蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

試演会☆

2010年02月27日 23時56分23秒 | 日記
今日は、「カン太の涙」の試演会♪

12:00に倉庫集合。
資材を運び出し、会場である安茂里公民館に向かう。

早速大道具の立て込みに入り
15:00会場準備開始。

  時間がないっ!

と叫びつつ、私が皆に檄を飛ばしていたら
写真撮影のために来てくれたつっちさんが

  お手伝いしますよ。

と言って客席設営を手伝って下さった。

  つっちさん、ありがとうございました

何とか舞台準備を終え、16:15お客様の入場開始。
準劇団員のMikaさんが受付をやってくれたんだけど
予想以上にお客様が多くて
受付一人では捌ききれない状況だったようで…
事前準備不足を反省

私はメイクもろくにできず…
という時間のなさだったが
何とか無事終演することができ、ホッ。

ご来場者数は約80名。

  ご来場下さいました皆様、ありがとうございました!

その後、交流会を開始。
たくさんの方が交流会に参加して下さって
感想やご意見を色々と話して下さった。
参考になるご意見も多く
交流会後の反省会で、修正点を提示し
明日の稽古で実験して、明後日の本番に臨むことに。

今回の試演会を評価して下さった方が多かったので
今後も何らかの形で、試演会や交流会を行っていけたら…
と思っている。

にしても・・・

予想以上に好評で、本当に良かった。
児童向けの芝居は久しぶりに造ったので
どんな評価を頂くか・・・
少々不安だったけど、これで自信を持って
大倉小学校で上演できる。

明後日の一番の不安は、会場が遠方であること。
往復の道中が一番心配

順調にいって片道4時間10分程度。
渋滞に巻き込まれれば5時間以上かかるだろう

それを日帰りしなければならないわけで。。

トラック隊だけは、前日入りを決めたが
これは正解だったと思う。

予算があれば、全員前日入りしたかったな・・・

とにかく、今は

  無事故で長野に戻ってこれますように

と、祈る思いだ

腐り始めるとき。

2010年02月26日 23時36分02秒 | 日記
腐り始めるとき…

熟れた果実を放置すると腐り始める
お刺身は、常温で放置すると腐り始める

鮮度を見極めず、放置すると腐り始めるんだよね。

演技も同じ。

これで良いと思って、そのまま放置し続けると
鮮度がなくなり、いつの間にか腐ってしまう。
これに自分で気づければいいんだけど
気付かない人が多いんだよね。

マンネリせずに同じことを繰り返すのは至難のワザ。
鮮度を保つために、あなたは何をする?

私は、稽古のたびに実験を繰り返し
ベストが見つかった場合は
その時の心理と身体を明確にインプットする。
あとは、他の役者を観察し
日によって変わる相手役の出方によって
微妙にこちらの演技を変化させることで
鮮度を失わないようにしている。

明日は試演会。
今日は、その前の最後の稽古だった。
連日の稽古で、慣れ過ぎたせいか
微妙に流れてしまうシーンが…

重要な台詞なのに、流れや
乗りで言ってしまうという現象が出た。

腐って来た証拠だね。

もちろん、カンフル剤を打ちました
あとは、役者自身がそれをどう受け止めるか、です

そうはいっても、毎回お客様が入ると
オオバケするうちの団員たちなので
明日は、きっと楽しい舞台になるだろう。

ただ「鮮度」というキーワードを
しっかり覚えておいて欲しい。
今後も必ず役に立つはずだから…

ふぅ…
にしても、このことは今までも
何度も言ってきてるんだけどねぇ
けど、忘れちゃうんだよね、どういうわけか。

しつこく言うのが嫌いな私は
一度言ったら、何度も言いたくないんだけど
舞台に関しては、「しつこさ」も必要なんだと
最近は思うようになった。

もう少し粘着質タイプだったら良かったのになぁ…

と、ないものねだりをしても仕方がないか。
全ては、良い舞台を造るため♪
努力あるのみ

下記は、明日の試演会の詳細です。

事前申し込みが必要、としたのは
客席準備のための人数把握が目的でした。
大凡のご来場者数は把握できたので
突然いらして頂いても、対応できるかと思います。


NPO法人劇空間夢幻工房
   児童向けお芝居 試演会(公開リハーサル)のご案内

 タイトル  カン太の涙 ~ヤンチャーズのあきらめない冒険~
 作/演出  青木由里

 日時 2月27日(土) 開場16:15 開演16:30
     (上演時間 約1時間15分)
 会場 安茂里公民館 集会室ステージ側
    入場無料(交流会も無料)

