蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

先輩に学ぶ ~市民が主役のホール運営とは~

2013年02月28日 23時34分38秒 | 日記
今週土曜日に下記のシンポジウムが開催されます。
現在建設中の長野市民会館の在り方を考えるシンポジウムです。

市民が主役、市民が参画できる文化芸術拠点としての
新・市民会館でなければ建設する意味がありません。
大勢の市民の皆さんにご興味を持っていただきたい問題の一つです。

中・高校・大学生、大歓迎!
いずれあなたや、あなたのお子さんが使うことになるホールですよ。
他人事だと思わず、ぜひ参加してみてください。

先輩に学ぶ ~市民が主役のホール運営とは~

長野市民が文化芸術を通して出会い、夢や価値観を共有し認め合うことは、豊かな心や感性を育み、皆の生活に潤いをもたらし、人とひとの絆を強め、長野の文化力の向上につながります。地域文化を根付かせ、花開き、実りを得るためには、市民が主役になり、市民が育てていくものです。様々な活動をされてきた方々を招き、市民が主役の市民会館実現のためのシンポジウムを開きます。

■日時:2013/3/2(土)14:00~16:00(13:30受付・開場)
■会場:モリヤホール(アイビースクエア3F)長野市南千歳町1-3-7
■パネリスト
 ☆桑谷哲男(座・高円寺館長)
 ☆辻野隆之(茅野市民館指定管理者 株式会社地域文化創造代表取締役専務 兼 技術部長/茅野市美術館長)
 ☆是永幹夫(大分市複合文化交流施設「ホルトホール大分」統括責任者/㈱わらび座相談役)
■プログラム
 13:30 受付・開場
 14:00 開会
 14:10~15:10 パネリストの事例紹介
 15:10~15:50 ディスカッション
 16:00 閉会
■入場料:無料
■定員:150名 ※事前申し込みは不要です。
■主催:長野市民会館市民ワークショップ・長野市・長野市教育委員会
■協力:シアターワークショップ

※シンポジウム終了後、17:00より、懇親会を開きます。懇親会参加希望の方は事前にお申し込みください。

私は市民会館市民WSメンバーなので、当日は運営側として参加します。
皆様のご来場をお待ちしております。

ご感想(2)

2013年02月27日 21時40分55秒 | 日記
引き続き、第10回劇団本公演のご感想をご紹介させていただきます。

2/23~24のアンケートは、初日と同様のコメントが多かったので
メールやFAXで送っていただいたご感想の中から
抜粋してご紹介させていただきたいと思います。

◆山月記を初めて読んだのは中学の時。
 今はもう廃刊となっている旺文社文庫の中に収められていた。
 教科書に載っていたのは高校の時だったかもしれない。
 中島と同じ東大国文科の出身だった現国・漢文の先生が
 「中島は早世の天才作家だった」と述べていた記憶がある。
 23日夜の部を観た。観劇は昨年のONU以来二度目。
 臨場感にあふれた迫力のステージ。
 始まってすぐ「これを4連荘か…。鍛えていない人間ではとても持たないな」と感じる。
 しかしその勢いを最後まで維持。さすがだ。
 大輝が人虎伝を書き上げた際に抱いた「何か欠けている点」。
 彼が虎になったときにそれが何なのか気づいたという設定は
 このストーリーの難解さをほぐすためのひとつの手法と見た。
 どうやってこの話を帰結するかの、脚本家の苦悩があったと推測する。
 バックに流れる音楽は、場面と大変合っていた。
 また、生演奏をした牧さんはセリフを殺さぬよう配慮した演奏が光った。
 ONUのときより難しかったのではないだろうか。
 レコーディングした「闇夜の虎」も、曲、歌い手、編集すべてが見事だった。(H.Y.)

◆芸術には縁のなかった自分が、知人の応援でオープンエアーシアターに行き出して三年。
 何となく劇団の皆さんだけの公演を見てみたくなってお邪魔しました。
 演劇って学生の時に演劇大好きの友達に連れられて第三舞台を観に行って
 さっぱり内容も良さもわからずに自分とは縁のない世界なんだとそれっきりでした。
 歳を重ねた事もあるのかもしれませんが、夢幻工房さんを通じて
 観劇という楽しみも生活の中の要素の一つに加わりました。
 内容うんぬんは語れませんが、中央にステージを設けたのは初の試みだったのですか?
 本来のステージでは役者さんの正面や側面の演技を観るのでしょうが
 背後から観るというのはちょっと不思議な体験で面白かったです。(M.M.)

◆土曜日の観劇後、改めて山月記を思い出しました。
 自尊心や羞恥心、何より名を残すことに固執していたような気がする自分の高校時代を思い出し
 虎になることを考えすぎるのはいけないなぁと改めて感じました。
 幸い、今現在「虎は死して皮をとどめ、人は死して名を残す」という考えでは無いので
 ドキドキしながらも比較的落ち着いて見れたのかもしれません。
 知人が出演されるという理由だけで当初は見に行ったのですが
 内容もとても楽しく、考えるきっかけを与えてくれた作品になりました!!(K.T.)

