ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

アイスクリームは

2012-09-26 00:26:43 | 嫌いだ嫌いだ
宮沢賢治の時代に アイスクリームは 天上の菓子だったに違いない 食べることはおろか 滅多に目にすることもできない ぼくらには ありふれた菓子 コンビニの冷凍ケースに あふれる駄菓子 いやときおり 極上のデザートでもありうるが 賢治の時代には 科学は 明るい 希望に満ちた未来の夢 天国のような暮らしをもたらす魔法の杖 ぼくらには 限界の明らかな道具 汚れを吸い取りきれない掃除機 でも 頼らざ . . . 本文を読む