蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

初☆モバオク

2013年03月30日 14時23分14秒 | 日記
ドジっちゃいました。。

ヤフオクは何度も利用させてもらっているので
オークションは慣れているつもりだったんだけど…

オズの女の子のイメージに合いそうな衣装を
古着屋&ネット販売&オークションで探し続け一週間。

系統を悩み、色を悩み…

  うーむ…
  やっぱり舞台衣装はデザインして製作するに限る!

と思いつつも、今回は時間と手が不足している。
何とかイメージに近い商品を探すしかないのだ。

そんなことを繰り返して、ようやくイメージに近い商品に
辿り着いたのがモバオク。

これまで、モバオクは利用したことがないし
利用料金もかかる上、落札できるかどうかもわからない。

  他で似た商品を探してみるか…

と、ネットサーフィンしたものの
同様の商品が見当たらず、それを超えるものもなく…
そんなわけで、取り敢えず登録して入札を開始した。

何度か入札を繰り返しているうちに、突如!

  落札終了

の文字が出た。

  え?わ、私が落札??

喜びよりも驚きが大きく、冷静に考えてみた。

  …おかしいよね
  オークションで入札後は、時間が延長されるはずで
  入札直後に落札するなんてことはないはず…

で、落札金額を確認したら

  即決価格 X,XXX円

という表示に、またもやびっくり!

  も、もしや…
  間違って即決価格をクリックしちゃった?!

………
はい…その“もしや”でした。。

どこでどう間違えたか記憶にないが
間違えたから即決されたわけで
いいわけのしようがない。

それでも…と思い、すぐに出品者に連絡。
「初めてのモバオク入札での間違い」ということで
先方も気の毒に思ってくださったらしく
若干お値引きをしていただけました。

出品者様、大変ご迷惑をおかけしました。
ご配慮に心から感謝します!

私のミスで予算オーバーをする結果になったが
インナーや靴などの小物を自前で賄えば、何とかなる。

良かった、この程度で済んで。。

まあ、イメージに近い衣装が手に入ったと思えば
これはこれで良かったということにしよう。

こんなドジを踏むのは私ぐらいだと思うけど
皆さんもオークションをご利用の際には、くれぐれもご注意を!

嬉しい電話

2013年03月29日 14時29分37秒 | 日記
先程、戸倉上山田で演劇活動を行っている
劇団グループ21の座長Mさんからお電話をいただいた。

先月、NBS関係の仕事でご一緒したのだが
私も本公演前で忙しく、殆ど話も出来ずじまいでして。。

そのMさんが執筆された戯曲「淡雪涅槃」が

ナント!!

≪テアトロ新人戯曲賞 佳作≫

に、選ばれました!



「テアトロ」は演劇雑誌で、旬な戯曲や
演出家・作家の評論・随筆などが掲載されている。

私も以前は毎月購入して読んでたっけ。

あ、話がずれた。

Mさんからのお電話は、6月に
記念公演&パーティを行うというご連絡だった。

嬉しいですね~
忘れずにご連絡いただけたことが嬉しいです♪

Mさんとは、以前所属していた劇団の舞台で
一度だけご一緒したことがある。
Mさんが演出家の役で私が舞台監督の役…
懐かしいなぁ~

それ以来のお付き合いだが
夢幻を立ち上げてからは、年に一回ぐらい
彼が経営しているレストランを尋ねる程度だった。
会えば、芝居談義に花を咲かせることができる
地方では数少ない演劇人のお一人だ。

20年位前、初めて会った頃のMさんは
役者・演出・脚本の全てを手掛けていたが
最近は、役者よりも演出・脚本に力を入れているらしい。

Mさん曰く

  受賞作のような作品は、現状舞台化できないからね
  せっかく書いたし、ちょっと応募してみようかと思って…

ちょっと応募して受賞出来ちゃうなんて凄いよね~

  これからも、年に一本ぐらい書いていきたい

と仰ってました。

一つわかったのは、年齢や経験関係なく
名が知られていなければ「新人」の枠に入るってこと。

そう言えば、若手演出家コンクールの基準も
「自分が若手だと思う人」だったような…

要は作品次第、ってことなんだよな。

何はともあれ、地道に地元で演劇活動を続け
今回手にした大きなご褒美?!

おめでとうございます!
心よりお祝い申し上げます!

3月13日に発売されたテアトロ2013年4月に
受賞作品が掲載されています。
私も先日購入しましたが、斜め読みしかしていないので
もう一度じっくり読もうと思っています。
なんというか…重厚な作品です。
そして、戯曲らしい戯曲!
ああ、戯曲ってこう書くんだ、と改めて思いました。
私も書いているけれど、上演台本と戯曲との違い…
みたいなことを考えています。

ご興味のある方は、下記をクリックしてみてね。

 テアトロ2013年4月号

記念公演に関する詳細が届き次第、改めてご案内しますの
ぜひ皆様、会場へ足をお運び下さい!

