蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

京都旅行☆一日目☆

2013年10月31日 21時36分27秒 | 日記
10月28日~30日まで、二泊三日で
二人の友人と一緒に京都旅行へ出かけた。

熟女トリオです(笑)
二人は、中野職業訓練センターで共に講師をしている仲間。
夢幻の賛助会員さんでもあり、いつも夢幻工房と私を
温かく見守り応援してくれている有難き友人。
一人は同学年、もう一人はちょっとお姉さん。
情報が偏りがちな私にとって
社会をよく知る二人と話すことは
知らないことを知るきっかけにもなるし
気付きや学びにも繋がります。

この時期なら少しは時間が取れるんじゃないか…
と思って予定を入れたのが半年前。

ところがどっこい今まで以上に超タイトな日々。。

 行くべきか行かざるべきか…それが問題だ…

オフィーリアではなくハムレットのように
思い悩む日々は前日まで続いた。

けど友人が観光場所や食事に至るまで詳細な情報を調査し
スケジュールを立ててくれて

 今更、行かないなんて言えないよ…

半年前に友人から旅行に誘われて

 行きたい場所は?

と聞かれ

 うーん…行きたいところはいっぱいあるけど…
 京都のお寺に行きたい

と応えたのは私。

それなのに断るなんて…

前日、腹をくくって劇団員に留守中の作業を頼み
行くと決めたからには思いっきり楽しもう!と
気持ちを切り替えた。

いっぱい書きたいことはあるんだけど
取り敢えず、観光箇所だけ記しておこう。

朝7:20、友人の車に乗せてもらい、高速道路で京都へ向かう。
途中養老SAで休憩。
私は美味しい豚まんを食べ、一服。
14:00過ぎに「ウエスティン都ホテル京都」に到着。
チェックインを済ませ、すぐに徒歩で近隣の散策。

☆青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)
☆円山公園(まるやまこうえん)
☆知恩院(ちおんいん)
☆八坂神社

やっぱり京都の街並みはいいね~
緑もいっぱいあり、荘厳な寺社は背中がピンと伸び
落ちついた中にある緊張感が心地いい。

それぞれの由来を書くと長くなるので省略。

青蓮院門跡の門前に入った時、目に飛び込んできたのは
どでかい楠の木。

  うわ~凄い木だ…
  何か棲みついているね、きっと。

その大木は京都市の天然記念物だった。

知恩院では大きな鐘楼を

 ゴーン!

と、ひとつき。
気持ち良かったなぁ~

高台にあるので、京都の町が一望できた。

話しながら、結構な道のりを歩いたかも。
坂や階段が多いので、足が微妙に筋肉痛な感じ。

そろそろ休みたいなぁと思った頃
ちょうど夕飯の時刻に。

夕飯は、先斗町(ぽんとちょう)の六傳屋さんへ。
鴨川の近くです。
この辺りは、幕末にドラマがあった地域であるが
お茶を好んだ豊臣秀吉も愛した土地。
江戸時代には400軒もお茶屋さんがあったとか。
新撰組や坂本竜馬氏もこのあたりを闊歩したんだよね。

鴨川にかかっている四条大橋から
立派な歌舞伎座のような建物が見える。
これは松竹の芝居小屋のようだが
頻繁に公演がある様子ではなかった。

 もったいないなぁ…

ふと反対側を見ると、北座を発見。

 凄いっ!
 こんな近くに二つも立派な芝居小屋がある!

と思ったが、何と北座は八つ橋のお店だった。
昔は芝居小屋だったようだが、明治25年
道の拡幅工事に伴い閉鎖されたようだ。

かつては、このあたりに七つも芝居小屋が並んでたんだって。
そのうちの一つは出雲の阿国の小屋だったとか。

京都は江戸末期に火事が多発。
その火事で芝居小屋は次々に焼け
最後に残ったのが南座と北座だったらしい。

やっぱり私のアンテナは芝居に向かっちゃう。
ま、これが私なんだから…ね。

ところで、先斗町って面白い地名だね。
ネットで調べてみたら、地名の由来には諸説あるらしいが

 同町が鴨川の西岸、すなわち洛中の東先端に位置するため
 ポルトガル語で先端を意味するポント「先斗」が適用された。

との記述が。

他に、英語のポイントが当てはめられたとも言われているそうな。

ポルトガル語か…交易が盛んだった頃に命名されたのかな?
気になるととことん調べたくなるが
時間がどんどん取られるので、今はやめておこう。

さて、六傳屋さんの続き。

ここで人生初の“すっぽん鍋”を食べました!

