蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

『維新の彗星』大千秋楽 終演‼

2021年03月29日 16時12分45秒 | 日記
昨日、劇団本公演3都市巡回公演を無事終えました❗️
(遡って綴っています💦)
 
ご来場を賜りました皆さま、誠にありがとうございました❣️
 
また公演にあたりご支援ご協力を賜りました皆さまに
心より御礼を申し上げます‼️
 
大千秋楽はロビー入り口に
満員御礼の張り紙が❗️
 
けど、新型コロナ感染症が拡大傾向に転じて
観劇を見合わせた方も😭
 
本当ならもっと大勢の方に観ていただけたはず・・・
と考えると残念でならない😢

にしても・・・
状況は昨年の創立20周年記念公演の時と似ている💦
昨年の2月は、じわじわと首都圏で
コロナ感染者が増加し始めていたが
まだ長野県内では感染者が確認されていなかった。

県をまたぐ往来を控えるべき、というような世情ではなく
東京や関西から大勢のお客様が観に来てくださった。

ところが!

終演2日後、長野県内に感染者が現れた途端
一気に情勢は変化し、次々と公演が中止となり・・・
あと一週間遅かったら、無事開幕できたかどうか・・・
 
基本的に劇場は観客同士が話す場ではないし
客席とステージの距離も十分とってあり
場内の消毒は、キッズ消毒隊が
休憩中、終演後にしっかりと行ってくれていたので
問題はないと思いつつも
長野公演の数日前から長野市内の感染者が急増し始め

 どうかこれ以上増えないで・・・
 
と祈りながらの公演となった。
 
何とか無事舞台を上演することができ
ただただ感謝✨
 
今回は3時間の長丁場の舞台
しかも細かいきっかけの場転が多く
キャスト陣は覚えることがてんこ盛り💦
何度も稽古を重ねながら完成度を上げつつ
何役も演じてくれたキャストの皆さんに
心から感謝です。
本当にお疲れ様でした‼️
 
バイオリン兼パーカッションを
演奏してくださった牧さん💕
奏者としてはもちろんのこと
人間的にも素晴らしく
ご一緒させていただけることを
心から嬉しく思います‼️
 
長野三光スタッフさんの細やかなお心遣い
いつもながら本当に有り難く
演出の無茶ぶりにも応えてくださって…
 
作曲のメンターさんには
長野公演前にも音源を修正していただき💦
快くご対応いただき、感謝です💕
 
初めて映像オペレーターに挑戦したリカちゃん
度胸があって殆どミスがない!
稽古中は演出助手としてサポートしてくれて助かりました♪
 
松代文化ホールの館長さん
スタッフさんにもご協力いただきました❗️
 
そして受付場内を担当してくれた
ドリーム・コンシェルの皆さん
研修生、キッズクラスの皆さん
キッズ保護者のみなさま
今回は毎公演大勢のスタッフに
支えていただき心強かったです💕
 
シンヤ、あんちゃん、スノ、毎回バラシに参加してくれて感謝‼️
 
この公演に携わってくださった全ての皆様に
心より御礼を申し上げます❗️
 
 
 
コスモホールの奥村先生
赤松小三郎研究会の田切さん
赤松小三郎顕彰会の久保さん
素敵なお花をありがとうございました😊
 
  
 
受付がとても華やかでした💕
 
そして、たくさんの差し入れもありがとうございました❣️
ケータリングコーナーが充実していて
キャスト陣が大喜びでした(^^)
 
皆さま、本当にありがとうございました💖

須坂市長のメルマガに「維新の彗星」が登場❣ 感謝‼

2021年03月25日 23時01分07秒 | 日記

3月19日の信濃毎日新聞・建設標という読者投稿欄に
「維新の彗星」上田公演をご覧になった方のご意見文が
掲載されました~

タイトルや劇団名が出ていないので
観劇された方やチラシ・ポスターをご覧になった方しか
おわかりにならないかもしれませんが・・・

ご投稿くださった方、誠にありがとうございます!

