熟年男の歳時記

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銀行も警戒する「日本国債急落シナリオ」

2012-02-02 20:53:47 | 気になるニュース
今日の朝日新聞の一面トップは、メガバンク最大手の三菱東京UFJ銀行が日本国債の急落に備えた「危機管理計画」を作成していたことが判明したというものだ。

1000兆円近い国の借金のうち、赤字国債は750兆円、その9割以上が国内で保有されているが、三菱東京UFJ銀行は銀行の中では、ゆうちょ銀行を除いて最大の42兆円を保有しているという。手堅い経営で知られる三菱UFJが国債の急落シナリオを想定し始めたというから気になる。

今直ぐに急落するということではないらしいが、消費税を10%に引き上げても財政赤字は解消されず借金は増え続け、加えて2016年には国の経常収支が赤字になる可能性もあり、国債の格付けが下がって金利が上昇(=国債価格低下)することを想定。その場合に備え順次、長期国債を売却する計画らしい。
他の大手銀行も同じような対応策を検討しているというから、銀行筋が売り始めると、その影響は大きいだろう。

国債が急落すれば、金利が上昇して政府の借金返済費用はかさむ。そうなれば更に財政状態が悪化という悪循環に陥る。
国債を持っていないから自分には関係ないなどとは言ってられない。金利上昇によってハイパーインフレになり物価は上昇するうえ、円の対外価値が下がって円資産は大きく目減りしてしまう。輸入に頼っているエネルギー、食品なども高騰するだろう。困ったものだ。

現実味をおび始めたこの危機にどう備えるべきか、真剣に考えておく必要がありそうだ。





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