538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ワイルドバンチ

2008-12-02 23:59:47 | 洋画
サム・ペキンパーの最高傑作だと思う。
「ゲッタウエイ」「ガルシアの首」より自分的には好きな作品である。
ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン 、ロバート・ライアン、
ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン 、エドモンド・オブライエン と役者をそろえて
それぞれが自分の持ち合いを生かした群像劇としてるとこが何とも言えない

ホールデンより、ボーグナインがいいし
さらに、男の哀愁と諦観をにじませてるロバート・ライアンが光る
個人的にはベン・ジョンソン好みなんですが・・・

世間では暴力描写が喧伝されていますが
70年の映画だったらスゴイと思いますが
21世紀の現在ではこの作品を越えた暴力描写になってるので

映画美学としてはラストのカタルシス場面のスローモーションは素晴らしいとおもいますし、血飛沫も活気的だと・・・
でも今じゃ「レッドクリフ」の血のミストのほうが美しく感じてしまいますよね

映画の作術的にはいわゆるCGとマニュファクチュアーの違いではあるのですが
黒沢明が考案した血飛沫ビューッっていう表現はやっぱすごいことなんだなぁ
と、いまさらですが・・・

DVDでディレクターズカット版を見たのですが
全然長く感じなかったのは
やっぱ登場人物に魅力があり、主人公たちの生き様死に様に共感できるからでしょうか