終演後、一時間ほど交流会(無料)を行います。
お気軽にご参加いただいて、ざっくばらんにご感想をお聞かせ下さい。
尚、この試演会は、3月1日に上演する
千葉県大倉小学校バージョンでの公開リハーサルとなります。
公民館のステージが大倉小学校ステージと異なるため
公民館ステージは使用いたしません。
また、準備の都合上、照明・中割幕なしでの
上演となりますことをご了承下さい。

下記は、この作品のキャスト・スタッフです。

 出  演  塚田健太郎(代役??)・町田尚規・坂本真由美・坂西佑香
       村松沙理亜・鈴木一衣・狩野啓子・青木由里
 作曲・歌唱指導  森雄太
 狼・チラシデザイン  佐藤真衣
 狼 製 作  吉村直樹
 衣  装  北村幸子
 音  響  金枝弘子
 大道具・小道具・広報・制作  劇空間夢幻工房

皆さまのご来場をお待ちしています

嬉しい便り♪

2010年02月24日 23時06分50秒 | 日記
「便り」というと、かつては「手紙」だった。

高校時代は、ボーイフレンドやペンフレンドと
文通をしていたっけ(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

今は「メール」が主流。
時折、お芝居を見てくださった方から
感想や激励のお手紙を頂くことがあるんだけど
とても嬉しくて宝物のように保管してある。

メールはどんどん流れていっちゃうけど
手紙は保管さえしていれば
いつでも取り出して読み返すことができる。

昔は筆まめだったが、今はすっかり筆不精σ(^◇^;)。。。
特に多忙な時期は、メールさえ億劫になるアリサマだ。

メールの良さは、手軽さ、かな?
一度打ち込んだ文章を修正するのも簡単だしね。
携帯メールに関しては、送信時間帯を考える必要があるけど
パソコンメールなら、深夜何時に送っても
相手に迷惑がかかることもないし
受信者の都合を考えずに
自分の都合で送信できるのがありがたい。

メールのおかげで関係性を保てている方も多いなぁ。

例えば、経営に携わる方々には、気軽にお電話をしづらいが
メールだと、案外気楽に連絡をすることができる。

今日も、その中のお二人から嬉しい「便り」が届いた

お二人とも、信毎に掲載された私の記事をご覧になって
メールを下さったんだけど

お一人からは、経営者の勉強会での講演依頼を頂いた。

  (・_・)エッ......?
  け、経営者の勉強会で、私は何を話せばいいの??

と、思って伺ったところ

  信毎に掲載されていた「哲学を持て!」のような話でいいですから。

とのお返事。

   う~ん・・・そんなんでいいのかなぁ・・・

と思ったけど、舞台や劇団のことを
知っていただくチャンスと捉え、お引き受けすることにした。

もう一人は、人材育成や経営戦略に長けたN氏。
そのN氏から

  私も、ずっと「哲学と存在感」が必要だということを
  部下に話し続けてきたんですよ。

という言葉を頂き、驚きとともに嬉しさが・・・

こうしてN氏と同じ視点を持てるようになったのも
恩師との出会いがあったから(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

振り返ると、本当に私は、出会いに恵まれているなぁと実感
たくさんの方から、いろんなことを学べたことに、心から感謝している。

今でもそれは続行中

学べる環境ほど、ありがたいものはないですね♪

人だけではなく、出来事からも学べることが多い。

今回のアクシデントもその一つ。
この事件で団員たちに、にわかな意識変革が起きつつある

どんな事象も無駄はないんだよなぁ(´‐`)。оΟ 妄想中

と、感謝できる今を忘れないようにせねば(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

火事場の馬鹿力?!

