熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

京都の旅 (2日目)

2014-07-07 21:16:07 | 国内旅行
京都滞在2日目となる今日は、清水寺を皮切りに見所が点在する知恩院まで歩くことにしました。

月曜の朝にも関わらず、修学旅行生を中心に清水寺は大勢の観光客で賑わっていました。


清水の舞台下。ケヤキの柱を並べ「懸造り」という手法で釘を全く使わずに組み上げられているそうで、重機の無かった時代、人力だけでこれほどの大型建築が行われたことは驚きです。


清水寺からは三年坂や二年坂を通って高台寺に向かいました。
三年坂は「産念坂」とも言われ、豊臣秀吉の正妻(北政所)「ねね」が子供の誕生を念じて坂を上がり清水寺にお参りしていたことに由来するという説があるそうです。


「ねねの道」など清水寺から高台寺に至る細い道は、石畳に覆われている箇所が多く風情を感じます。


三年坂近く法観寺の五重塔、通称「八坂の塔」
CMなどで良く見かけるアングルです。


高台寺に到着。
豊臣秀吉没後、菩提を弔うために北政所(ねね)が開創したお寺とか。
高台寺の本堂にあたる建物「方丈」


「霊屋」(おたまや)には、秀吉と北政所が祀られていて、北政所像の下はねねの墓所になっているそうです。


霊屋に安置されている秀吉と北政所の木像下の台座、須弥壇(しゅみだん)には蒔絵が施されています。
この蒔絵、「高台寺蒔絵」と称され、桃山時代の漆工芸美術の粋を集めているそうです。(内部撮影禁止のため拝観券から転写)


高台寺拝観の後は、高台寺や関連寺院に収蔵されていた品々が展示されている「高台寺掌美術館」を訪問。
小さな美術館で展示品の数は少ないですが、蒔絵の調度品など北政所の生活を彩った品々が展示されています。

掌美術館の次は、祇園祭で知られる「八坂神社」を訪れました。




八坂神社の次は、円山公園を抜け、浄土宗総本山「知恩院」を訪れました。
宗祖・法然が後半生を過ごし、没したゆかりの場所に建てられた寺院です。

入口となる「三門」、日本最大級の門だそうです。
御影堂は大規模改修中で建物全体はすっぽり覆われていて見ることはできませんでした。


本日の神社・仏閣巡りはこれで終了。
この後、京町家の名残を外から見ることができるという新町通に向かいました。
京町家一軒丸ごと内部まで見学することは、最早難しいようです。


ガス灯。明治初期に輸入された洋式の軒灯で、店の看板を兼ねていたそうです。


玄関上の軒に掲げられた「鐘きさん」と呼ばれる瓦製の魔除けの神とか。


軒やひさしの下に張り出した「出格子」と呼ばれる格子で出来た構造物。防犯目的でしょうか。


何とか雨に降られず、良く歩いた1日でした。

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