熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

門司港レトロぶらり散歩

2012-08-30 23:04:44 | 国内旅行
福岡の実家に帰省した帰り、九州の玄関口、門司港を訪れた・
門司港は、かって貿易港として栄え、当時建てられた歴史的建造物が残っている。特にJR門司港駅を始め周辺には、当時の反映を伺わせる建物が集中していて、短時間で回ることができる。

一番の人気スポットは、明治24年に建てられた門司駅、現在はJR門司港駅として当時のままの状態で駅舎として使われており、国の重要文化財に指定されている。


建物上部の時計台と窓部分を拡大
 



レトロな雰囲気は良いが、近くに寄ってみると塗装が剥げ落ち無残な姿、少々興冷めしてしまう。
近々修復の計画があるようだが。
 

駅長室のある外壁もしかり


駅舎の内部


待合室の出入り口の木製扉


当時の改札。今の自動改札からは想像もつかないシンプルさ。


「帰り水」と呼ばれる水飲み場。
戦前の海外旅行帰国者や戦後の復員や引揚げ者が門司港に無事に着き、安堵しながらこの水道からの水で喉を潤したそうだ。


「幸運の手水鉢」と呼ばれ、トイレの出入り口に設置されている手を洗うための物。
戦時中の金属の拠出から免れたことからこの名が付けられたそうだ。


当時の洗面所内部


門司港駅と関門連絡船の桟橋をつなぐ地下連絡通路。
今はパネルで塞がれていて、中には入れない。


戦後、関門連絡船が大勢の利用客で賑わっていた様子がこの写真から見て取れる。


門司港駅の次に「旧門司三井倶楽部」を訪れた。
三井物産の社交倶楽部として、大正10年に別の場所に建てられたもので、国の重要文化財に指定されている。


玄関口と上部に設置されているステンドグラス




ホールとレトロ感が漂う照明器具




アインシュタインが宿泊したこともあるそうだ。


拡大してみると、確かにアインシュタイン


次に訪れた建物は、「旧大阪商船」
大正6年(1917年)に旧大阪商船門司支店として建設された建物を修復したもの。
オレンジ色のタイルに白い石がアクセントとして配されている。八角計の塔が特徴。


1階ホール、訪れた時は4,5人によるクラッシクの演奏が行われていた。




建物の外には年代を感じさせる木製の長椅子。


今回は時間が無く3つの建物しか見学できなかったが、他に「旧門司税関」や「逓信省門司郵便局電話課庁舎」など見所がある。

黒川紀章が設計した高層マンションの31階には展望室があって、開門海峡や門司港全体を眺められるようだ。


門司港レトロ見物の後は、関門トンネルで下関に渡り、高速道で一路長野までの帰途に着いた。

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