筒井歯科では、筒井昌秀先生がなくなって、照子先生が、昌秀先生のされていた診療の一部をされることになりました。
照子先生は、診療の範囲が広がり、全体を見渡すようになって、歯科医師としてまた成長され、いろいろなことが見えてきたと、言われています。
そのひとつが、StomatologyとDentistryについて整理されたことです。
Stomatology(口腔医学)とは病態に陥った原因を探し、取り除き、手を貸し、生体の治癒能をひきだすことです。
Dentistry(歯科修復学)とは崩壊した部分を修復することにより、崩壊以前の口腔に戻すことです。
歯科医療とは、生体の治癒能を引き出しながら、適格な修復を行い、さらに治癒能を高めていくものです。
照子先生は、歯科医療にはStomatologyとDentistryのバランスのとれた両輪が必要といわれています。
どちらが重要かということではなく、両方が大切だということなのです。
今まで、歯科界は、石膏模型や咬合器、修復治療(Dentistry)から発展してきたために、生体がフレキシブルなもの、日々変化するものという、意識が希薄だったのかもしれません。
たとえば、顎関節顆の位置を、前だ後ろだと探していても、態癖(頬杖などの癖)などによって、顎関節窩も顆頭も、頭蓋骨でさえも、形も位置も変わっているのです。
さらにひずみを起こした原因を取り除けば、生体はまたひずみのない元の状態にに戻ろうとします。
Stomatologyは歯科医療に不可欠なものです。
原因に対する考察のない治療の、予後がよいはずはありません。
原因を考えずにただ虫歯を埋めていくことが、よい結果を生まないことと同じですね。
筒井塾咬合療法コースはStomatologyについて学ぶコースです。難解なものではなく、歯科医師すべてに必要な、ごく、当たり前の考え方です。
ぜひ受講されることをおすすめします。
咬合コースのほか、すべてのコースも、継続して行なっています。
たくさんの方が心のそこから別れを惜しんでいらっしゃいました。
メッセージありがとうございます。
筒井歯科で治療を受けられたのですね。
筒井先生ご夫妻は、10数年にわたって筒井塾を
開き、後輩の指導にあたってこられました。
今では多くの優秀な歯科医師が育ってきています。
東京からもたくさんの歯科医師が、筒井塾を受講されています。
筒井歯科に連絡されれば、また照子先生が、よいところを紹介してくださると思います。
TELされると喜ばれると思いますよ。
咬合療法研究会のホームページに会員名簿連絡先などが乗っています。
耳鼻科学をかじってみると、鼻呼吸しにくい人は仰向けに眠りにくい・横向きで寝がち、ということがわかります。乳幼児でも、横向きが好きな子・仰向けが好きな子と分かれるのはそのせいなのかなー?と最近思っています。
ブラキシズム研究のカナダの先生が、ネイティブアメリカンの調査をしたところ、「赤ちゃんは仰向けに寝かせ、下顎が落ちて窒息しそうになると、母親が軽く誘導して挙上する」という慣習がかつてあったそうです。
日本でも、大昔は、母親が、子供の歯を毎日指で軽く押して歯並びを整えた、というような言い伝えが残っている地域がありますよね。
昔の人って、うまいことやってたんだなー、と思います。
昔の知恵は馬鹿にできませんね。
それにしてもひかり先生、博学ですね。
今度いろいろと、お話できるのが楽しみです。
おみやげお楽しみに!