コラーゲンたっぷり。
栄養価抜群のすっぽんちゃん。

…実は私、普段食べない変わった食材が苦手。
けど、友人が

 京都って言ったら、すっぽんでしょ。

というので、頑張って食べてみた。

 美味しい~ スープが!

やっぱりスープ以外は苦手な感じだったけど
スープとネギはとっても美味しかった♪

ビールとすっぽん鍋、それに名物の土手焼き!
普段食べなれないものばかりだったけど
お陰様で堪能させてもらいました。

タンタンメンも美味しいとかで
最後に一つ注文して三人で分けようということになったが
私のお腹は既にポンポコポン状態。
一口食べて挫折…
あ~タンタンメン、食べたかったなぁ~

三人ともお酒はいけるくちだが
お腹一杯になったこともあって
生ビール2杯でご馳走さま~

その後、ホテルに戻り
お風呂に入って小宴会開始。

飲みながら話していたら、いつの間にか
午前3時を回っている!

明日もスケジュールはぎっちりなんだよね…
早く寝なければ…
とベッドに潜り込んだのは明け方でした。。。

ながっ!長過ぎる…

取り敢えず、京都旅行初日の記録でした。

まつもと演劇祭♪

2013年10月26日 23時01分42秒 | 日記
朝8:50に家を出て、高速で松本へ。
運転手はケンジ君、同乗者はガンちゃん。
目的は、まつもと演劇祭の観劇♪

今週末は、行きたい公演やイベントが重なり
やらねばならない仕事もあり…

悩んだ末、今日は昨年観劇できなかった
まつもと演劇祭に行くことに決めた。

この演劇祭は、芝居を“はしご”するのが醍醐味。

以前、夜の稽古をお休みにして
一日で5本観劇したことがあるが
今日は、夜の稽古を休めないので
夕方までに4本観て、稽古場へ。

それぞれ特徴があって、異なる面白みがあった。

ある学生さんから

  「演劇裁縫室ミシン」が面白いから是非観てください

と言われて、私はまだ上記劇団を一度も観たことがなく

 ならば今回は、観たことがない団体の舞台を中心に観よう

と思ったが、そうは言ってもN氏の劇団公演は観たいし
夢幻研修生のユウマ君が出演している団体も観たい。
となると、他に観れるのは2劇団のみ…

 うーむ…選びきれないなぁ…
 明日の午前中、もう一度松本に行く?

午後は予定が入っているので
観るとしたら午前中だけ。

が、いくらなんでもハード過ぎるよね。
未だ悩み中。。。

今日の観劇のざっくりした感想は

 なるほど~
 今の若者が面白いと思うこと
 やりたいと思うことはこういうことかぁ~

漠然と思っていたことが、明確になった感じ。
収穫ありの「はしご観劇」だった。

いいよね、はしご観劇。
長野でもこういう企画が出来るといいなぁ~

県下の演劇団体を一気に観劇できる企画もいいよね。
他地域にも、演劇活動を活発に行っている団体は
きっとたくさんあるはず。
いい感じで交流できるようになるといいいなぁ~

が、今のところ私は自劇団のことで手一杯で
そこまで手も頭も回らない…

もう少し余裕が出来たら、上記のような企画を
推進できるよう市や県に働きかけていきたい。


夜は、キッズ&準劇団員・研修生の稽古。

キッズは、二週間後に迫っているサンクスで発表予定の
朗読劇の稽古。

準劇団員・研修生は、基礎訓練の後
「外郎売リレー」の稽古。

あと2週間で、どこまで上げられるかな。
団員たちがどれくらい自主練に時間を避けるか…
に、かかっている。

県庁ピロティ・シアター終演☆

2013年10月25日 23時27分44秒 | 日記
昨日、県庁ピロティ・シアターの本番を終えました。
小雨の降る中、ご来場頂きました皆様に、心より御礼申し上げます。
また、主催である県芸術文化課芸術係の職員の皆様には
ご出演の他、小道具調達から当日のお手伝いまで
ご配慮いただき、助けていただきました。

