蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

台本第1稿脱稿☆

2014年05月31日 23時00分07秒 | 日記
この一週間は、執筆に明け暮れていました(^_^;)

毎夏恒例の野外劇 ナガノオープンエアシアター2014
タイトル『0zero ~2014Version~』の台本執筆です。

そして!(^^)!

金曜日の夜に初稿を書き終え
劇団員の感想を受けて修正・加筆・削除を行い
校正をかけ、何とか第1稿を脱稿\(^o^)/

土曜日の午後、団員有志に印刷をお願いし
夜の稽古で、役者陣に配布。
台本印刷に協力してくれた皆さん、お疲れ様でしたm(__)m

基礎訓練後、舞台図について説明し、キャスト発表。
続いて、本読みを行い、終了後、簡単なテーブル稽古。

来週、感想を記載したノート提出をしてもらう予定。
思ったことや、わからないことを記載してもらいたいt。

コミュニケーションの基本は発信・受信。
一方通行の発信では意思疎通は成り立たない。

積極的に発信してくれるようになるといいなぁ…

稽古後、松本市からご参加の特別出演のズバットさんと
同じく特別出演のクボちゃん、劇団員と研修生
それと一般参加のTさんと一緒にご飯&お茶をした。

こういうコミュニケーションも大切だよね~

オープンエア関係者が一同に会しての
親睦会という名の決起大会は
今月下旬に開催予定。

さて♪

今回は2009年に上演した作品のリニューアルバージョン(^_-)-☆
台本は、内容と人物像を掘り下げ、世界観を再構築。
オープンエアの良さを残しつつも進化をしていきたい…
今回もこれまでと違う演出に挑みます!

みんなやる気満々だし♪
必ずや素敵な作品になるでしょう。

来週から作品創りに入ります(^_^)v
今年も総出演者数50名を超えるダイナミックなステージですよ~♪

皆さま、どうぞ楽しみにしていてくださいね!!

通常総会開催

2014年05月24日 15時00分29秒 | 日記
昨日は、平成26年度通常総会を開催。
会場は更北公民館学習室。

以前は、ホテルを利用していたが
昨年から経費を節減し、公民館をお借りして行っている。

17:30に会場に到着し、準備開始。
18:00少し前に、理事と監事の皆さんが続々と到着。

18:00過ぎに、通常理事会を開会。

昨年度は、有難いことに依頼公演やマスコミ関係の仕事が増え
前年度より良い状況で、一年を終えることが出来た。

また、今年に入って4人が入団して
劇団内も活性化し、全体的に上り調子。
この勢いを落とすことなく加速しながら
前進していけるよう、創意工夫していきたい。

 第一号議案 平成25年度の事業報告及び収支決算、監査報告の件
 第二号議案 平成26年度の議場計画及び活動予算の件

第一号議案の事業計画は塚田副理事長から説明があり
収支決算は会計担当の青木賢治理事が説明。
続いて、Y監事より昨年度の収支決算について
決算書は適正に記載されているとの監査報告をいただいた。

Y監事は、誠に信頼のおける会計士さんである。
外部理事のT氏も経済・経営面に長けた方で
このような方々にサポートしていただいている私たちは
本当に幸せ者です。

続いて、今年度の事業計画と活動予算の説明。

通常理事会は、問題なく終了。
残った時間を、今後の活動展開について
T理事やY監事からアドバイスをいただく。

暫くして、正会員のKさんとNさんが到着し
いよいよ通常総会を開会。

理事会と同様の説明があり、全ての事案に関して
可決承認をいただき、滞りなく総会終了。

ご出席いただきました皆様、お疲れ様でした。
ありがとうございました!

