蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

那波氏から☆

2010年08月30日 15時22分00秒 | 日記
オープンエアシアターの舞台写真を撮影して下さった那波氏から
先週末、写真が届いた。
打ち上げのサプライズに…と思って
仕事の合間をぬって、一生懸命編集してくれたようだ。

  那波さん、ありがとうございます

HPへの舞台写真アップは、もう少し時間がかかりそうなので
このブログで少しだけご紹介したいと思います。

まずは、オープニングから


次は、ラスト直前


最後は、エンディングです

《写真撮影/那波智彦》

打ち上げ☆

2010年08月29日 23時35分38秒 | 日記
昨日は、オープンエアシアターの打ち上げ
参加人数は、50数名
会場は、53名まで入れると聞いていたけど
足の踏み場もないくらい、ギュウギュウ状態だった

19:00、打ち上げ開始。
音楽隊のメンバーも大勢参加してくれたし
大阪からダンサーのナミホちゃんも遠路遥々参加してくれて
T理事にもご参加頂き、衣装の北村さんや
ビデオ撮影をしてくれたKさん、ボランティアスタッフの方
客演4人の皆さんも参加してくれて
大賑わいの打ち上げとなりました

あっ
JUNKの店長J氏も飛び入りで参加してくれました
嬉しかったです

あまりに大勢で、全員と話せなかったのが残念
けど、みんな楽しんでくれたようです。
恒例の一人一言では、打ち上げ参加者全員が
一人の言葉に耳を傾け、時々ヤジも交じったりしながら
一人ひとりに大拍手
他のお客様にご迷惑だったかも…
とてもとても大盛り上がりで、午前0時
二次会会場の青木宅に移動。

何人来てくれたのかな??
わからないくらい大勢来てくれて
K氏が撮影してくれた「スパイラル」のDVDを観ながら
ワイワイガヤガヤ
エンディングの映像を観て、全員から歓声が

そりゃそうでしょう。
とても美しく迫力のあるエンディング
出演者のみんなは、今日DVDを観て
初めてその凄さを知ったのですから。
当然のことだけど舞台に立っていると
自分が出演している舞台を観ることが出来ないんですよね。

  みんなに、生であの舞台を観せてあげたいなぁ…

夢幻ファンの皆さんの中には
一般参加として出演したい気持ちはあっても
舞台が観たいので出演しないという人も。。
有難いことだけど、残念なような、複雑な気分…

と、J氏が一般参加者のMちゃんに何やら熱心に話をしてくれている。
どうやらMちゃんは、夢幻に入団したい気持ちがあるらしいが
自分にとっては憧れの劇団、敷居が高くて踏み切れないようでして…
それをJ氏が

  やりたいならやればいい!

という話をしてくれていたようだ。

その後、私も交じって、みんながDVDを観ている傍らで
Mちゃんと対話を重ねた。

もう一人、同じく一般参加のYさんから入団希望の話があったところ。
……あっ忘れてた
この10年、一般参加者として参加し続けたケンジ君が
8月25日付けで、劇団員研究生になったことを
報告しそびれてました

初の劇団員研究生の入団
劇団員研究生というのは、劇団員になるのが前提で
その前段階として舞台人として必要なことを学ぶメンバー。
期間は、その人の現在のスキルや能力によって異なり
私や劇団員が判断して、適切な時期に劇団員に昇格してもらう。

ケンジ君は、長年夢幻の舞台に携わり
今年に入って「カン太の涙」の千葉公演では
ケンタロウ君の代役という大役を見事やり遂げ
劇団本公演では特別出演という枠で
「那阿鼻」という個性的な役で出演。
裏方作業も大抵のことは出来るし
今後期待できる人材である。
……
我が息子でありながら、舞台においては
親子ではないというルールが出来上がっている息子。
なので、ブログでもあえて「君」づけで呼ばせてもらってます。
どうか私の息子だと思わずに見守ってやって頂きたいと切に願います
本人が入団するにあたり、一番悩んでいた点の一つですから。

オープンエア終幕後、続々と入団希望者が現れている。
本当に嬉しいことです
他にも、入団希望のご相談が何件か入っているし
来月中に、何人が入団することになるか…
私たちは、より一層気を引き締めて

  入団して良かった!