公演にあたり、発掘道具である鋤簾やスコップをお貸しいただいたり
照明用の配線にご苦労しつつも確保してくださったご担当者様や
作品創作に関する情報のご提供をくださった茅野市の皆様に
改めまして御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

本番前日の午後、平台・資材・機材を車に積み込み
三光さんから照明機材一式をお借りして、夜は最後の稽古。
シンヤ君が小道具の縄文のヴィーナスを届けてくれた。
出来栄えはお見事♪
ありがとう!ご苦労様でした。

当日は、朝7:30に自宅を出発。
通勤ラッシュの中、8:00過ぎに県庁前に到着。
コンビニで朝食を済ませ、8:20県庁ピロティに到着。
8:30集合だったが、到着した団員で荷降ろし開始。
集合時間になると職員の皆さんが続々と現れ
仕込みのお手伝いをしてくれました。

10:00過ぎから職員さんによる会場設営が始まった。
舞台設営のほうは順調に進行。
11:00から予定通りリハーサル開始。

県庁職員キャスト陣は、非常にテンションが高く
皆さん、やる気十分という感じ。

  これならきっと大丈夫♪

12:20、いよいよ本番開始。
まずはコーディネーターのAさんと
Xさんの掛け合いによる前説。
内容は、県庁ピロティシアターの目的と劇団紹介。
そしてついにコミカルな音色が流れ、イザ開幕。

お昼休みに駆け付けてくださったのは
県庁職員の方だけではなく
遠方からわざわざお越しいただいた方や
夢幻関係者の姿もチラホラ見えました。

終演後、大勢の方に楽しかったと笑顔で言っていただけて
ホッと胸を撫で下ろした。

そうそう!
加藤副知事にもご覧いただき
副知事室でご感想を伺いながら
お茶をご馳走になりました。
ありがとうございました!

その後、昼の部のアンケートを見せていただいたころ

 あなたが興味あるジャンルは?
 (そういう内容だったと思う)

の中で圧倒的に多かったのが「音楽」

やっぱり長野市は「音楽」が強いだよね~

けど「演劇」を選んで下さった方も三分の一以上いて

 観劇の土壌がないわけじゃないんだ…

と認識した。

まあ…地元人の造った芝居を観るかどうかわからないけどね。

それでも一筋の光明を見たような気持ちになった。

12:50頃からランチ&休憩タイム。

二回目は17:30開演のため、4時間以上もあきがある。
しかし機材があるため、帰宅するわけにも行かず…

 そうだ!劇場借用の契約書を提出に行こう。

機材警備を劇団員にお願いして
県庁から徒歩10分程度のところにある
アサヒ・エージェンシー事務所へ向かった。

先日、北野文芸座に舞台屋さんと一緒に下見に行き
あとは会館借用の契約書を提出するだけになっていた。

担当のMさんに契約書をお渡しして
正式に下記の日程で、劇団本公演を開催することが決定。

 2014年3月8日(土)昼夜2公演

夢幻初のホール公演です。

どんな舞台になるか、楽しみにしていてください。

あ、話がずれた。

16:00にキャストが全員集合して記念写真を撮影。

17:30、いよいよ二回目の公演がスタート。

ピロティの壁が照明に照らされ、とっても良い雰囲気。
昼間とは全く異なるピロティを見て
職員の皆さんは感動した様子だった。

実は夜の部の前に、職員キャストの男性二人に
ドーラン舞台化粧をしてあげたのです。
二人とも鏡を見て

 ダレ?これ?
 うわーっ!

と言いながら、テンションが上昇♪
その二人の変わりようを見て
職員キャストの女性二人もテンション上昇♪♪

夢幻キャスト陣も高めのテンションで
大きなミスもなく、無事終えることが出来た。
大勢のお客様に「面白かった」と笑顔で言っていただけたし
夢幻関係者の方も10人以上いらして下さって嬉しかったです♪
ありがとうございました!

茅野市出身の県議会議員さんに声をかけていただき
非常に興味を持ってくださったご様子だった。
「縄文のヴィーナス」「仮面のヴィーナス」の
ピンバッチまでくださったので、びっくり!
きっと、職員のどなたかがお誘いしてくださったのでしょう。

終演後、早速バラシ開始。

某高校の演劇部員のメンバー6人が
観劇後バラシのお手伝いもしてくれて助かりました。
ありがとうございました!