2010年02月23日 23時18分49秒 | 日記
昨年11月、あかとんぼ演劇祭のときも
キャスト二人がインフルエンザにかかり
急遽キャスト・スタッフ変更をして
無事舞台を終えたっけ(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

自分で言うのもどうかと思うが
あの時のSさんと私の集中力は凄かった

今日の稽古中、そのときの会話を思い出していた。

  私   : いつもこれだけ集中していれば、もっと凄い芝居ができるよねぇ。
  ケンタロウ君 : 今回は火事場の馬鹿力ですよ。こんなことがいつも出来るわけがない。

  〝火事場の馬鹿力〟かぁ…
  確かにねぇ。。
  追い詰められなきゃ、出ない力かもねぇ・・・

今回もそれと同じような状況だ

一昨日、代役に抜擢されたA君が

  夢で殺されちゃった・・・
  いつもは逃げ切れるのに・・・

と、ぼそっと呟いた。
  
恐らく相当なプレッシャーがかかっていたのだろう。

試演会観劇希望の申し込みが相次ぎ
皆さんの期待の大きさを感じていることもあっただろうし
主役の代役で、しかも殆ど出ずっぱり、かなりの台詞量

プレッシャーがかかって当然といえば当然の話σ(^◇^;)。。。

私は心の中で

  大丈夫・・・
  彼ならきっとやりきってくれる・・・

と、祈るような気持ちで稽古に臨んでいたが
今日の稽古で、彼は私たちの期待に見事に応えてくれた

私を含め団員全員が、彼の記憶力の良さに脱帽(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

  けど、これも火事場の馬鹿力の部類かな?

「人間とは不思議な力があるもんだなぁ…」
実はこれ、「カン太の涙」の中にも出てくる台詞♪

人間は、日常全力を出したつもりでも
70~80%の力しか出せていないとか。
・・・もっと少ないかもしれないな・・・
けど、不用意に100%の力が使えるようになると
体に無理がかかって怪我をする可能性もあるそうで(-д-;)

ストッパーが外れて出る力が
火事場の馬鹿力ってことかな。

だとすると、あまり使い過ぎると寿命も縮まる??

私は、最低年2~3回、これに近いエネルギーを使っている。
う~ん・・・
もっと回数は多いかもしれないなぁ・・・

寿命が縮まり過ぎる前に
そこまでエネルギーを使わずに
舞台本番を迎えられるようにしなきゃなぁ・・・

などと、A君の姿を見ながら思ったんだけど
これをNの日記に記載したところ、T氏から

  人間は追い詰められると、違うステージの人間に進歩するので、長生きになるんです。
  そうやって、人類は猿から進歩して、猿の倍以上の寿命を手にいれたんですから。
  青木さんは、間違いなく、100歳以上生きます。

というコメントを頂いた。

  そっかぁ…
  私は100歳以上、生きるのかぁ…

長生きできると言われて、本来嬉しいはずなのだが
この過酷な日々が何十年も続くと思うと微妙だなぁ。

あ!
あと10年もすれば、もっと悠々自適な生活になるかもしれないもんね

未来はわからないから面白い!

と、いうことにしておこう

激励メッセージが・・・

2010年02月22日 14時45分44秒 | 日記
嬉しいです♪

皆さんから激励メッセージが続々と届き

  頑張らねば!

と気合を入れ直しているところです

昨日の信毎朝刊をご覧になってメールを下さった方
団員負傷情報を知り、メールを下さった方
本当にありがとうございました

連日長時間の稽古で少々疲れ気味だけど
代役になったメンバーが必死に頑張ってる姿に団員たちも

  自分たちも頑張らなくちゃ!

と、気合を入れ直したようです。
みんなの気持ちが舞台成功に向けて
一つになってきたという感じかな。

  雨降って地固まる

となるよう、サポートしていこうと思います。

大倉小学校へは日帰りで行く予定だったけど
今回のアクシデントを踏まえ
トラック隊だけ前日入りすることに決めた。
本当は全員で前日入りしたいところだけど
予算がないので、そうもいかず…

遠路の道中、何事もないように…
これさえクリアできれば、あとは大丈夫
という状態に、あと三日で仕上げねば