これをお読みになった須坂市長が
この度、市長のメルマガに
「維新の彗星」長野公演詳細が掲載された。

記録としてここに全文を掲載させていだきます。


「維新の彗星 信州の偉人 赤松小三郎」

NPO法人 劇空間夢幻工房により
演劇「維新の彗星 信州の偉人 赤松小三郎」が次の日程で上演されます。
(すでに、上田公演及び飯山公演は終了しました。)

●長野公演
 日時:2021年3月27日(土)17:00~/3月28日(日)14:00~
 会場:松代文化ホール(〒381-1231 長野県長野市松代町515番地―2) 
 上演時間:二幕 3時間(休憩15分を含む)/開場30分前
 原作:江宮隆之著「龍馬の影」
(江宮隆之氏は、「将軍慶喜を叱った男 堀直虎」を執筆されており
 さらに、須坂市で度々、ご講演をいただいており
 須坂市にご縁があります。)

脚本・演出 青木由里(日本演出者協会&日本劇作家協会会員)

《あらすじ》(劇団ホームページより)
信州上田藩の貧しい武家に生まれた赤松小三郎は幼い頃から
数学と天文に興味を持ち、片時もそろばんを離さない。
凧づくりが得意。
山の向こうの世界を夢見て
いつかあの山の向こう側にいきたいと願っていた。

学問に励み優秀だった小三郎はついに
上田藩から江戸での研修許可がおりる。
算数・測量・天文・地理 西洋の学問を学ぶも
黒船来航に衝撃を受け、日本の未来のために
諸外国の造船、武器などの技術や兵法を学ぶ必要があると痛感。

勝海舟(麟太郎)との出会いにより
幕府が開設した長崎海軍伝習所へ院外聴講生として学ぶが
いつしか勝の右腕となって良き働きをするようになる。

しかし幕府は、知恵と才能がある小三郎よりも門閥を優先させ
小三郎はアメリカ行きの船に乗ることができなかった。
傷心の小三郎は泣く泣く上田に帰還。
次男のため養子になって結婚。
この頃、松代に蟄居中の佐久間象山から手紙が届き
象山と会う機会に恵まれ、これが日本の中心地・京都で
塾を開くきっかけとなった。

この時期に「英国歩兵練法」を翻訳し
攘夷派と開国派の争いが激化する中
小三郎は「天幕一和(てんばくいちわ)」を唱え
平和的解決を目指すが―

実は・・・

信濃毎日新聞建設標の3月20日に
この演劇について、次の投稿(要旨)がありました。

「信州の偉人劇で伝える魅力

 何より良かったのは、地元の偉人がこうした演劇に取り上げられ
 それが若者世代によって演じられていることだった。
 地元の偉人の業績を子どもたちにどう伝えたらいいのか、思い悩んでいた。
 それが今回、体感を刺激する舞台を目にしたことで
 興味を喚起する新たな方法があることを知った。
 舞台芸術を通して、子どもたちをはじめ
 より広範囲の方に心地よく受け止められるのではないか。

 願わくは、この劇団のこの演目を
 地元の文化遺産のような形で
 子どもたちに提供するシステムができないものかと思う。」

須坂キッズシアター・プロジェクトの主催により
NPO法人劇空間夢幻工房は、須坂市で堀直虎を題材にした
子どものみによる公演をされ、好評です。

この公演の目的は、建設標の投稿にあるように
堀直虎を子どもたちに理解をしてもらうことです。
須坂新聞WEBサイト 「ストレートタイガー直虎」小学生だけで1月6日に創作劇 

赤松小三郎は、あまり知られていませんが、幕末の偉人です。

「龍馬の影 悲劇の志士・赤松小三郎(江宮隆之著)」では
次のように紹介されています。


 旧上田藩士で洋式兵学者の赤松小三郎(1831~67年)。
 幕末、坂本龍馬よりも早く議会制政治を提唱したものの
 維新を前に暗殺され、歴史に埋もれた。
 その業績を掘り起こし、波乱の人生を描いた時代小説。

 向学心に燃えた小三郎は、18歳で江戸へ出て
 25歳の時、勝麟太郎(海舟)の門下生となる。
 勝の勧めもあって、長崎の幕府海軍伝習所で
 オランダ人から洋式兵学を学び
 ヨーロッパの政治制度へと知識を広げた。

