蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

理事会&総会

2012年05月29日 23時55分40秒 | 日記
今日は、NPO法人劇空間夢幻工房の理事会&総会。

昼間、台本の修正を若干して
今夜行われる理事会・総会資料のチェック。

ついでに助成金関係の資料も完成させようと思い
手をつけ出したら…
ま、まずいっ!もう、こんな時間?!

慌てて用意して、会場であるT理事のお宅へ。

まずは、理事会。
出席者は、外部理事のT理事、S理事
それと劇団員理事のケンタロウ、ケンジ君、ガンちゃんと私。

4月のNPO法改正に伴う定款修正と
この4月に劇団員に昇格したガンちゃんの
理事任命など、例年より議題が多かった。
経験豊富な力強い味方のT理事から
アドバイスをいただき、若干修正が加わったが
ほぼ予定通りの時間に滞りなく終了。

暫しの休憩を挟み、総会開始。
上記メンバーに正会員のKさんとNさんが加わり
こちらは、ほぼ報告のみでスムーズに進み
予定時間より、かなり早く終了。

その後、場所を移して親睦会。

久しぶりに生ビールを飲みました!
明日に響くといけないので、3杯でやめたけど。

いやぁ、みんなよく食べる!
若いって良いことだわぁ~

FBの話から、現在の日本の状況
劇団本公演作品の話やら、話題はあちこちに飛び火。
一番の目玉は、Nさんが弾き語りを始めたこと。
彼女は、一時期夢幻の劇団員でがむしゃらに
頑張っていたメンバーの一人。
就職してOLになって、暫くは仕事一筋のようだったけど
一年前からギターを習い始めたそうで。
今は某場所で、深夜練習を兼ねて
弾き語りをしていると聞き

  やっぱり何か夢中になることが欲しいんだよね。

と。

時間を作って、一度聞きにいこうと思ってます♪

本日、会場をご提供いただいたT理事
ご出席いただいたS理事、正会員のKさんとNさん
ご多忙の中、足をお運び下さいまして
ありがとうございました。

総会に向けて、資料を作成してくれたケンタロウ君と
会計関係の資料を作成してくれたケンジ君、お疲れ様でした。
そして、会計監査にお時間をさいて頂いたYさん
ありがとうございました!

あとは、県と法務局に議事録や定款を提出すれば完了。

準備は大変だけど、一年に一度、組織を見直す良い機会だと思う。

さて、明日と明後日で台本を修正して
週末には、作曲家のMさんと音楽の打ち合わせをして
来週からは具体的な演出&衣装プランに入る。
チラシ製作も同時進行の予定。

やることは多いが、気力が充実してるので大丈夫♪
頑張るぞぉ~~♪

勧善懲悪

2012年05月28日 20時18分12秒 | 日記
私の書く作品は、勧善懲悪の物語が少ない。

勧善懲悪とは

  善を勧め、悪を懲しめることを主題とする物語の類型の一つ

である。

時代劇や歌舞伎、ハリウッド映画、戦隊ものは
勧善懲悪スタイルが多い。

わかりやすいんだよね。
だから、勧善懲悪式を書いてみようと思うんだけど
人間を描こうと思うと、それが出来なくなる。

  正義が悪になる
  悪が正義になる

これは、価値観の違いでいくらでもあり得ることだし
二元論では片付かないのが、人間だと思っているから。

エンタメの場合、勧善懲悪にすべきだ…
という考え方もあり、オープンエアの作品は
毎回悩みながら執筆してきたが
今回は最初から勧善懲悪にするつもりがなかった。

底辺にあるのが

  宇宙の真理VS人間の価値観・欲求

観劇後、ふと空を見上げたり大地を感じたくなる…
そんな作品にしたいんだよね。

暫定台本の修正に入っているが
上記の軸がぶれないように
丁寧に修正していこうと思っている。

ONU ~見エナイ門~

2012年05月27日 23時50分46秒 | 日記
NAGANO open-air THEATER 2012

タイトル決定!

  『ONU ~見エナイ門~』
   脚本・演出/青木由里

ONUは「オヌ」と読む。

今日、MAで

  何て読むんですか?

と言われて

  そういえば、タイトルを言ってなかった!

台本を配布するときに、言い忘れたのでした。

意味は、ご覧になっていただければ

  あっ!それね!

と、すぐにわかります。

公演詳細は、近日中にUPするので
皆様、今からご予定をあけていただいて
是非ご来場くださいませ。

そうそう!
今日のMAに、オープンエア一般参加の
Sさんが始めて参加してくれました。
帰り際、感想を聞くと

  楽しかったですよ!

