みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「ゼロ・グラヴィティ」観る。

2014-11-23 15:10:24 | 映画
2013年・米ワーナー。アルフォンソ・キュアロン監督。
実質サンドラ・ブロック(ヒロイン役)の一人芝居の構成になっています。
WOWOWからのBD録画。


ちょっと前に話題になったSF-3D映画。
NASAからは「科学的事実に基づいていない映画だ」とのコメントが
あったようなので、本作における内容は多少割り引いて観たほうが良いかもしれない(^^;
また3D版で観るのが本来でしょうが、都合によりWOWOW版(2D)での観賞です(^^;

船外での定時作業中に、大量のデブリ(宇宙のゴミ)に襲われる。これは逃げるしかないが果たして?

母船への復帰を試みるも、うまく辿り着けたのはヒロイン一人のみ。
しかし母船もデブリによる損傷がひどく、満足に機能しない。


極度の疲労で頭の中は朦朧となる。そこに死んだはずの同僚の幻覚が現れ、力づけられる。
ここからは自分の感想ですが、本作はドラマ性が薄く一回観たら「もう十分」と感じました。
サンドラ・ブロックは良い女優さんですが、今回ドラマを一人で支えるには少し力不足だったかも。
高い3D-BD盤を買わ(え)なくて良かった....のかもしれない?(^^;

「海に帰る日」観ました。

2014-11-22 12:48:25 | 映画
2013年・アイルランド=イギリス合作。スティーヴン・ブラウン監督。
WOWOWからのBD録画。


一人の初老の男がある海辺の町に休暇を過ごしにやってきた。
男の名はマックス。妻を難病で亡くし、いまだにそのことで思い悩んでいた。
生前の妻とのやり取りを幾度となく思い返してはやりきれない気持ちになる......。
さらに少年時代のつらい回想が、亡き妻との記憶に交錯する。


医師から妻への最終宣告。「もう治らない」と。
実はマックスにとって、この町を訪れるのは初めてではなかった。
かつて彼は少年時代にバカンスでこの町にやってきたある裕福な家族と知り合った。
姉弟とも共に遊ぶようになるのだが、彼らは不幸にも海に溺れてしまい帰らぬ人たちとなってしまう。
これもまた彼にとっては、いまだに深く思い悩む原因になっている。


主人公マックス(中央)は、姉弟と一緒に遊ぶようになるが......。
不幸な記憶ではあっても、とにかくこの町はマックスにとっては重要な「思い出の地」だった。
彼にとっての心の救いは果たして見つかるのか。

お話は淡々と進んでいく。過去と現在の時間がしばしば入れ替わるが、ストーリーが
理解しにくいということはない。ただ根本的に「何故そうなるの?」という疑問は残る。

生前の病気の妻とのやりとりにしても、男になにか大きな落ち度があったわけでもなく、
姉弟の溺死にしても、彼に何らかの責任があったわけでもない。
それほど彼が思い悩む必要など無い筈なのだ。

終盤。娘のクルマに迎えられて、町を去るマックス。

つまりこの映画、極めて情緒的な話の割にはその中味・裏付けが乏しい。
マックスはただひたすらに悩み続ける。
そこが許容できれば良いが、そうでない場合は腑に落ちない思いが強く残るだろう。

「トルパン」観ました。

2014-11-21 14:42:07 | 映画
2008年・カザフスタン。セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督。
WOWOWからのBD録画。
カザフスタン人スタッフによるカザフスタンを舞台にしたストーリーですが、
ドイツ、ポーランド、ロシア、スイスからの出資もあるようで、まあ日本の製作委員会方式に近い?