◆男をいっぱしに育て上げるのは ほんとに大変です。
 自分の行きたい高校へ行く事から自立が始まります。
 その時に親のいうなりになってしまった子供が自殺したケースもあります。
 一回しかやり直しがきかない子育て
 ハッピーエンドで終わらせてほしかったと言っている人もいるかと思いますが
 私はあのくらいでよかったと思います。
 お父さんの最後の心に落ちる一言がもう少しあれば最高ですね。
 親は 子供に試されているのだと思っています。
 いくつになっても親にとって自分は宝物かどうか試しています。
 なぜお母さんと 引き裂いたのかが ほしかったかな~
 子供が親を選んで生まれてきてくれたと思うので、恥ずかしくない生き方をしなければと思います。(Y.T.)

◆今までのいろいろな層の出演者が渾然一体となった舞台構成から一変して
 洗練とか習熟を目指す舞台を志向し始めたのかな、と感じました。
 中央に舞台を配置したり、1人が何役も演じたりといった、表現の舞台抽象化展開が興味深かったです。
 最初チョット戸惑うくらいの大胆な演出が際立っており、かなり面食らいましたが。
 役者のみなさんの成長にビックリしました。
 全体を通すと、すごく野心的な芝居だったと思います。(H.N.)

◆拝見したSANGETSUみごとな世界観でした。まさに奇想山月記。
 今現在の問題を盛り込んだ構成力。大変に刺激をいただきました。
 小人数で何役も大変でしょうがその分舞台は濃密な空間になったと思います。(H.I.)

ご感想をお送り下さいました皆様、ありがとうございました。

本日、「夏雲」の著者・武内雷龍先生からご丁寧なお手紙を頂戴しました。
また、ある方からは長文のご感想を封書で送っていただきました。

本当に有難いことだと思います。

この作品は、もっと深めていける作品です。
様々なご意見・ご指摘を伺いながら、時間をかけて熟成させ
いずれ再演できる機会を作っていきたいと思っています。

皆様のご期待に沿う作品を提出できるよう精進しつつ
環境・体制の整備を進めて行こうと思います。

ご感想(1)

2013年02月26日 22時58分07秒 | 日記
公演初日終了後から、連日ご感想が届いております。
ありがとうございます!
また、アンケートにコメントをお書き下さった方も多かったので
このBlogにて、抜粋ではありますが
順次ご紹介させていただこうと思います。

まずは、アンケートより抜粋―

2月22日(金)19:00~
・自分が本当にしたいことは何なのか、考えるきっかけになった。
 学生の時読んだ山月記をもう一度読み返したくなった。メイク早っ!!
・色々な登場人物に自分が重なって複雑な気持ちになった。
 特に大輝に重なる部分が多く、切ない気持ちになった。
・360°見ているようでみれていない感があった。演出は面白い。
・オープンでは遠かったが近くで一体になれて良かった。
・相当稽古を積んで来てますね。無駄のない動きが素晴らしい。
・原作のアレンジが面白く豊かなイメージの世界が広がった。
・場面変化が多く頭を使った。言葉の一つ一つが心に残った。
・面白かった。親の心情がひしひしと伝わって来て泣きました。
・客席配置と舞台の使い方が面白く、生演奏も良く、特に後半の展開が面白かった。
 退屈はしないけど、もう少しコンパクトにまとまる気はしました。
・すげーよかったです。さいこーーーでした。
・色々な意味でパワーをもらいました。
・舞台のつくりにびっくり。見た瞬間“おお!!!”と思った。
・舞台が真ん中にあるのが驚き。内容の勢いに圧倒され、2時間あっという間でした。
・少人数での演劇は役者の技量と緊張感が必要で、その点で完成度の高い舞台だったと思う。劇団としての骨太の底力を感じた。

初日と千秋楽をご覧になられた方のご感想を一件ご紹介します。

初日
・シンプルな舞台衣装がきいていた。特に衣装の布を使った猫や赤ん坊の扱いが良かった。
・山月記だけでなく、現代の日本の家族問題、親子兄妹であってもわかりあいたいのにわかりあえない状況や、体罰問題などもからめてあったように感じた―夜行観覧車を読んだ時のような感じだった。
・芸達者揃いで、言葉や心情が伝わって来た。
・少人数で次々と役を変えても違和感がなかった。ただ、オープニングとクロージングの台詞が音楽でとんでしまい残念。
・削ぎ落せるところがあるようにも思う。
・次回は別の位置から見てみようと期待させる実験的なステージだった。
千秋楽
・今回見る位置を変えてみたところ、初日に気になったオープニングとクロージングの台詞の聞き取りづらさがなかった。
・次々に登場人物が代わるが、演技人の力量のおかげで全然違和感がない。
・身体能力、声の出し方(高低強弱)は勉強になるのではないか
・衣装、布の扱い、楽器など、役の方々も大変だったと思う
・なめくじの詩はとても印象深い。手塚治虫の「火の鳥」の中でなめくじが文明を築くシーンを思い出した。
・大量の台詞、身体の動きなど演者は大変だったかと思うが、声も殆ど衰えさせることなく演じきっていて感動だった。また、良い舞台を期待します。(K.M.)

