蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

役作り

2012年06月29日 14時55分22秒 | 日記
何人か、役作りで迷路に迷い込んでいるメンバーがいる。

役者は自分の身体・感情を媒体にして
自分とは異なる価値観の人間を演じるんだよね。

自分とは違う!

と断定するのをやめてみよう。

演者の考え方として
人間が持っている身体機能・感情は
基本的に共通であるとしたほうが
演じやすくなる。

違うのは、出来事に対する反射と反応の振幅
そして、それに伴う態度。
態度とは、表情・呼吸・声・身体等の全てを含む。

自分を知っている人は、違いが見つけやすいので
演技も生み出しやすい。

が、自分って知ってるようで
実は知らないもんなんだよね。

自己分析ってやり出すと面白いけど
その反面、見たくない自分を見ることにもなり
しんどくなることも多々ある。

役者を志す人でなければ、そこまで求めないし
身体を鍛え、発想力・コミュニケーション力を養い
達成感を味わってもらえれば、それでいいと思っている。

けど、役者を志す人は、それだけでは役者にはなれない。
しんどくても、自分と向き合わなければ
演技という技を生み出すことが出来ないから。

気分で演じているうちは、決して技(わざ)に到達しない。
それはつまり、演技ではない、と私は思っている。

自分の身体・表情・声・感情の出方を知り
その上で、異なる人物の特徴を想像し生み出す。

これが役者の醍醐味だと私は思う。

新第一庁舎と新長野市民会館の基本設計(案)に係る市民意見等募集

2012年06月28日 14時17分22秒 | 日記
昨日は、新・第一庁舎&市民会館の設計者
槇 文彦氏の講演会と親睦パーティだった。

講演会は200名を超える市民が参加。
内容は、槇氏がこれまで設計された建築物の紹介とコンセプトの説明
若干市民会館設計に関しても触れるというような内容。

自然との調和を意識されているんだなぁ…と思いつつ
近代的でスタイリッシュな建築物と自然との調和は難しいな…と。

市民会館に設計で一番残念なのは
小ホールA(音楽小ホール)を地下に設置せざるを得ないことだと。
建築面積が狭いためどうしようもないらしい。

私が一番危惧しているのは、搬出入口。
大ホール・小ホールA・小ホールB(演劇)
三つのホールがあるにもかかわらず
搬出入口が僅か一つ。
三つの催事が重なった場合、搬出入の時間帯を
調整する必要があるが、終わりの時間は大抵一緒。
余程緻密に計算しないと、問題が発生し兼ねないし
それを専任する担当者が不可欠となる。

あとは観客の動線。
市民会館と市役所の入り口が一緒で
現在の建築図だと市役所を通って
ホールへ入場することになる。
細めで長い通路をテクテク歩いて
大ホール前で行き、そこで三方(大・小A・小B)に分かれるため
3ホールでの催事が重なると大変な混雑が予想される。

小ホールBは三階、小ホールAは地下。
階段の入り口やエレベーター入口が一緒なので
ここも混雑することは必至。

しかも小ホールBのホワイエがとても小さく
観客が開場前に待機する場所がない。
ホール観客数も200名強、アマチュア団体が
発表するには丁度良いかもしれないが
例えば東京の若手劇団を招聘するとすれば
これでは厳しすぎるし、動員が多い団体も上演出来ない。
小ホールBは舞台の奥行きが7mしかなく…
客席を潰せば、舞台を広く取れる造りだけど
観客席が100席程度になると、予算的に厳しすぎるよね。
小さめの舞台なら300席、大きく舞台取りをする場合は
250席程度が必要だと思うのだが・・・

建築図には中庭が設置されている。
そりゃね…緑はあるに越したことはない。
けど、一番大切なホール設備・機能を圧迫するくらいなら
中庭はなくても良いのではないかと私は思う。

ホテル国際21で行われた親睦パーティの席で
設計士の方とお話したところ
現実的な問題点がいくつか明確になった。

はっきり言って、現状は難題が山積みだ…が
だからこそ、みんなで知恵を絞って
最善を模索する必要がある。
今、あきらめちゃダメだ!

市民の皆さん、今、長野市ではパブリックコメントを募集しているので
疑問に思うこと、希望することを、どんどんお寄せください!
一人の力は小さくても、大勢集まれば、大きな力になります!

