ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

畠山美由紀 歌で逢いましょう

2015-02-22 22:58:11 | エッセイ
 相撲に大鵬・柏戸というセットがあって、言うまでもなく、昭和の大横綱、同時期のライバルである。 これを、Jポップというか、当時の言い方で言うとニュー・ミュージックとなるが、松任谷由美と中島みゆきのセットというのがまた同様のライバル関係となる。中島みゆきの後方には、八代亜紀とか、さかのぼれば美空ひばりが控えているということになる。 ただし、日本の大衆音楽という世界で言うと、その山脈は、美空ひばりの後 . . . 本文を読む

水と月

2015-02-22 19:12:26 | 詩集 湾Ⅲ 2011~14
地の底から湧き出るような暗い水ひとすじの光もなく透明なのか漆黒なのか見定めることができない 土と砂利で盛土したままの道路に区切られて歪んで窪んだ四辺形が並んで田植えの前の田んぼのように暗い水が浸み出して歪んだ四角の街路に区切られた低い家並みの街がすべて陥没したように今は数棟のコンクリート建築が残されたままで 向こうは海奥深い湾のいちばん奥のふたつの岬に囲まれた小さな内側の湾&n . . . 本文を読む