今年度も皆様のご支援にお応えすべく
最善を尽くしてまいります。

その後、懇親会会場に移動し、食事をしながら
様々な話に花を咲かせ、21:45頃に解散。

今回は早いお開きでした~
珍しくお酒を飲まなかったので(笑)

私も台本執筆の佳境ですしね。
さて、どんな台本に仕上がるか…(^。^)y-.。o○

介護と認知症と・・・

2014年05月22日 15時48分06秒 | 日記
日本は、高齢化社会の道を突っ走っている。
4人に一人が高齢者…
今後も右肩上がりは更に増していく。

そんな社会情勢を踏まえ、以前から
介護と認知症に関してもっと学ぶ必要がある…
と思っていた。
本を読んだり、アンテナを張って
情報はそれなりに入手しているが
自分自身はまだ、未経験の分野である。

介護の現場で働く友人から話を聞いたり
父が他界する前、要介護状態だったため
見たり思ったり感じたことはあるが…

昨日から始まった中野市での講座は
「介護職員初任者研修科」

昨年からこの講座のコミュニケーション講師として
講座を担当させていただいている。

訓練センターさんからは、特に介護という視点ではなく
社会人としての表現&コミュニケーション術の講義で良いと
仰っていただいているが、そうは言っても
介護職員を目指す皆さんが大切にすべきことを
私なりに知っておく必要があると思っていた。

昨日の入校式後、講座の講師の皆さんと
お茶を飲みながら談話。
殆どの講師陣は顔見知りだが、お一人だけ
初めてお会いした方がいた。

その方は元看護師のOさん。
現在、介護現場の教育事業を推進されているとのこと。
短時間だったが、お話させていただく中で
理想と現実のギャップで苦しむ職員の方々のお話や
ヨーロッパ福祉国家と日本との違い
介護を行う上で大切なことなどを伺った。

医学と医療の違いか…

認知症を社会がどう捉えるか…
周囲の人々の捉え方と対応が鍵…
デンマークの事例を伺い
なるほど…と思いつつも
個人主義が台頭する今の日本では
現実的に厳しいように思い
様々な問題に相通ずる根源的な問題が
ここにも派生している…と思った。

知識として知っていることもあったが
体験者の言葉は重く、心に突き刺さった。

日本の社会保障には、根本的な問題があり
対症療法だけでは、どうにもならない現実がある…
ということを知っている人は多いよね。
けど、自分にふりかかっていないため
本気で考えきれていない。
私もその一人…

けど、実母も義父・義母も既に高齢で
自分自身も50代に入っている。
本気で考えないと、息子や若者たちに
多大な迷惑をかけることになる。

いや…そういう個人的な問題じゃない。

原発も介護・社会福祉問題も
日本国が直面している大問題なのだ。

……

国政は全て国民にふりかかってくるということを
どれくらいの国民が認識しているのだろうか。

認識していないんだよね。
毎回の選挙における低投票率が全てを物語っている。

だからこそ、もっと知ってもらう必要がある。

Oさんは

 介護に関する演劇を是非上演していただきたい

と。

以前、同様のご提案をいただいたことがあり
頭の片隅にはあったが、未だ実現していない。

Oさんと出会ったのも何かのご縁、そして
介護職員講座を受け持つことになったのも何かのご縁…

いずれこのテーマにチャレンジするとなれば
ヒアリングや現場調査は必須条件…

そう遠くない未来に挑んでみようと
考え始めている私がいる…

ゼロ&ウロボロス&はてしない物語

2014年05月19日 20時32分54秒 | 日記
そうなんだよね…

ゼロ
ウロボロス
はてしない物語

この3つが今回の作品の根幹にあるんだよね。

再度、初演作を読み直し
着想は「はてしない物語」だったと改めて思い

 さて…どうするか…

と、思案中。

『はてしない物語』はドイツの作家ミヒャエル・エンデさんの
児童向けファンタジー小説で、長編だけど面白くて奥が深い。
ネバー・エンディング・ストーリーの原作として有名だが
あの映画は原作とは全く異なる別作品だと、私は思っている。

初演時の2009年は、女性出演者が圧倒的多数だったため
最初に書きたかったことを途中で変更した記憶がある。
が、その記録がなく…
書いておけば良かったのにね(汗)