と思ってもらえる劇団運営をしていかねば

私は明け方、いきなり吐き気をもよおして、ついにダウン

  せっかく来てくれた皆さん、ごめんなさい

大方のメンバーは、朝になって帰路についたようだが
数人、お昼ごろまでいたメンバーも
きっと名残り惜しかった?のでしょうね。

お昼過ぎ、みんなを見送ってから
ケンジ君に運転手を頼み、金枝さんに道案内をお願いして
ナミホちゃんと一緒に小布施見物に出かけた。

今年で四回目の出演となったナミホちゃんだけど
毎回舞台のためだけに長野に来て終わると帰る…というスケジュールだった。
どこも連れて行ってあげられないことが心苦しくて
今日は、夜の夜行バスで帰るということだったので
それまでの時間、充分に長野を満喫してもらおうと思ったのでした。

どこに行こうか迷ったけど
ワイン好きの彼女が

  小布施ワイナリーに行ってみたい

と。
絵画等も好きということで

  じゃ、北斎館に行ってみよう。
  帰りに、美味しいアイスクリームのお店によって
  時間があったら温泉にも…

なんて考えたんだけど
18:00からMAがあるため、それまでに戻らねばならず
残念ながら温泉には寄れなかった。

昨日、飲みすぎたせいか、体はきつかったが
ナミホちゃんの笑顔を見ながら

  良かった

と、幸せな気持ちになった。

MAの時間帯は、ナミホちゃんに
我が家で休んでてもらおうと思っていたんだけど
本人が

  MA、参加しても良いですか?

と言ってくれたので、参加してもらうことに
今日のMAは、声楽・殺陣・表現。
どれも楽しかったようで、ホッ。
MA終了後、夜行バスの乗車時間まで
バス停の近くのお好み焼屋さんで
お好み焼きを食べながら、おしゃべりをして…

22:39、大阪行きのバスに乗り込むナミホちゃんに
名残惜しみながら別れを告げる。

少しは長野を満喫してもらえたかな?

また再会出来る日を楽しみにしています

劇団員反省会

2010年08月27日 13時09分15秒 | 日記
昨夜は、劇団員のみの反省会。

舞台は「成功」と言えるが、毎度のことながら
運営面では問題点が多々あった。

もっちゃんが映画撮影が延びて遅刻したため
19:30、反省会開始。

そうそう!
実は、「迎え火」という自主製作映画に
団員3人の出演が決定し、今週木曜日~日曜日が撮影日なんです。
ナント
キッズクラスのトモヤ君が主演
そのトモヤ君の父母役に、もっちゃんとHidekiさんが選ばれて
他にエキストラとして、夢幻関係者が二人出演

オープンエアの佳境の時期、須藤さんという監督さんから
突然頂いたお話しでした。
過酷な稽古と同時進行で、キャスト探しのご協力や
団員への連絡等、思ったより大変だったけど
団内から三人も出演者が決まり、こんな有難いことはありません。
須藤さんは、東京から駆けつけて「スパイラル」を観て下さり

  凄かったです!
  あんな大勢で、あんな大きな舞台
  そして演出…
  化け猫の青木さんの表情も凄かった!

と驚嘆のお電話を頂いた。

この映画、某コンクール出品用の作品だとか。
入賞されることを心より祈っています

話がずれちゃった
反省会の話しでしたね

19:30から開始した反省会は
途中でファミレスに移動して
終了したのが、午前4時過ぎ

まあ…
それだけたくさんの問題点が出た…ということです。

ああ~舞台が成功して良かったぁ~
だけで終えては、何の学習にもならない。
次の舞台では、もっと良い状態で製作出来るように…
そしてみんなが一歩一歩成長してけいるように…
そのための反省会

今週末は、打ち上げのため、来週末に
準劇団員を含め、改めて反省会を行う予定。
より良い劇団にしていくために、ね

ご苦労さまでした!

2010年08月24日 12時02分14秒 | 日記
昨日も朝9:00から、公演会場の後片付け!
私も参加予定で、一応起き上がったものの
体がふらふらで、まともに歩くことができない

  取り敢えず連絡を入れなきゃ!

と思って声を出そうとしたら

  げっ!全く声が出ない!!

それでも何とか絞り出し、劇団員に状況を連絡。

  ごめんなさい…みんな疲れてるのは同じなのに…

結局、私はこの日、休ませてもらいました

劇団員3人、準劇団員二人と一般参加者2人で
レンタル物の返却と会場掃除をしてくれました。

  本当にご苦労さまでした

今日、会場責任者のケンタロウ君が
緑地課の担当者に会場のチェックをして頂いところ

  また来年も、ここでやってみては?

