ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

休日診療へ行く

2007-05-23 09:56:48 | こども関係(~2010年3月)
この週末土曜日、息子が「のどが痛い」と言い出したなあ、と思っていたら、夕方あれよあれよと熱が39度以上に上がった。
食欲もなく、すっかり元気がない様子。
熱だけの症状なら、少し休めば直るかな、と思うが、どうやら扁桃腺が腫れているようだし、病院に行った方が早く直るかな、と、日曜に第一病院に行く。

1年ほど前までは、日本語通訳の看護婦さんがいない時間帯(夜や日曜など)に第一病院に行くとなると普通病棟に行くしかなくて、夜中なのに結構混雑している点滴室で点滴を受けたり、日曜でも病気の子ども達で混雑している診療室で子どもを抱っこして順番を待ったり、いろいろと大変だったのだが、第一病院の特診室「康苑医療センター」がその後出来、24時間診察可能という事で、それは助かるなあ、と思っていた。

そして日曜日に初の受診。
まず予約をしないと、と、康苑の電話番号に電話をかけると、誰も出ない・・・。
仕方ないので日曜は休暇の日本語通訳の看護婦さんへTEL。お休みのところ申し訳ないが、予約だけとってもらう。

予約時間に病棟へ行き、診察を受ける。
案の定喉が腫れている、と言われるが、プラス「少し膿んでいる」とも。

えっ、膿んでるの?
子ども達や自分を含め、過去の病歴でそんな事はなかったので、少し慌てる。

血液検査をしてみる、というので、検査をする為に一般病棟へ。
以前聞いた説明だと、この康苑で血液検査などもできるようになった、と言っていたが、やっぱり日曜だから人手がないのか?
連れられて行った一般病棟。久しぶりに足を踏み入れたが、日曜だと言うのに大変な混雑。
採血の窓口にも長打の列だ。
並んでいる人を掻き分け、付き添いのお医者さん「特診患者だから先に採血して、すぐに検査結果をちょうだい」と息子を窓口に突き出す。

特診料金を払っているのだから、それはそれでこちらの望んでいる対応なのだが、子ども自身、こういう対応はどう感じるのかな、とふと思う。
外国人だからの特権なのか、お金があるからの特権なのか・・・。
身をもって感じる貧富の差。だからといって、自分は特別だとは思ってほしくない。
こういった事をどう教えていくのか、難しいなあ、と思う。

採血の結果、白血球値が高いので細菌感染か、と抗生物質の投与が必要との診断。
とはいえ、普通の風邪でもなんでもかんでも抗生物質は処方されるのだが、今回は確かに必要かもなあ、と納得。
点滴を勧められるが断り、抗生物質と漢方の喉の炎症止めをもらってやっと帰る。

息子の病状、月曜には熱は下がったが、念のため学校は1日休み、月曜夜からは喉の痛みも取れたようなので火曜から通常通り学校へ。
1日休んだので、火曜日は案の定宿題をわんさか抱えて帰ってきた。
担任の先生も、宿題は全部出来ないならそれでもかまわない、と言っていたので、全部できなくてもいいんだよ、と息子に話すも、夜と、水曜の朝も早く起きて全部仕上げて学校へ行った。
病み上がりだし、そんなになにがなんでも宿題をしなければいけない訳ではないのに・・・。しかし彼の性格、仕方ないのか・・・。

中国の子ども達、病気になると、勉強が遅れるので学校を休ませたくない、子どもが学校を休むと共働きなので親が困る、などの理由で、すぐに病状の改善を求める傾向が強い様子。
それに病院がメチャクチャ混んでいるので、薬を飲んで症状が改善しなかったら再度来院、なんて悠長な事はしたくない、1回行ってすぐに直してもらいたい、といったような事から、日本人から見ると、すぐに点滴、薬の過剰投与、と感じるような状況なのかなあ、と思う。

息子の学校も、確かに1日休むとそれだけ勉強が大変になるので、なるべくは休んでもらいたくはない。
でも、勉強より体が第一。点滴は疲れるし、薬の過剰摂取も良くない。様子をよく見ながら、健康管理をしていかないと、と思う。


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