だいぶ前ですが今年の1月の月末、29日に私は大阪府岸和田市塔原に居ました。
なぜ記事にしていないかといえば、まあ単純にこれといった収穫がなかったわけです。
1枚目の写真で結果がばれていますが、この時はHELLOCYCLING堺市泉北エリアから紀の川市エリアへ向けて国道480号線鍋谷峠を越えていこうと行ってみたものの旧道通行止めで無念の引き返しとなったのでした。
鍋谷峠がダメなら…ここはどうだ…⁉って具合に通行止め箇所にあった手書きの地図を参考に足掻きましたが無念の敗退となりました。
牛滝か塔原から林道を通って和泉葛城山頂を経由していこうと思ったのですが、こっちは鍋谷峠以上にまともな道じゃなさそうな予感はします。
そんな感じで鍋谷峠はいつ再開するんだよ…と思っていたのですが、8月20日に通行止めが再開したようです(記事リンク)
気づくのがちょっと遅れましたが、走れるようになったというなら行くしかありません。
元々予定されていたHELLOCYCLING紀の川エリアの実証実験期間内に鍋谷峠が再開しそうになかったので諦めていたのですが、実証実験延長の措置が取られたのも非常に良かったです。
紀の川市の自転車旅についてはこちらの記事も是非。
そんなわけで朝の7:50。和歌山線の名手駅にやってきました。
徳島港2:55発の南海フェリーから乗り継いでやってきてもこんな時間になっちゃうんですね。
寝ぼけてたのもあるのか、最初間違えて笠田駅まで行ってしまったのでちょっと時間とお金を無駄にしちゃっていたりします。峠に一番近いのは笠田駅なので勘違いしていました。
国道の割に幅が頼りない国道480号線。結構頼りないんですね…
峠道に入ってすぐ、まだまだ序盤ですが面白いものを発見。レンガ造りの水道橋ですね。
残念ながら引きで撮れそうな場所がなかったのですが面白いものが見られました。
いや君ほんとに国道ですか…?って感じの国道480号線を進んでいきます。
一応「↑和泉市」って書いてあるので信じて進みます。
北川橋を越えると急に高規格道路に化けました。
鍋谷峠に至る道路のメインルートは北川橋からかつらぎ西IC/PAを経由し笠田へ至る県道125号線のようです。なるほど。
なんかこの道の雰囲気、中山道の下諏訪を過ぎて和田峠へ向かう道になんか似ている気がします。
広口周辺から国道480号線は自動車専用のバイパス道となります。
ここで自転車は分かれ、うねうねとした旧道で峠を越えていきます。
高規格なバイパス道路は2本のトンネルで県境をぶち抜いていきますが旧道はかなりギザギザと右へ行ったり左へ行ったりとしながらヘアピンカーブで山を越えていきます。
普通に考えて、この勾配はだめですよ。
ギア1速、登坂モード、7km/h程度でアシストの恩恵を受けながらゆっくりと登っていきます。
9:42 鍋谷峠を制覇
今回は結構休憩多めで来たので、普通に漕いでいればもう少し早くつけるかと思います。
峠というからにはここから下り坂に変わるのかと思っていましたが、実際にはここの1kmほど手前から下り坂に変わっています。
なんで峠なのに低いんだ…と思っていたのですが、なんか知らんうちにより険しいほうを選んでいたみたいです。なんで…
なぜ道を迷ったんだ…と思ったら鍋谷峠の旧道ってなんかとんでもない分岐の仕方していたんですね。
青色のルートがおそらく正規と言える鍋谷峠旧道。そんな路地裏みたいなところを通っていたんですか…
まあ、ちょっと遠回りでも鍋谷峠に抜けられてよかったです。散々漕いだ挙句行き止まりとかだったら発狂してます。
なんでこんな普通だったら見逃す道を進まないと鍋谷峠旧道へ行けなかったのかというと、赤線の旧道のうち緑色部分はバイパス道に取り込まれ歩道の整備がされず、代わりに既存の狭い道で代替したっていうことみたいです。うーん、分かりづらい。
なお、緑色の部分は側道みたいなのですが両端が閉鎖されています。使ってないならなおさら自転車用に使わせてくれよ…と思ったり。
まあいいです。鍋谷峠旧道が開通してくれただけ感謝です。
峠の下りでは6組ほどサイクリストさんを見かけました。上りで見なかったのは時間帯の関係と大阪起点にするのが一般的ということに加え、旧道をちゃんと辿っているから合わなかったということなのかもしれません。
峠を越えて、鍋谷峠道路と一体に整備されている父鬼バイパスと合流。ここは前回来たことがあります。
ここから泉北線沿線までは一度漕いだ道なのでだいぶ安心感があります。
と、その途中で見つけたこちら。かつては「光明池花の森墓苑」を名乗っていたものを改装した樹木葬霊園のようです。
そもそも、墓石の代わりに樹木を墓標にする樹木葬というスタイルを知らなかったのでへぇと思いながら横を通ったのですが、ちょっと待ってください何かがおかしいです。
置いてあるの、だるま転轍機じゃないですか。なんでこんなところに。
逆側を見ると、鉄道用の車輪までおいてあります。え、ここ墓苑ですよね。なんで…?
【108年前】日本初の路面電車がハピネスパーク交野霊園で法要施設としてよみがえる!(PR TIMES)
大宮交通公園の京都市電「N電」大阪府の霊園で再活用、法要施設に(マイナビニュース)
どうやら、運営元の株式会社西鶴というところは他にも鉄道車両の保存を行っているようです。なるほど。
過去に記事にした大宮交通公園の京都市電N電の引き取り手もハピネスパークだったとは。
西牧野の「ハピネスパーク牧野霊園」に京都市電1860型が設置されるかも(枚方つーしん)
そして、(執筆時点で)ちょうど昨日トレーラーで岡崎公園から搬出されたという京都市電1860形もハピネスパークへ行くそうです。まじかすごいなここ。
そんなわけで、なんとなく通った道にあった鉄道部品を調べていたら今朝流れてきたツイートに繋がるという体験を現在しております。びっくり。
いかにもニュータウンな雰囲気を感じつつ泉北ニュータウンを抜けていきます。
ニュータウンらしい高規格道路の中央部を通行する泉北高速線。
ラッピング車なのか、赤帯の思ってたんと違う感じの車両がやってきました。
11:22 堺市南区役所に到着。
訪問日は9/29なのですが、このポートの運用開始も同じく9/29でした。
堺市内のポート拡充については全く把握しておらず、家を出る頃に初めて知ったくらいだったりします。
南区役所から線路をまた区橋を渡ってすぐのところには栂・美木多駅があります。
栂・美木多駅の駐輪場にもこの日からポートが新設されていました。こっちは結構台数が豊富です。
この日から営業開始したポートの割にはかなり年季の入った車両が並んでいます。
有識者(@aul_52I)によると、この子たちは高松地区で展開していた穴吹ハウジングサービスの車両みたいです。
栂・美木多駅と南区役所を結ぶ栂大橋から撮影。ニュータウン鉄道らしさが出ていてとてもいい感じです。
さて、峠を越えてきてくれた自転車くんの電池残量が30%ほどになってきたのでここで車両交換。さらに北を目指します。
ちょっと記事が長くなってきたので続きは次回に回すことにします。では。
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