 ともに勝の弟子だった小三郎と龍馬だが
 「小三郎は、龍馬の二歩も三歩も先を歩いた」と著者は述べる。
 小三郎は、幕府の要職にあった松平春嶽に提出した意見書で
 上下議院制度、議院内閣制といった「公議政体論」を訴えた。
 それは、龍馬が後に考えた政治綱領「船中八策」と内容が「そっくり」だった。

 だが、「歴史の神は、龍馬にはスポットライトを当てるが
 小三郎にはピンライトさえ当ててはくれない」。
 1867(慶応3)年9月、「幕府の密偵」と疑われた小三郎は
 京都の路上で薩摩藩士に斬殺された。

 著者は、議会政治の先唱者として小三郎を評価。
 「小三郎、龍馬、どちらも流血革命を忌避し、
  穏便な形での幕府から朝廷への『政権交代』を考えていた。
  その共通点に驚かされる」
 と書いている。


須坂市で3年連続継続している「須坂☆キッズシアタープロジェクト」は
幕末の須坂藩第13代藩主・堀直虎公を主人公に描いた「Straight Tiger 直虎」を
小学生が演じて歌って踊る演劇企画。

この企画の演出・脚本を私が担当し
夢幻の劇団員が小学生の演技指導にあたっている。

これまではドリーム・コンシェルさんの企画だったが
継続事業にするために昨年暮れ、実行委員会が発足し
来年度の開催も決定している。

この「Straight Tiger 直虎」の初演は
夢幻工房主催の野外劇「NAGANO open-air THEATER 2015

これは2001年から我が劇団が継続している市民劇で
15周年記念公演と銘打ったこの年は
より一層地元に根差した作品にすべく
長野県北信地方の偉人を探していたところ
江宮隆之先生の「将軍慶喜を叱った男 堀直虎」に出会い
タイトルにひかれた私は早速購入して読破。

幕末のことは何となく知っているつもりでいたが
直虎公のことは全く知らなかった。

この本との出会いで衝撃を受けた私は
すぐに舞台化を決定し、2015年8月に
小布施総合公園で上演するに至った。

それをご覧になった須坂市長始め須坂市の方々から
この舞台を堀直虎公没後150年記念企画として上演したいという
お申し出をいただき、2017年4月に住民参加の演劇として
メセナホール大ホールで上演させていただいた。

芝居、生演奏、歌、ダンスのコラボによるエンタメ風の舞台は
満員御礼、大好評で幕を閉じた。

これで終わらせたくない・・・と思う方も大勢いて
もちろん私もそう思い、市長や支援者の方にご相談したところ
翌年ドリーム・コンシェルの杉本さんが主宰となって
「須坂☆キッズシアタープロジェクト」が発足され
須坂市民が誇るお殿様・直虎公の舞台が
毎年上演される運びとなった。

ご縁がご縁を結び、熱い思いの人が集まれば
道が開けていく・・・

まさに「念ずれば花開く」
これは赤松小三郎さんの墓石に刻まれている言葉。

今回の「維新の彗星」もこれで終わりにせず
何らかの形で継続していけたら・・・と思っている。

建設標の投稿が一石となり、何かが動き始めたら・・・

考えるだけでワクワクする♪

 

そうそう!

飯山公演を観劇してくれた青年から
今日、嬉しい感想が届いた。


色々と考えさせられるお話でした😌

考えさせられた事は、
今や当たり前、むしろ若者たちの中には
気持ちが離れつつある人もいるであろう議会政治を
命を落としてまで唱えると言う事そのものが
現実的を通り越して非現実的に思えてしまう自分と言うか…😅

今まで概念に無かった事を教えてもらった気がします💡
自分も理容業を通じて新しい概念やサービスを提供したい
ニーズに応えるのではなくニーズを作っていきたいと思う気持ちが
一層強まりました😌
ハードル上げてしまいましたかね?w


そう・・・自分の概念にない考え方や
価値観を知ることができるのも
観劇の醍醐味の一つ。

舞台は、様々な角度からのアプローチを施しているので
十人十色の捉え方があって良いし、あるのが普通。

ただ、この青年のように舞台から刺激を受け
小三郎さんと自分の違いを知り
自己の生き方を考えるきっかけになってくれれば・・・
という願いを込めて製作した作品であることは確か。

さあ、明日は巡回公演の最後となる長野公演の仕込み!