というようなお話を頂いたとか。
公園の担当者の皆さんやご近隣の皆さんからも好評だったようです
心配していた苦情もなかったようで、ホッ

  ケンタロウ君、お疲れ様でした。

彼は、主役を演じながら、仕込みから警備まで注意深く行ってくれた。
主役を兼ねて…というのは、大変なことなんです。
主役のプレッシャーの大きさは、配役された役者にしかわからない。
今回、同じ主役クラスの「ハル」という大役を演じたケンジ君が

  ケンタロウさんの大変さが良くわかった

と、終演後、呟いていました。

今回は、以前夢幻に所属していた元劇団員二人が客演として参加。
他にも、去年退団した三人のメンバーが
二人は観客として、もう一人はボランティアスタッフとして
10周年記念のこの舞台に関わってくれて…
本当に嬉しかった
みんな共に舞台を造ってきた仲間たち
これからも交流していきたいメンバーだ。

徐々に長野市内の他劇団との交流も広がりつつある。
今回は、某劇団の演出家が観劇に来てくれた。
若くてエネルギーがあり、これからが楽しみな人
今後何らかの形で交流していければ…と考えている。

にしても、「カオス」編を終えてからのこの三カ月は
マジ休みなしの日々だった。
少し休養を取りながら、今後の運営や提出作品について
深く考える時間が欲しいな…

とは思うが、既に某ワークショップの助成金交付が決定して
今年中にワークショップ&舞台発表を行うことになっているし
10月には、S短大の教え子たちによる文化祭舞台発表がひかえている。

  実家だけは、お墓参りに帰省しなきゃ

何しろ二年半帰省していない
実家は千葉県船橋市。
そんなに遠くないのに、帰らないのは親不孝ですよね
年内には、スケジュールをあけて帰省するぞ

夜、オープンエアシアターを観劇してくれた
他劇団の演劇仲間と居酒屋で芝居談義。
体はボロボロ、声はガラガラだったけど
せっかくのお誘いだったので
ケンタロウ君にも同席してもらって、お邪魔した次第。

やっぱり演劇の話は、どんなに話しても尽きることがない。
アッという間に4時間以上が過ぎて…

団内でも芝居談義で花が咲くような時間を作れるといいんだけどなぁ~
稽古に追われていると、対話する時間が減っちゃって…

今後の課題の一つだ。

千秋楽☆

2010年08月22日 18時43分50秒 | 日記
昨日は千秋楽☆

たった二日で終えてしまうのが、もったいない舞台

  贅沢な舞台だよねぇ~

なので、出来るだけ大勢の皆さんにご覧いただきたい

初日は、500名位のお客様が会場に足を運んでくれましたし
二日目の千秋楽も、400名位の方がいらしてくれたようです。

ご来場下さいました皆様、本当にありがとうございました

先週水曜日の稽古後、劇団倉庫から資材積み込み行い
木曜日の朝9:00~会場の仕込み開始。
この日の夜、シュート&明かり合わせだったんだけど
18:30頃から突然豪雨に見舞われ
19:00から予定していた明かり合わせが大幅に遅れてしまった
開始したのは、確か21:30頃だったかな?
未成年は22:00、一般参加者は23:00解散。
その後、協力を申し出てくれた数人の出演者に手伝ってもらって
明かり合わせを続行。
終了したのは、午前3時過ぎ
三光スタッフの皆さん、遅くまでありがとうございました!

疲労と寝不足から声枯れが悪化
思い出すのは、フリンジ“ム”空間シアターの時の悪夢

  こ、声が出ない

二度とあのようなことがあってはならんぜよぉ~

「カオス」編の時は、寝不足続きだったけど
お風呂の湯船にゆっくり浸かることで何とか切り抜けた。
で、今回もせっせとお風呂に入ってるんだけど
ついに声枯れが始ってしまって…

  何とか持ち堪えてくれ、声帯クン…

先週半ばから祈るような思いだった。
けど、雨に濡れ体が冷えたのも追い打ちをかけて
ついにこの日、声枯れが本格化

今回の役は、声色を変化させなければならない役どころ。
絶対に声をつぶしたくなかったんだけど…

金曜日、朝10:00集合。
舞台の不備を整えて、午後から効果音サウンド・チェック。
監修の和田先生とバレエダンサーのナミホちゃんが
遠方から会場入りして、夕方から荒通し稽古。
夕方、一般参加者や音楽隊が続々と合流し、夜は最後の通し稽古。
稽古が終ったのが21:40
出演者は、ここで解散となったけど
その後、私は和田先生からダメ出しを頂き
照明を若干修正して、三光スタッフさんが解散したのが
凡そ23:30ぐらいだったかな?

