チェインブレーカー及び関連領域の郵便史

ユーゴスラヴィア建国当時~1922年頃までの旧オーストリア・ハンガリー帝国地域のチェインブレーカーを中心とした郵便史

210127裏 印刷物10 paraバイセクト、国内便

2010年08月22日 08時50分34秒 | 封書
210127裏 印刷物10 paraバイセクト、国内便

到着印
ZAGREB X1X 29 JAN. 921 -N9
D欄は櫛型
クロアチアZAGREB1郵便局1921年1月29日昼間9時、消印識別記号X
このZAGREB1郵便局の消印は、D欄のハンガリー王の王権を象徴する「イシュトヴァーン・クラウン」と呼ばれる王冠が消印から削除され、櫛型に置換されています。
そして、ハンガリー式消印の年月日の表示順序は、左から右に「年・月・日」ですが、これはユーゴスラヴィア式の左から右に「日・月・年」に変更されています。
クロアチアの首都でありながら、ハンガリー型消印を使い続け、ユーゴ化するのを拒んでいたザグレブ1郵便局も、1921年1月になってやっとユーゴ化を受け入れたようです。
それだけ、クロアチア人の反セルビア感情は強かったということなのでしょう。


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