お客様が大いに楽しめる作品を目指し
創り上げていこう❣

ご来場予定の皆さま、会場でお待ちしています!

当日券は開演の90分前から販売となります。

偶然予定があいた方は、ぜひとも会場にお越しください。

観て損のない舞台だと思います(*'▽')

 

 

下記は本日の稽古の様子♪

  

 


前・小布施町長のお宅へ💛

2021年03月25日 13時54分09秒 | 日記

昨日は、1月21日にご勇退された小布施町の前町長・市村氏のお宅へ💛

ご退任されると聞いて、これまでの御礼に伺わねば!と思いながらも
昨年秋から寸暇を惜しむ日々が続き時間が取れないまま
ついに3月に入ってしまった💦

市村さんは、小布施町で上演する市民劇の台本を
毎回必ず読んでから公演パンフレットへ寄稿文を
ご執筆くださるご奇特な方。

これまでは、いつも町長室でお話する程度で
ゆっくり対話させていただく機会がなかった。

市村さんに「維新の彗星」をご覧いただきたいと思い
ショートメールを送ってみたところ、お返事をいただき
何度かやり取りをして、市村邸を訪問させていただくことになった。

同行者はケンジ。

小布施町で市民劇が定着したのは
小布施町文化事業活性化実行委員会様のおかげだが
市村さんのお力添えは大きかった。

市民劇上演の折には、公演前に必ずご挨拶をしてくださり
夢幻工房や私のことをお客様にご紹介してくださった。

その姿を私はいつもオペレーター席で拝見し
有難さで胸がいっぱいになり
終演後、町長にお礼をお伝えしようと思うが
いつも姿を発見できず、直接御礼を申し上げたことがない(^-^;

なんと不義理な奴💦

そんな私をいつも温かくご支援くださったことに対して
お礼を申し上げると、市村さんは急に立ち上がってどこかへ。

すぐに戻ってきて

 これ、全部取ってあるんですよー

と言って、私が市村さんに贈呈した台本と
小布施公演パンフレットを見せてくださった。

 おお~全部きちんと保管してくださっている!

ありがとうございます‼

実は昨日も「維新の彗星」の台本を贈呈。

今回は特別に演出台本をお渡しした。

演出台本というのは、音響・照明・映像・場転の
全てのきっかけが記載された台本。

キャスト、スタッフ以外に公開することのない台本だけど
今週末の公演は都合で観劇できないと仰るので
どんな舞台が想像していただきたいと思い
演出台本をお渡しすることにした。

脚本や戯曲を読みなれない人が読んでも
恐らく理解できないし、きっかけだらけで
逆に読みづらいかもしれないが
市村さんなら想像し楽しんでくださるはず。

暫し穏やかな市村さんとの楽しいひと時♪

実は市村さん、学生時代に演劇経験があり
演劇に関しても造詣が深く、勉強にもなる。

特に1960年代&1970年代の学生運動についてのお話は興味深く
次回、またゆっくりお話を伺いたいなーと。

これまでの御礼に伺ったのに
お昼までご馳走になってしまい恐縮です(^-^;

ゆっくりお話ができて嬉しかった~~

本当にありがとうございましたm(__)m

これからもどうぞよろしくお願いいたします❣

あ、そうそう。

ご紹介いただいた本が一冊。

『舞台をまわす、舞台がまわる - 山崎正和オーラルヒストリー』

帰宅後、早速Amazonで購入。

山崎正和さんは劇作家でもあり
「世阿弥」は第9回岸田國士戯曲賞を受賞。

世阿弥は室町時代の申楽師で
能の芸術性を理論・哲学的に綴った「風姿花伝」は有名。

私も少なからず影響を受けているが
この話はまたいずれ・・・

オーラルヒストリーとは・・・

口述歴史(こうじゅつれきし)。
歴史研究のために関係者から直接話を聞き取り
記録としてまとめること。

個人や組織の経験をインタヴューし
記録を作成して後世に伝える―
つまり対話を通して歴史を紡ぐということか。

あ!

