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ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

休日・朝

2015-01-26 00:19:08 | 詩集湾Ⅱ(1993年5月20日)
ねえ ぼくはまだ寝ている 休日・朝 半分開けたドアの向こう(左手にステレオのスピーカ) 六畳と食堂=台所を仕切る開ききらない硝子戸の向こう(テーブルと椅子・食器棚) 食堂と洗面所をへだてるはずだが全開の引き戸の向こうに(洗たく機) 明るい朝の陽光をうける曇硝子の窓があって そのなかであなたが歯をみがいている まだパジャマのまま ふちどりが ほら 光っているまっ白なシルエットになっ . . . 本文を読む