で、結局、前回執筆した時と同じルートを
ざっくりだが辿ってみているところ。

数字の「0」に関しては、奥が深くて興味深く
どんどん深みにはまりそうなので
この辺りでやめることにした。
数学・物理学的に理解しようとしたら
そりゃ厳しいよね…専門家じゃないんだから。

でも、マジ面白いんですよ~
科学者や物理学者の考え方とか発想力とか想像力が♪

人間の好奇心が科学発見の源であり原動力であり
人間の想像力が科学発展のヒントであり礎か…

好奇心と想像力は偉大だ。

社会に役立つ方向で使えれば…だが。
・・・・・・・・・

で、ようやく上記の3点が
作品の根幹であることを再確認した。

いらないものを削ぎ落とし
必要なものをクローズアップする。

ここが上手くいけば、必ず良い作品になるはず。

演奏隊&声楽隊の顔合わせ日も決定した。
早めに作曲に着手していただく必要もある。

ガンバリマス!

オープンエアシアター稽古2日目☆

2014年05月18日 23時50分08秒 | 日記
昨日は、オープンエアシアター稽古2日目。
みんな汗だくになりながら、楽しそうに
そして真剣に取り組んでいました。

特別出演のキョウコちゃん、クボちゃんに加え
松本市からズバットさんも参加♪

ズバットさんは、以前からオープンエアに
出演してみたいと思ってくれていたらしい。
嬉しいですね~♪

とは言え、松本から通うためには
時間のやりくりが必要。
今年は参加できそうな環境が整い
晴れて(笑)参加表明をしてくれました。
ありがとうございます!

他団体で活躍している役者&舞台人の皆さんと
共演可能なのがこのオープンエアシアターでもある。
お互いに刺激し合い、高め合っていくことが出来れば
長野の演劇界活性化に繋がるのではないかと思っている。

さて、稽古の話(^_-)-☆

まだ2回目だが、ハイペースで進行中(笑)

初参加の人は少々大変かもしれないが
今年は腹式呼吸が出来るメンバーばかり。
なので、身体を呼び覚ますことを重点に置き
様々な刺激を与えようと試みているところ。

キッズは元気さ、明るさ共に◎

大人に交じって気後れすることなく
一生懸命基礎訓練を行っている。
地味な基礎を面白がって取り組める
キッズたちの今後が楽しみだ。

 地味な基礎の地道な継続

これが出来る人は、必ず伸びていく。

器用な人はこれが苦手なんだよね、残念なことに。
器用貧乏とは良く言ったものだと思う。

最初は、いとも簡単に出来るように見えるけど
努力しないがために、いつの間にか
地道に継続している人に追い抜かれていっちゃう。

残念だ、実に残念だと思うが
これ、本当によくあるケースなのです。

「時は金なり」ということわざがある。
時間は無駄に費やさず、有効に使うべきであるという意味だが
その貴重な時間を費やして、地道な努力をし続けた時
手に入れたいものを獲得できるんだよね、きっと。

継続は力なり
継続は才能なり☆

自分の気分だけで表現出来る範囲は
自分が日常行っている範囲、あるいは
経験したことがある範囲。
緊張すると、それにも及ばない。

自分の器官を知り、全ての可動域を広げ
表現可能な範囲を“正負”共に大きくしていく。
感情も同様である。

“正負”共に…って難しいか。

小さな表現も「より小さく繊細に」ということ。
大きければ良い表現か?というと
決してそうではない。

大切なのは適切かどうか。

まあね…
頭で考えるよりは、まずはやってみる
体験してみるほうが良いでしょう。

そのほうが断然楽しい♪

一般参加の皆さんや入団したての団員に
表現の楽しさと、奥深さを体験してもらい

 もっとやりた~い♪
 もっと色々な表現が出来るようになりた~い♪

って思ってもらえるといいな。

芝居の稽古に入ってからも
様々な表現の実験を面白がってやってほしい…

と、切に願う…