明日は、23日~24日のアンケートをご紹介します。
直接メールでいただいた詳細なご感想メールも
抜粋して順次掲載してまいります。

劇団本公演を終えて

2013年02月26日 21時59分05秒 | 日記
一昨日、第10回劇団本公演「~奇想 山月記~ SANGETSU」を
無事終えることが出来ました。

三日間とも雪模様のお天気となりましたが
大勢のお客様に足をお運びいただきました。

足元のお悪い中、ご来場いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。

今回の舞台は、変形舞台のためJUNKスタッフさんには
大変ご苦労をおかけしましたが、社長のJさん始め
音響さんも照明さんも知恵を絞り、前向きに取り組んで下さいましたし
また、機材をお借りした舞台屋さんもアドバイスして下さり、大変助かりました。
ありがとうございました。

キャスト陣には、台本脱稿が遅れたことで
かなりの負担を強いる結果になってしまいましたが
全員前向きに真摯に取り組んでくれました。
特にくるま座のメンバーは流石に現役役者
技術面でも支えていただきました。
本当に有難かったです。
心から感謝しています!

作曲のMoriさんにもご苦労をおかけしました。
「闇夜の虎」「シャコンヌ」共に大変好評でしたが
「さすらいの唄」はこちらの力量不足で申し訳ありませんでした。
今後の課題だと思っています。

バイオリンの牧さんにも、台詞とのバランスでご苦労をかけました。
が、見事それをクリアしてくれて
急遽挿入することになったワンマンショーのシーンも
観客を魅了する素敵なワンシーンになりました。

ケンタロウ君は、元旦に復帰してから
裏方面をバックアップしてくれました。
また、研修生も仕込みから参加してくれたメンバーもいますし
他のメンバーも本番三日間、連日お手伝いに来てくれました。

衣装のKitamuraさんも、本番の三日間、ずっと楽屋に待機して下さり
衣装の不備をチェックしながら、直してくれていました。
同じく衣装のNamiちゃんは、何度も稽古場に足を運び
縫製を手伝ってくれました。

MAとオープンエア参加者のTさんは
なんと仕込みからバラシまで連日お手伝いに来てくれて
本当に助かりました。
ボランティアさんの域は完全に超えてましたね。

当日の受付・会場担当ボランティアスタッフとして
2~3日間、お手伝いいただいたのは、M君とUさん
二人とも経験者なので、助けていただきました。

パンフレット製作をしてくれたのは
オープン参加者のTsukky
昨年までは私が担当していたけれど
役者をやりながらのパンフレット製作は
かなりしんどかった。。
今回Tsukkyが担当してくれたおかげで
役作りの時間を以前より多めにとれたと思います。

公演パンフレットに広告をご提供いただきました企業の皆様
ありがとうございました。

ご支援頂いている賛助会員の皆様は
それぞれのお立場で宣伝のご協力をして下さいました。
また、T理事さんには関係者用臨時駐車場をご提供頂き大変助かりました。

こうして、大勢の方に支えていただき、無事本公演を終えることができました。

この公演に関わっていただきました全ての皆様に、深く御礼申し上げます。

ありがとうございました!!

初日☆

2013年02月22日 07時20分50秒 | 日記
初日です!

無事故で終えられるよう、不備をチェックし
最善を尽くして臨みます。

月曜日から連日仕込みのお手伝いをしてくれたTさん
本当に助かりました。
ありがとうございました!

研修生のSariaさん始め、昨日はYukaさんとYukiちゃんも
会場に来てお手伝いをしてくれました。
ご苦労様でした。

今日からの本番は、研修生全員が関わってくれる予定。

特別出演の皆さんもスタッフの皆さんも
連日22:30過ぎまでお付き合いいただきました。

また、作曲と歌のご指導をいただいたMoriさん
衣装のKitamuraさんとNamiちゃん
パンフレット制作のTさん他
関わっていただいた大勢の皆様に心から感謝申し上げます。

劇団員は、朝から晩まで小屋に詰め
入念に準備に取り組んでくれました。
あと残すは、本番4回、そしてバラシ
よろしくお願いしますね。

今日は、午前中に粗通し稽古、午後はゲネプロ
そして18:30開場、19:00開演です。

上演時間は約2時間。

スタッフ、キャスト、ボランティアスタッフの皆さん
よろしくお願いいたします!

なかなか観れない舞台だと思います。
ぜひ目撃しにご来場ください。

大勢の皆様のご来場をお待ちしております!!