警備員さんとの交代時間は午前0時。
それまで、警備担当のケンタロウ君と二人で待機し
警備員さんに申し送りをして帰宅したのは、午前1時近かった。

初日は、朝9:00集合。
午前中、音楽隊中心の荒通し稽古。
13:30、ゲネプロ開始。
終了後、メイクや本番準備に取り掛かる。
夕方、ボランティアスタッフさんが続々と会場入り。

  ボランティアスタッフの皆さん、ありがとうございます

17:30過ぎ、既にお客様が受付前に並び始めて…
受付スタッフは、かなりテンヤワンヤだったようです。
駐車場警備のスタッフさんも大変だったようで…
こちらの指示不足もあり、お客様にもスタッフさんにも
大変な思いをさせてしまいました

  申し訳ありませんでした!

19:00、いよいよ開演時間…
が、受付が思うように捗らず、音響面でもちょっとしたアクシデントがあり
10分ほど遅れて開演。

開演前はバタバタだったけど、舞台は大きな失敗もなく
心配していた布の演出も、担当のみんなが頑張ってくれて
滞りなく終えることができ、お客様の大きな拍手に包まれ無事終演。

カーテンコールが終わって、会場にご挨拶に出てみると
大勢のお客様が会場に残って下さっていて
どの方の顔にも満面の笑みが

すっごく嬉しかった

舞台製作中、とてもしんどい時に思い浮かべるのが
公演後のお客様の笑顔なんです。
それを思い浮かべると、どんなに辛くても乗り切ることが出来る…
たくさんの笑顔と出会えて、疲れが一気に吹っ飛びました。
2時間20分という長時間の舞台にもかかわらず
最後までご覧下さった皆様に、心より御礼申し上げます。

お客様をお見送りして、キャスト・スタッフが集合し
無事初日を終えたことの感謝を述べ、記念撮影。

初日は、二人のカメラマンが舞台写真撮影に来てくれていた。
星斗さんは東信から、N氏は東京から

  ありがとうございます

この日も、警備員さんとの交代時間までケンタロウ君と会場に待機。
帰宅したのは、午前0:30頃。
喉が益々まずい状況
お風呂に入って、湯気をたくさん吸い込んで
あと一日を無事に終えられるよう祈りつつ、床につく。

二日目の千秋楽は、お昼に集合。
午後、体を起こす意味で荒通し稽古をして、本番に備える。

19:00、予定通り千秋楽の舞台が開幕―

  う…こ、声が…思うように出ない…

私以外の出演者は、昨日より良い感じで演技している。
終盤まで、私の声以外は、スムーズに進行。
全体としての出来は、二日目のほうが良かったかもしれない。
そして、無事終演―

初日に負けないくらい大きな拍手に包まれました。
ありがたいことです。

  …申し訳ありません…声が思うように出なくて…

それでも、何とか最後まで声は出ていたので
フリンジの時の二の舞にならなかっただけ、良かった。。

お客様をお見送りして、キャスト・スタッフが集合し
終幕の挨拶を行った。
みんなの笑顔・笑顔・笑顔
本当に嬉しかったです

三光スタッフさん、ボランティアスタッフさん
音楽隊の皆さん、客演の皆さん、一般参加の皆さん
動員にご協力下さった支援者の皆さん
そして、団員諸君!
全ての皆さんに対して、感謝・感謝・感謝です

衣装の北村さんは、連日舞台裏でチクチクと針仕事をしてくれてました。
本当にありがとうございます。
裏で一生懸命舞台を支えて下さる方がいるからこそ
出演者は安心してスポットを浴びることが出来るんです

その後、バラシ開始
・・・・・・・・・・
劇団倉庫への運び込みが完了したのは、ナント午前3時半
最後まで残って、あの地獄の階段(別名「絶望の階段」)を行き来しながら
あの重たい平台を倉庫内運び込んでくれた皆さん
本当にありがとうございました
ナント!作曲家のMoriさんもお手伝い下さったんです♪
Moriさんの体力には、驚かされました。

Moriさんが作曲して下さった曲は、とても好評
音楽隊も声楽隊もMoriさんを中心に
素晴らしいチームワークで舞台の完成度をあげて下さった
ダンサーのナミホちゃんや松本から客演してくれたN夫妻もです

あぁ…感謝してもしきれない…どう伝えたら良いんだろう…

こうして、無事千秋楽の一日を終えたのでした