私が市村さんからお聞きしたいと思ったのは
まさにコレ。

私が数年携わっている偉人伝の創作劇は
その時代の書物を通して浮かび上がってきたことを
文字に起こし、舞台化している。

似てるなー

それもあって、この本を勧めてくださったのか・・・

 

早急に執筆しなければならない台本を2本抱えているけど
合い間をぬって、この本を読んでみよう。

今後の何かのヒントになるかも・・・

そんな予感がしている(^^♪


コラムに赤松小三郎氏が登場!!

2021年03月25日 09時06分15秒 | 日記

先日、ご支援をいただいているN氏からコラムが届いた。

N氏は日々の出来事を執筆したコラムを
周囲の方に配信されていて
私にも時々送ってくださる。

おもむろに読み始めてビックリ!

飯山公演のご感想が掲載されていたのです‼

とても嬉しかったので記録としてここに転載します。

あ、もちろんご許可をいただきました(#^.^#)


「赤松小三郎」

この名前は、皆さんにはあまり馴染みのない名前かもしれない。
私にとっては、数年前「直虎」の劇を観た時に登場した名前として記憶していた程度だ。
昨日、劇空間夢幻工房が飯山市で「赤松小三郎」の公演を催行され観劇できたので紹介したい。

【維新の彗星~信州の偉人 赤松小三郎~】動乱の幕末、貧しさを乗り越えて知恵と才能と熱き志で日本の未来のために走り続けた男の物語だ。

信州上田藩の貧しい武家に生まれた赤松は、幼いころから数学と天文に興味を持ち、片時もそろばんを離さない。
優秀だった小三郎は、遂に上田藩から江戸での研修許可が下りる。

黒船来航に衝撃を受け、日本の未来のために諸外国の造船、武器等の技術や兵法を学ぶ必要があると痛感。
勝海舟との出会いにより、いつしか勝の右腕となって行く。

幾度となく挫折を味わいながらも、誰もが平等に存在できる社会を目指し、坂本龍馬よりも早く議会制民主主義を唱えた人物だ。
オランダ語や英語が堪能で、「英国歩兵練法」を翻訳し、徳川幕府や薩摩藩の争いが激化する中、「天幕一和」(天皇家と幕府を一つにして平和的な政府を作ること)を唱え、平和的解決を目指した。
全ては日本の明るい未来のために「念じれば花開くと信じて」戦争回避の道を模索し懸命に奔走する。
しかし、刺客に襲われ夢半ばで命を落とす。
享年37歳であった。

さて、劇団員を中心に9人での劇だった。
そのため一人5~6役を早着替えで行ったが、これも見どころの一つだ。
場面の変化が早く、スピード感があり全くの無駄がない。

ストーリーは、上田市出身の大学生3人の会話から始まる。
そこからタイムスリップして幕末の時代へ・・。
この辺の流れが、脚本・演出を手掛ける天才青木理事長の凄さだ。

そして、最後のシーンでは涙なくしては観れない。

2月には、上田市にて2公演をされたようだが、市長も観劇されたと聞く。

更に、「赤松小三郎顕彰会」の存在を初めて知った。
小三郎記念館の設置や歌・紙芝居・映画等々を通じ小三郎の活躍を広めてこられたようだ。
小三郎は、若くして江戸に出、当時の一流と言われる人たちに学び、自身も後に国のリーダーとなる人材を育てた。
未来を志向し、学び、形を作り、その実現を目指した小三郎の生き方は、現代の我々も学ぶべきだと・・。

須坂市には「堀直虎」、小布施町には「福島正則」、そして上田市には「赤松小三郎」と各地域には必ず偉人の存在がある。
青木劇を通じて、こういった偉人にスポットを当てた興行を定期的に開催されれば、各地域の活性化が図れることを再確認することができた。

間近だが、27日(土)17時28日(日)14時が松代文化ホールにて開催される。

若干の前売り券はありますよ!
面白くなかったら金返す!
私までご連絡を!!


