もとむら歯科通信

きょうも元気で、おいしく食べる事ができますように!
あなたにとって何か素晴らしいことが起こりますように。

進化するテルコロジー

2007-10-15 00:23:54 | 咬合療法

筒井歯科では、筒井昌秀先生がなくなって、照子先生が、昌秀先生のされていた診療の一部をされることになりました。

照子先生は、診療の範囲が広がり、全体を見渡すようになって、歯科医師としてまた成長され、いろいろなことが見えてきたと、言われています。

そのひとつが、StomatologyDentistryについて整理されたことです。

Stomatology口腔医学)とは病態に陥った原因を探し、取り除き、手を貸し、生体の治癒能をひきだすことです

Dentistry歯科修復学)とは崩壊した部分を修復することにより、崩壊以前の口腔に戻すことです。

歯科医療とは、生体の治癒能を引き出しながら、適格な修復を行い、さらに治癒能を高めていくものです。

照子先生は、歯科医療にはStomatologyDentistryのバランスのとれた両輪が必要といわれています。

どちらが重要かということではなく、両方が大切だということなのです。

今まで、歯科界は、石膏模型や咬合器、修復治療(Dentistry)から発展してきたために、生体がフレキシブルなもの、日々変化するものという、意識が希薄だったのかもしれません。

たとえば、顎関節顆の位置を、前だ後ろだと探していても、態癖(頬杖などの癖)などによって、顎関節窩も顆頭も、頭蓋骨でさえも、形も位置も変わっているのです。

さらにひずみを起こした原因を取り除けば、生体はまたひずみのない元の状態にに戻ろうとします。

Stomatologyは歯科医療に不可欠なものです。

原因に対する考察のない治療の、予後がよいはずはありません。

原因を考えずにただ虫歯を埋めていくことが、よい結果を生まないことと同じですね。

筒井塾咬合療法コースはStomatologyについて学ぶコースです。難解なものではなく、歯科医師すべてに必要な、ごく、当たり前の考え方です。

ぜひ受講されることをおすすめします。

咬合コースのほか、すべてのコースも、継続して行なっています。


筒井塾

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歯科治療が怖いあなたへ | トップ | スタッフの成長 その1 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (よね)
2007-10-15 12:59:45
内藤先生は、大親友でもあり、喧嘩友達の筒井先生がいなくなったと嘆いておられました。
Unknown (Unknown)
2007-10-15 21:27:21
筒井昌秀先生は、偉大な臨床家でしたが、いつも謙虚で、求道者のように、真っ直ぐに、誰も行ったことにない「最高」を目指した先生でした。

たくさんの方が心のそこから別れを惜しんでいらっしゃいました。
筒井歯科 (元患者)
2007-10-16 20:56:45
たまたまこちらのブログを拝見致しました.そして筒井昌秀先生,照子先生という聞き覚えのある名前を目にしました.そうです!私が27年前に,当時はまだ珍しかった歯列矯正,歯科治療を受けた筒井歯科医院の先生じゃないですか!!その頃は,そんな素晴らしい先生とは知らず..昌秀先生亡くなられたのですね,本当に残念です.今でも私の歯並び,虫歯の治療跡は健在です.15年前,横浜に引っ越したとき顎関節症になり,照子先生がわざわざ横浜の先生に紹介状を書いてくださいました.本当にありがたかったです.現在は東京に住んでいますが,先生から教わった舌の位置や水の飲み方(結構当時練習させられました),ブラッシングを守っていたせいか虫歯にも縁がなかったのですが,最近なんだか水に歯がしみるような気が.東京で歯医者さんに縁の無い生活をしていたので,どこに行ったらいいものか悩んでいます.筒井先生のような素晴らしい先生が近くにいればいいのですが.
Unknown (大石)
2007-10-16 23:41:38
はじめまして。
メッセージありがとうございます。
筒井歯科で治療を受けられたのですね。

筒井先生ご夫妻は、10数年にわたって筒井塾を
開き、後輩の指導にあたってこられました。

今では多くの優秀な歯科医師が育ってきています。
東京からもたくさんの歯科医師が、筒井塾を受講されています。

筒井歯科に連絡されれば、また照子先生が、よいところを紹介してくださると思います。
TELされると喜ばれると思いますよ。

咬合療法研究会のホームページに会員名簿連絡先などが乗っています。

Unknown (ひかり)
2007-10-21 12:04:40
北九州一帯は、筒井先生や下川御大を始めとする、すばらしい治療家がたくさんいらっしゃいますよねー。それなのに、諸先輩に学ばずに、治らない治療をまだ続けている医院も多いとか。もとむら歯科の患者様はグッドチョイス!ですねー
耳鼻科学をかじってみると、鼻呼吸しにくい人は仰向けに眠りにくい・横向きで寝がち、ということがわかります。乳幼児でも、横向きが好きな子・仰向けが好きな子と分かれるのはそのせいなのかなー?と最近思っています。
ブラキシズム研究のカナダの先生が、ネイティブアメリカンの調査をしたところ、「赤ちゃんは仰向けに寝かせ、下顎が落ちて窒息しそうになると、母親が軽く誘導して挙上する」という慣習がかつてあったそうです。
日本でも、大昔は、母親が、子供の歯を毎日指で軽く押して歯並びを整えた、というような言い伝えが残っている地域がありますよね。
昔の人って、うまいことやってたんだなー、と思います。
Unknown (大石)
2007-10-21 21:51:19
そうなんですか。
昔の知恵は馬鹿にできませんね。
それにしてもひかり先生、博学ですね。
今度いろいろと、お話できるのが楽しみです。
おみやげお楽しみに!

コメントを投稿

咬合療法」カテゴリの最新記事