538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

緋ぢりめん博徒

2012-01-30 21:48:04 | 邦画
1972年製作東映映画
石井輝男監督作品です。

緋牡丹のお龍さんなきあと
ポスト藤純子の映画が数多製作されたうちの1本ですね・・・
ってか女渡世人が六人も登場してくるけど
土田早苗さんと池玲子さんを除いて
みなさん科白も演技も学芸会並み
いや、学芸会以下ですね

石井監督でも台詞の棒はいかんともできなかったようで・・・
そんな中、藤浩子さんの盲目演技だけが
ちょい此方に響いてきてたのが救いでありましたけど

主演の中村英子さんはどうにかならなかったンでしょうか
多分上のほうが売り出す意図があったということで
ごり押しの主演でしょうかねぇ
石井監督でもどうしようもできなかったようでありました、

せめても脱いでくれればもうちょっと売れたかもしれないけど
脱ぎ専の玲子姐さんも中途半端な役所でしたし
途中からほっぽりぱなしな
石井監督もやる気なくなったのかも
な扱いは・・・

原案が団鬼六さんだからでしょうか?
今までの東映仁侠やくざ映画で避けてきた
女主人公を犯すというタブーを破ってるけど
中村英子さんが脱げないンじゃね

ということで、仁侠女渡世人の映画にも
東映ピンキー路線の映画にも属せない
不思議な属性な映画ということで・・・

お仕事ではありますが
こういう映画で絶対的に力抜かずに
怪演する名和宏さんとか小池朝雄で
かろうじて映画として存在してるわけで
スタジオシステムのプログラムピクチャーならでは
成立しない映画でした。


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