下記の市役所のサイトにパブリックコメント募集の詳細が掲載されています。

新第一庁舎と新長野市民会館の基本設計(案)に係る市民意見等募集について

1 市民意見等の募集(パブリックコメント)の実施期間
 平成24年6月26日(火曜日)から平成24年7月25日(水曜日)まで(必着)の期間
2 意見の募集対象
 新第一庁舎及び新長野市民会館基本設計(案)
3 基本設計(案)の閲覧場所、意見用紙の配布窓口
 各支所、各市立公民館、各市立図書館、第一庁舎・長野市民会館建設事務局(第一庁舎1階)、行政資料コーナー(第一庁舎1階)、生涯学習センター、市ホームページ(意見用紙や資料のダウンロードもできます)
4 基本設計(案)概要の全戸配布
 7月1日号広報ながのと併せて基本設計(案)概要を全戸配布
 基本設計(案)概要 [PDFファイル/2334KB]
5 意見の提出方法
 所定の意見用紙に必要事項を記入の上、閲覧場所に直接お持ちいただくか、郵送、ファックスまたはEメールで第一庁・長野市民会館建設事務局へ
 ※意見記録の正確性を期すため、電話や口頭でのご意見はお受けしません。
 ※お寄せいただいたご意見への個別の回答はしません。
 ※提出された意見を整理し、その概要、意見に対する市の考え方、設計案への反映状況等をホームページなどで公表します。
 ※意見を求める内容と直接関係のない意見、賛否の結論だけを示したと判断されるようなものについては、意見として取り扱いませんのでご了承ください。
6 市民説明会の開催について
 基本設計(案)の内容について説明し、参加者の皆さんからのご意見やご質問にお答えするため、下記の日程で市民説明会を開催します。
 開催日程
(1)日時・場所 平成24年7月9日(月曜日)  午後7時~午後8時30分 若里市民文化ホール
         駐車場はビッグハット前をご利用下さい。なお駐車場台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
         ※9日は、建築家・槇文彦さんが基本設計(案)について説明します。
(2)日時・場所 平成24年7月11日(水曜日) 午後7時~午後8時30分 篠ノ井市民会館
         駐車場台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
 ◆内容 新第一庁舎及び新長野市民会館基本設計(案)の説明、質疑応答
・入場は無料です。
・事前の申し込みは不要です。
・手話通訳と要約筆記を実施します。
・市民説明会ご案内のチラシはこちら [PDFファイル/195KB]からご覧ください。

新・市民会館設計者 槇文彦氏の講演会

2012年06月27日 02時06分28秒 | 日記
今日は、新・市民会館の設計に関するご相談を兼ねて
午後から某氏と会い、ランチをご一緒した。

現時点での建築図は…
納得出来ないところや不明な点が多々ある。
まだ完成形ではないそうだけど
今のままでは非常に不安。

今のうちに意見を言っておかないと
後悔する結果になり兼ねない。

明日、プロポーザルで設計者に選ばれた
槇 文彦氏の講演会がある。
私は、主催者側の市民会館市民WS委員として
受付などを担当する予定。

槇氏は、世界的な著名な建築家
市民の声に耳を傾けて下さるのか不安だけど
諦めたら終わりだものね…

新市民会館は、市民の血税を投入して建設する会館。
長野市内に乱立している使い物にならない
無目的な多目的ホールは絶対にいらない!
私たちが欲しているのは、専門的なホールなのだ!

そりゃね、外装も大切かもしれない。
けど、何よりも大切なのはホールの機能。
使い物にならなきゃ建てる意味がない。

例えば、建築面積が狭いからと言って
ホールに付随する部分を削ってしまったら本末転倒だ。

問題は、ホールの中身(ステージ・客席・機能)と
それに付随する搬入口や楽屋・倉庫・ホワイエ
そして観客の動線・避難経路。

市民の皆さんには、この点をしっかりと注視し
厳しい目で監視して頂きたいのです。

明日の講演会はどなたでもご参加頂けるので
もしお時間のご都合がつくようでしたら、ぜひご来場ください。

18:00からの懇親会も、当日申し込みでも参加可とのことです。

下記が、講演会及び親睦会詳細です。

 ~新長野市民会館設計者 槇 文彦、近作を語る~
 新しい庁舎・市民会館の設計者 槇 文彦氏による講演会

 【講演会】
 日時:6月27日(水)午後3時~5時
 会場:長野市生涯学習センター(トイーゴ)4階 大学習室2・3
    (長野市大字鶴賀問御所町1271-3 電話026-233-8080)
 会費:無料
 定員:先着200名 ※事前申込は不要です