と。

体を思いっきり動かして、楽しく歌を歌って
みんなでコミュニケーションを取りながら
小作品を作って…と、MAはカリキュラムが盛りだくさん♪

ご興味のあるメンバーは、ぜひ一度ご参加を!

稽古後の雑談も面白い♪

今日は、なぜか一発芸&コント大会が始まり
声を殺しながら、大笑い!

稽古場の外での雑談大会なので
大声で話したり大笑いするとご近所迷惑だもんね。

明後日は、法人の総会だ。
外部理事や正会員の皆様に去年の事業と決算を報告し
今年度以降の活動へのアドバイスをいただき
更に精力的な活動を展開していこう。

暫定台本配布

2012年05月26日 23時32分05秒 | 日記
朝9:45、ようやく台本第一稿を脱稿。

またまた完徹である。

稽古場では、ガンちゃんが台本印刷のために待機してくれていた。
台本データをケンジ君に渡し、ガンちゃんとケンジ君に
台本の校正と印刷をお願いした。

ケンタロウ君が、着ぐるみの仕事で不在のため
劇団員二人で印刷にあたることに。

私は、台本表紙製作後、夜の稽古のために仮眠を取らせてもらい
3時間ほど横になって、ガバッと起きて稽古場へ。

着いたのは17:10頃。
台本印刷の状況を確認し、表紙印刷に入る。

と、一般参加者が続々と到着。

  みんな早いなぁ~

来た人は、MMTの確認や練習をしたりして
開始前には既に熱気ムンムン。

あ、MMTとは夢幻∞マッスル・トレーニングのこと。
身体訓練プログラムである。

みんなやる気があって、いいですねぇ~
寝不足で、足はむくんでるし、耳が若干遠い感じで
体調は最悪だったけど、みんなの笑顔を見ると
俄然元気になってくる。

元気の波動って、いいよね♪

今日の稽古は、身体訓練重視。
今年の舞台は身体パフォーマンスシーンが多く
台本の稽古に入る前に、基本の表現を
イメージとして記憶しておいて欲しかった。

最後は、遊び感覚で宮澤賢治さんの詩「風の又三郎」を
4チームに分かれてパフォーマンスしてもらった。

どのチームも面白かった♪

さて、来週はテーブル稽古&台本の本読み。

今年は、本読み前に台本を渡せたので
内容の濃いテーブル稽古が出来るだろう。

取り敢えず、自分としての課題

 5月中に台本を配布

をクリア。

既に舞台図も出来ているので
昨年より、2週間以上早いスタートが出来た。

前倒しで作業をクリアして、余裕を持って舞台に臨みたい♪

オープニング

2012年05月22日 18時39分05秒 | 日記
ようやくオープニングのイメージを
台本に起こすことが出来た。

毎回苦労するのが、このオープニング。

日常から非日常の劇的なる異空間へ誘う大切なシーン。
他者に理解してもらえるように
文字に起こすのは至難の業だ。

それとオープニング曲の詩。
これが舞台の世界観を決定づける。

そうそう♪
今年は同時進行で舞台図を作成。

本来、戯曲と演出は別に考えるべきだけど
毎年、台本を書いてから

  う…イメージ通りに造れない…

となることがしばしば。

予算と時間と人手の都合によるところが大きい。

なので…

今年は、あえて規制をかけながら書いてみようと。

演出込みの台本というのは、客観性がなくなる可能性がある。
そこは、劇団員3人と、演出補助のTさん
それから特別出演の皆さんの意見を聞きながら
冷静に見極めていこうと思っている。

しかしねぇ…
言葉のセレクトが難しい。

ギルガメッシュ叙事詩を読んで

  シンプルで美しい

と思った触感が忘れられない。

私の場合、脳内に言葉がいっぱいあり過ぎて
シンプルに削って行くのに時間がかかる。。

オープニングは、わずか2ページ程度だけど
舞台の命の源になるシーンだから
慎重かつ丁寧かつダイナミックに描きたい。

そして今年の更なる課題は

  身体表現の割合を増やす

ということ。

野外だもんね。
視覚・聴覚・皮膚感覚で感じて頂きたい。

私がどこまで挑めるか…

みんながどこまでついて来てくれるか…

お客様に心を震わせていただきたい。
そのためには、出演者もスタッフも
心が震える台本に仕上げねば!