

ケンジ君はここのところ、ずっと睡眠不足の模様。
音響製作や演出プラン、準備の遅れを取り戻そうとしているものの
思うように時間が取れない様子。

本番は待ってくれない。
どんなに睡眠不足でも、やらねばならない時がある。

ただ…
次回は、前倒しで進行出来るように
明確な計画を立てて取り組んで欲しい。

生み出す苦労は知っている。

 もっと良い方法があるんじゃないか?
 もっと面白い演出があるんじゃないか?

と思うのは、みな同じ。

けど、タイムリミットというのがある。
ギリギリ過ぎると、どんなに面白い手法でも
みんなが対応しきれず、中途半端で終わってしまう。

夢幻のメンバーは底力があるので
何とかついてきてくれるけど
完成度を上げるためには、時間が必要だよね。

そんなわけで、今日の最後の稽古は…

みんな頑張ってました。

私ともっちゃんも、みんなを支えるために出来ることを考えて…
明日は、劇団員音楽部のMakiさんに受付をお願いすることに。
ケンタロウ君は劇団の仕事で不在。
なので、3人の劇団員で発表会のサポートをする予定。

エチュードで創作した台詞のない身体表現主体の芝居…

さて、お客様の反応はいかに!?

言葉が通じないとしたら・・・

2014年04月25日 21時23分17秒 | 日記
連日、座内発表会の稽古が続いている。

準劇・研修生は基本的に週1回の稽古と
MA参加が条件となっている。

が、公演前は稽古回数は増え
時には連日になる場合もある。

週1回だと、忘れちゃうんだよね。
自宅で常に作品や演技のことを考えたり
自主稽古を出来る場所があれば良いけれど
それが可能なメンバーはいない(と思う)

今回の座内発表会は、稽古時間が不足気味。
入団してから半年程度のメンバーも多く
演技の基礎を学んでいる段階。

感情の振れ幅や、空間感覚を始め
言葉のキャッチボールやコミュニケーションなど
課題は山積みのメンバーたち。

今回の座内発表会作品「もも」は
異民族との対立が軸にある。

構成・演出のケンジ君は
「鬼」と呼ばれている民族の言語を
ジブリッシュ語にすることに決めた。

ジブリッシュ語とは、簡単に言うと
メチャクチャ言葉。
伝達するために発達した言語を排除し
感情と身体表現(ジェスチャー)だけを用い
他者に思いや考えや状況を伝えるのは至難の業。

それに挑戦しようというのだ。

言語が通じない相手でも
お互いに伝えたい、受け取りたいという欲求があれば
伝わるかもしれない…

必死で伝えようとすること
必死で受け取ろうとすること

これは、役者が演じる上で大切なこと。

この発表会の目的は、役者陣の演技力向上。
そう考えると、ぴったりかもしれない。

とは言え、お客様に足を運んでいただくのだから
楽しんでいただけないと申し訳ないものね。

そんなわけで、今週は本番前の最後の追い込みとなった。

昨日の稽古後、ケンジ君に以下のような話をした。

 自然に言葉や感情が湧き出るのを待って良いケース
 ①役者の想像力が演出の意図する世界を上回っているとき
  あるいは近いラインに至っているとき。
 ②役者がその役の置かれた状況に近しい体験
  あるいは演技(映画や舞台)の記憶を持っているとき。

記憶も想像力も不足しているとしたら
まずはそこを徹底的に追究して
獲得してもらわねばならない。

自分自身の記憶や体験なんてたかがしれているー

ということを、役者がまず認識することが肝要。

認識すれば、獲得するために必死で研究するし
良い芝居を観ようと本気で思うようになる。

想像力の喚起は、色々な物を観て、聴いて
たくさんの本を読み想像することで養われる。

想像と記憶と体験を下敷きにして
役のイメージを膨らませていく。
そのイメージに近づけるために
スキル(声・身体)が必要になる。

人間、必要に迫られなければ本気になれないんだよね。

今回の発表会を通して、準劇・研修生のみんなが
一つでも本気で「必要だ」と思うことを
発見出来るように…と、心から祈る。

ケンジ君は、演出という立場に立ったことで
舞台において役者がどれだけ大切か再認識した様子。

公演の本番は、役者とスタッフに全てを委ね
演出はただじっと見守るのみ―だもんね~

入団オーディション☆

2014年04月22日 23時13分20秒 | 日記
今日は、研修生志望者の入団オーディション。
受験者は、20代女性2人。

うち一人は、S短大の教え子でもあるMちゃん。
卒業後は、毎年オープンエアシアターに一般参加で出演を継続。
その他、私が外部からのご依頼を受け創作した舞台や
夢幻の関係者として、映画&DVD&CMなどに出演を重ねて来た。
色々考えた末、この度、入団を決意した模様。

もう一人は、某児童劇専門劇団に所属経験があるIさん。
舞台を踏んだ数は、200ステージを超えるという。
舞台用の声が既に出来ているし、歌もなかなかなもの。

二人は、5月に正式入団の予定。

実は、今月初めにも入団オーディションがあった。
その時に入団したのは、柳澤哲クン、23歳。
背が高くて、体育会系。
役者経験は浅いが、運動神経も良く、表現欲求が強い。

みんなそれぞれ個性があって、現団員たちの刺激になるだろう。

新しい風が入ってきて、団内の空気がリフレッシュ♪

みんなが前向きに、楽しみながらも努力を重ねて
切磋琢磨しながら、力をつけていってくれることを願う。


今週は、準劇&研修生発表会の稽古を平日も行うようだ。
今週末の本番に向けて、最後の追い込みだね!

みんなが何かしら一つでも獲得してくれたら…と祈る。
出演者だけでなく、構成&演出のケンジ君も…