一時間もかからず積み込みを終え
ご担当職員の皆様と三本締めで手締めをして
お見送り頂く中、県庁を後にした。

ご担当者の皆さん、一日お疲れ様でした。

その後、私たちは倉庫へ向かい資材・機材を返却。

20:00過ぎ、全てを終えて慰労会開始。
さすがに疲れていたので、二時間ほどでお開きとなった。

劇団員・準劇団員の皆さん、お疲れ様でした!

ピロティ・シアター本番間近!

2013年10月22日 10時20分28秒 | 日記
今週木曜日は、いよいよ県庁ピロティ・シアターの本番!
あっという間にやって来ましたね~

毎日慌ただしく過ぎていく…
なかなか仕事が進まないのが悩みの種(汗)

が、舞台は待ってくれません!

稽古の方は、まずまず順調。
今日の稽古で、1分少々時間がオーバーしたので
台詞を削り、20分以内で終えられるように最終調整。
後はミスがなければ大丈夫。

芝居は生モノだからアクシデントはつきものだけど
今回は、お昼休みの上演!
何としても時間内で終わらせないと
最後まで観れないお客様が続出することに。
それでは、せっかく足を運んで下さった方に
申し訳ないものね。
音響も含め、集中してミスのないように
そして皆さまに楽しんで頂けるように頑張ろう!

下記がチラシです。


【県庁ピロティ・シアター】
★タイトル 5000年目の夕陽 ~縄文のヴィーナスからの声なき伝言~
★作・演出 青木由里
★出 演  青木賢治・岩間健児・村松沙理亜・県庁職員4名・α
★音 響  塚田健太郎 / 裏方サポート 古畑美貴
長野県HPに、悪天候の場合の注意事項が掲載されています。
 小雨の場合は決行です。
 ご来場予定の方は、雨天の場合、上記HPを確認してからお越しください。 

愉快&ちょっぴりホロリな舞台♪
皆さまのご来場を心よりお待ちしております!

小布施町『六斎市』での短編劇映像アップ♪

2013年10月21日 10時42分02秒 | 日記
先週土曜日に小布施町「六斎市」にて上演させていただいた
「センセイとダンナさま」の舞台映像がYou Tubeにアップされました。

小布施町のY氏が当日撮影にいらしてくださり
編集・アップ作業をしてくださいました。
ありがとうございました!



大変賑やかなイベントで、大勢のお客様にご覧頂きました。
お陰様で楽しんでいただけたようです。

この作品は、葛飾北斎氏と高井鴻山氏の出会いを
コミカルな短編劇として仕上げた舞台。

生演奏は、森雄太さん。
今回は、サンバホイッスルも登場!
とっても愉快な演奏でした~
森さん、ありがとうございました!

黒子役は、もっちゃんに依頼。
この役は、太鼓と鈴を操りながら所作の美しさも必要。
稽古期間が短かかったけど、頑張ってくれました。

ガンちゃんとケンジ君は、昨年の小布施若者会議で
この短編劇を上演してから、凡そ一年ぶりの再演。

路上ライブ的な乗りなので、ついつい大げさな演技になる傾向が…
大きい表現の根幹にあるリアルを追求しつつ
役作りをしてもらいました~

もっと完成度を上げていける舞台ですし
再演のお声もいただいているので
更に創意工夫をしていきたいと思います!

オープンエアの折にボランティアスタッフさんとして
非常に貢献して下さったWさんと仲間の方が観に来てくれた。

実は、Wさんは人力車をひいている方なのです。
会社名は「原田屋」さん♪

Wさんに

  人力車、乗ってみませんか?

と誘われ、昔から一度乗ってみたかった私は
みんなを誘って、人力車に乗せていただくことに。

若い頃、浅草に行った時

  人力車、面白そう♪

と思ったけど、諸事情で乗れなかった。

ようやく夢(?)が実現!

乗り心地も良かったし、ゆったりと大自然を眺めることもできたし
とっても幸せな時間でした~

Wさん、ありがとうございました!

その後、みんなで屋台巡り♪
面白い骨董品を眺め、出店でおでんを買って
おそばを食べて…

僅かな時間だったけど、お祭り気分を堪能しました。

夜は、稽古。
キッズも、準劇団員・研修生もサンクスにて
「朗読劇」と「外郎売」の発表を予定している。

サンクスまでの稽古回数は僅か三回。

みんなどこまで完成度を上げられるかな~

楽しみです♪