私は自分で知りたいことを探究し
がむしゃらに演劇道を突っ走ってきた人間💦

天才とは程遠く、一時的な記憶力はあるけど
一つの作品を終えると次の作品のことで
頭がいっぱいになり、以前の記憶が薄れていく💦

記憶の隅に残っているので
また資料を読むと思い出す・・・

そんなことの繰り返し💦

なので、その点だけは恥ずかしかったけど
舞台を楽しんでいただけたことは伝わってきたし
偉人伝の舞台化を評価してくださったのが素直に嬉しい。

何より「面白くなかったから金返す!」という言葉が
私の胸にズキュンと刺さった。

これは「絶対に面白いから見て!」と言う意味と共に
私に対しての「絶対面白い舞台にしてくれよ」というメッセージでもある。

はい!
飯山公演を上回る良きステージを提出できるよう
最善を尽くしてまいります‼

ってなわけで、メンターさんにお願いして
気になっていた音楽を修正していただいた。

これに伴い、音響のザワさんにも
編集の手間をかけさせる羽目になってしまったが
皆さん、快く引き受けてくださった。

感謝!

キャスト陣には更に演技が深まるよう
吟味しながらアドバイス・・・

とは言え、実質稽古は僅か3日・・・

役者が落とし込むには期間が短いが
リピートをしてくださっているお客様に
変化を楽しんでいただける舞台をご提供したい・・・

キャスト&スタッフの皆さん
最後の最後まで一つ上を目指していきましょう❣

よろしくお願いします‼

あ、そうそう!(^^)!

今週は火曜日から連日
長野会場の松代文化ホールで稽古を行っている。

我が劇団は稽古場がなく、毎日日替わりで
公民館をお借りしてのジプシー稽古。

大道具の搬出入、稽古場づくり、片付けで
毎日凡そ1時間を費やしている。

これを毎日文句も言わずにやり続けてくれている劇団員と
お付き合いくださっているキャスト陣に心から感謝💦

マジ稽古場が欲しい・・・と、ずっと思っているけど
これがなかなか・・・

今回はホールのご好意で道具類を置かせていただき
とても助かっている。

ありがとうございます!

さて、今夜は最後の通し稽古。

明日は仕込み!!!

がんばろーっ!!!!

 


「維新の彗星」飯山公演終了❣️

2021年03月22日 09時55分00秒 | 日記
飯山公演を無事好評のうちに終えました💛

コロナ禍にもかかわらず
ご来場を賜りました皆さまに
心より御礼を申し上げます!

誠にありがとうございました❣

また今回は飯山市&飯山市教育委員会の
ご共催ということで会館の様々な制約を気にせず
ホールを使わせていただきました。

終演後に桑原館長が舞台挨拶をしてくださり
そのお話の中で、飯山市が長野県の
自由民権運動発祥の地だったことを知り
興味がむくむく湧いてきました~

なちゅらの皆様に心から感謝です。
本当にありがとうございましたm(__)m

上田公演もそうでしたが
アンケートの回収率が高く
飯山市民の皆さまからは

 また来てください。
 来年もお願いします!

など、嬉しいコメントが記載されていて
とてもありがたかったです。

小学生のお子さんを連れて来て下さった方も

 子どもが飽きてしまうかも・・・と思ったけど
 3時間、飽きることなく観ていました!

お子さんに「どうだった?」聞いたところ

 面白かった!

と笑顔で答えてくれました~♪

全ての意味は理解できなくても
目と耳と皮膚感覚で楽しんでいただける舞台・・・

いつもそんな舞台を目指してます!(^^)!

上田公演以上に好評なのは
ブラッシュアップした成果ですねー

今回もたくさんの笑顔に出会えました(#^.^#)

キャスト&スタッフの皆さん
当日スタッフとして駆けつけてくれた
ドリーム・コンシェルの皆さん
研修生・キッズのみんなとマモル君、ミユナちゃん
そして、バラシのために来てくれたスノ
大変お疲れ様でした!
ありがとうございました‼

今回の舞台写真は中根大祐さんが
撮影してくださいました!

少しだけUP💕
















大ちゃん、素敵な写真をありがとうございます😊

完成が楽しみ〜💖


さて、今週末はいよいよ最後の長野公演‼

大千秋楽を有終の美で飾れるよう
更に手を加えて臨みます。

尚、3/28(日)の指定席は残席僅かとなっていますので
お早めにお申し込みください。

3/27(土)はまだ余裕があります‼

皆さまのご来場をお待ちしておりますm(__)m