 【親睦会】
 日時:6月27日(水)午後6時~8時
 会場:ホテル国際21 1階 藤の間
    (長野市県町576 電話026-234-1111)
 お問い合わせ:TEL 090-1809-1584(勝山)

主 催:長野市民会館市民ワークショップ
協 力:槇 総合計画事務所/シアターワークショップ

言葉がなくても・・・

2012年06月25日 23時45分38秒 | 日記
昨日のMAの表現(演劇)の時間は
身体表現とジブリッシュ語によるエチュードをやってみた。

ジブリッシュ語とは、いわゆるメチャクチャ語。

けど

  ジブリッシュ語でしゃべってね

と言っても、ペラペラしゃべれる人の方が少ないので
昨日は、使う言葉を早口言葉「ぶぐばぐ・むぎごみ・きくくり」の三種に限定し
場所・出来事・感情などを身体と声で表現してもらった。

最初の発表では、不自然さが目立ったので

  慌てずにじっくりやってみよう
  スローを入れてみたら?

とアドバイス。

二回目の発表は、ナカナカ面白かった。
特にスローは、思わず見入ってしまう。
もっと集中力が欲しい感じはしたけどね。

何となくカオスではあったが楽しませてもらった。

特に、一般参加のTさんのはっちゃけぶりは感動的でした♪
相手がMakiさんだったから良かったのかな?
何しろMakiさんのテンションは
周囲を巻き込むのに充分な高さを持っている!

他者に影響を与える・他者から受け取る
このキャッチボールが出来るようになると良いよね。

あとは、出来事に対する感情とそれに伴う身体性
これらを適切に出来ると、嘘っぽさが消える。

遊びのようだけど奥が深い表現の時間でした。

生地との格闘&ポスター貼り

2012年06月25日 02時01分14秒 | 日記
昨日は、生地裁断。
先日購入した大量の衣装生地を
衣装担当のKさんが作成して下さった
型紙に沿って裁断していく。

劇団員を中心に団員及び参加者が9:00に集合。
会場は浅川公民館大会議室。
20名を越えるメンバーが来てくれた。
私は、朝方まで作業が終わらず
お昼まで寝かせてもらって、15:30到着。
私が差し入れを持って部屋に入ると
床一面に布!布!布!!

屈み込んでの作業は、腰痛持ちにはきつい。
が、みんな我慢して頑張ってくれていた。

  皆さん、お疲れさまです!

ボランティアスタッフのFちゃんとNamiちゃんも
駆けてつけてくれて、Namiちゃんは
日が落ちるまで黙々と作業をしてくれた。
有難いことですね!

毎年、この衣装生地裁断が序盤の大きな山。
これを越えると、少しだけ余裕が出来る。

そうそう!
昨日も、N高校放送班の部員さん3人が
朝から取材に来て、その合間に
ナント!裁断のお手伝いもしてくれて…
とっても助かりました。

  ありがとうございました!

そうこうしているうちに、気付くと17:40。
大急ぎで生地を別の部屋に移動し、稽古開始。

別の部屋で、KさんとNamiちゃん
そして団員裏方のYunaちゃんとNatsukoが
裁断作業の続きを行ってくれて、助かりました。

稽古の方は、ダンスの振り移しと群衆シーン③
30人以上が舞台上にいるシーンのため
交通整理に多少時間を要したが
何とか目途が立ち、ホッ!
残りの群衆シーンは5つ…
毎週1シーンずつ仕上げれば
7月下旬までに全てのシーンを終えられる計算。

稽古終了後、一般参加者の皆さんに生地を配布。
来週中に全ての衣装生地を配布し
後は2カ月後の8月第2週の衣装合わせまでに
出演者に縫製をしてもらう。

今日は、朝から長野駅前を中心にポスター貼り。
今年は参加人数が過去最高の20人!
連日の肉体労働にも関わらず
大勢のメンバーが参加してくれたこともあり
例年より、たくさん貼らせていただけたようだ。
日差しが強く、一日中、歩き回ったメンバーの顔は
日焼けで赤くなっていて…

  皆さん、お疲れ様でした!

ポスターを貼らせていただいた皆様に
心より御礼申し上げます。

夕方からは、演奏隊・声楽隊の顔合わせ。
若干1名、都合がつかず参加出来なかったが
Moriさん始め9人のメンバーが出席してくれました。

  音楽隊の皆さん、ありがとうございました!
  本番まで、よろしくお願いいたします!

音楽隊の稽古日も決まり、着実に準備が進行中。

成功イメージを抱き、速度を上げながら
本番に向かって Let's go!