同年代で頑張っている演劇仲間の存在は励みになるなぁ~

よし!
私ももっと精進して良い作品を創っていこう♪

映画「母の唄がきこえる」全国公開間近♪

2013年03月26日 17時52分15秒 | 日記
昨夜、昨年の3月(だったかな?)に撮影された映画
「母の唄がきこえる」の公開に関するご連絡が届いた。

これは、長野電鉄屋代線沿線の廃線に伴い撮影された映画。

この映画には、研修生のHarukaちゃんと元研修生のNちゃんの他
夢幻関係のキッズ2名が出演させていただいている。

この作品は全編にわたり、父娘のモノローグで綴られていて
実際に廃止となった長野電鉄屋代線沿線を舞台に
廃止となる貴重なその瞬間までもとらえながら
たとえ失われてゆくものはあっても、変わらぬ故郷を想う心
そして家族を想う心の美しさを描いている。

キッズたちは回想シーンに登場するのだが
台本を読みながら一緒に稽古したことが懐かしい。

4月20日より渋谷ユーロスペース(レイトショー)を皮切りに全国公開となり
長野でも特別上映という形で行いたいとプロデューサーの方が仰っているそうです。
詳細が決まりましたら、改めてご案内しますね。

下記が映画「母の唄がきこえる」オフィシャルサイトになります。
『母の唄がきこえる』オフィシャルサイト

キッズ2人が写っている写真が掲載されていますので
お時間があるときにぜひご覧ください。

日の光

2013年03月24日 23時22分57秒 | 日記
春ですねぇ~
花粉症の人には辛い季節ですね。
MA後、ガンちゃんが一発芸をしながら
グスグスと苦しそうでした。

今日のMAの表現の時間は、2チームに分かれ
金子みすゞさんの詩「日の光」をベースにエチュードを創作。

 日の光

おてんと様のお使いが
そろって空をたちました。
みちで出会ったみなみ風、
(何しに、どこへ。)とききました。

ひとりは答えていいました。
(この「明るさ」を地にまくの、
みんながお仕事できるよう。)

ひとりはさもさもうれしそう。
(わたしはお花をさかせるの、
世界をたのしくするために。)

ひとりはやさしく、おとなしく、
(わたしはきよいたましいの、
のぼるそり橋かけるのよ。)

のこったひとりはさみしそう。
(わたしは「かげ」をつくるため、
やっぱり一しょにまいります。)


26歳の若さで自らの命を絶ったみずゞさん…

600編にのぼる作品の中で金子みずゞとして
最後に発表した作品の一つがこの「日の光」だ。

「見えないけれどもあるんだよ」

最後の最後まで表面的なまやかしにごまかされず
常に物事の真実を見ようとし続けた詩人だ。
私も少なからず、影響を受けている。

さて、エチュードのほうは…
2チームとも面白い作品だった。
時間が短いので、奥深い表現は難しいが
みんなで話し合い協力し合ったことが窺える。

これって、遊びのようだけど
日常自分一人では考えないようなことを想像しながら
発想力を向上させていく豊かな時間なんだよね。
参加者の皆さんが、ふとした瞬間に
おてんと様のお使いの存在を感じてくれたら…と願う。

先程、FBを覗いたら1月に撮影した映画『密獣』の予告編を発見!



オープンエアに連続出演しているMちゃんと
劇団空素の座長Nさんのアップ映像が観れますよ~♪

謎めいた空気が漂い、いい雰囲気♪
画像もきれい♪
音楽もマッチしていて、いい感じ♪

皆様、お時間がある時に是非ご覧ください。

この映画、ケンジ君と私もチラッと出演させていただいてます。
公開をどうぞお楽しみに!

2013年03月23日 14時16分20秒 | 日記
先日、長野市民会館市民ワークショップの主催で開催したシンポジウムに
パネラーとしてお越しいただいたK氏から
有難いことに連日舞台芸術に関するメールを頂戴している。

今日は、瀧廉太郎さんの情報をいただいた。

今年は没後110年にあたるとのこと。

瀧廉太郎さんと言えば「荒城の月」が有名で
私はこの曲をMAの日本舞踊の練習の時に
舞踊曲として使わせていただいているし
「花」も好きで、エチュードで使用したりしている。
唱歌、合唱曲、ピアノ曲…
多くの名曲を生みだした明治期の作曲家だ。

恐らく小学校の時に瀧廉太郎さんについて学んだと思うのだが
23歳の若さで亡くなられた…ということは覚えていなかった。

瀧氏は東京生まれだが、少年時代は大分県で過ごされたようだ。
あ、だからか…
K氏は大分県でご活躍されている方でした。

15歳で東京音楽学校(現:東京藝術大学)に入学し
1898年に本科を卒業して研究科に進み
17歳ぐらいから作曲を始めたようである。
17歳から23歳までの僅か7年間で
130年の時を経た今も残る数々の名曲…

タイトルに掲げた「憾」は「うらみ」と読み
瀧氏が亡くなられる4ヶ月前に作った最後の曲名。

「遺憾」の「憾」だ。

意味は

 物足りなくて心残りを強く感じる
 残念に思う

私は恥ずかしながらこの曲をきちんと認識して聴いたことがなかった。
今日、K氏からメールをいただき、その中に
この曲の名前が記載されていたので早速YouTubeで聴いてみた。

……
心に響いてくる…
切なさと情熱とが混在しているような音色…
心が揺さぶられました。

どこかで聴いたことがあるように思うのは
きっと知らずに耳にしたことがあるのでしょう。

この情報をご提供いただいたK氏に心から感謝です!