カザフスタンと言うとソ連邦体制がまだ健在の頃はほとんど情報も無く、国名だけは
知っている、という程度でした。
しかし近年は豊富な地下資源を背景に、急速な経済的発展を見せていると聞きます。

それはともかく実際のカザフスタンの生活をこの映画を通して、垣間見ることができます。
都市部ももちろん存在しますが、いまも遊牧民というものがこの国にはあると分ります。

主人公アサは都会の生活を嫌って、羊を飼う遊牧民として暮らしたいとの希望をもっている。
しかしそのためには妻帯者であることが絶対条件。
単身者には勤まらない過酷な生活ゆえに、というのがボスの言い分。

カザフスタンに於ける遊牧民とは各戸ごとに独立しているのではなく、ボスを頂点にした
管理組織(いわば企業)になっていることが窺え、外国人が牧歌的な目で見るのは的外れのようです。

羊の群れの中、砂ぼこりで白く霞んで見えるのが主人公アサ。

このため婚活に励むアサだが、ものごとそうは上手くいかないのが世の習い(^^;
お目当てのトルパン嬢に気に入ってもらおうと大奮闘するも、結局は......。
がんばれアサ! そのうちに君にも良いことがあるかも知れないよ?(知らんけど(^^; )

次の牧草地をめざしてキャンプの移動。砂塵がすごいな。

*「トルパン」=チューリップの意味のようです。

「ネイチャー3D」観ました。 

2014-11-19 14:30:36 | 映画
2014年・イギリスBBC。監督=パトリック・モリス+ニール・ナイチンゲール。
3D-BDソフトをアマゾンにて購入。

ちょっと評判になった映画だし、3Dにも魅力を感じて購入。
しかし実際に視聴してみると......こりゃ~地味だわい(^^;
滝川クリステルさんのナレーションはでしゃばらず、上質なデキと思います。
しかし、映画全体でいうと淡々と映像を見せられている感じは否めない。


フラミンゴの大群。体色のピンクが濃くなると恋の季節。      砂漠を進むヘビ。昔のディズニー映画にもこんなシーンありました(^^;

今年もアフリカに乾期がやってきた。               水を求めて長く厳しい旅を続ける象の群れ。
水を飲みに水辺にきたヌーを襲うワニ。(画面左下にいます)    美しいサンゴ礁の水域をカメが泳ぐ

昔ならともかく、今はNHKの「ダーウィンが来た」ほか、大自然をテーマにした
TV番組は結構あります。画質もハイビジョンなので綺麗です。
飽きさせないための演出上の工夫もあります。
そうした映像を普段から観ている自分にしてみれば、「ネイチャー」という映画から
なにかしら新鮮味が感じられるシーンは残念ながら見つかりませんでした。

肝心の3D効果も飛び出し感はいまいち。もっとも、映画業界全体が「目に優しい、
自然な3D」を目指しているので仕方ないところかも.....。

「シュガー・ラッシュ」観ました。

2014-11-18 19:00:02 | 劇場用アニメ
2012年・米ディズニーアニメ。リッチ・ムーア監督。
WOWOWからのBD録画。ゲーム好きなら、思わずニヤリのシーン多数。


「なかなか良い」との評判なので、期待して視聴。結果、とても面白かったです。

今日もまた大暴れした後に共同アパートの屋上から突き落とされる。同じことの毎日に虚しい思いを抱くラルフ。

ゲームの中での悪役を務めるラルフ。しかし彼は自分の悪役人生につくづく嫌気が
さしてしまった。
そこで何とか陽のあたる立場を願い、その方法を探しに他のゲームの中へとターボする。
ターボ=この作品の中ではワープと同じ意味になります。

他のゲーム世界の中をターボする中で、出会ったのが、いたずらっ子のヴァネローペ。


ヴェネローペはカーレースに飛び入り参加する。なんとしても優勝しなければ......。
このヴェネローペが、とにかく可愛いです。最初のラルフとの出会いのときには
生意気な困ったヤツ、という感じですが、だんだんと彼女のことが解ってくるにつれて
ときに頬ずりしたくなるほど可愛くなってきます。これだけでこの作品、成功でしょう(^^;


別れのとき。ヴァネローペの目には光るものが......。

なんかお話のコンセプトが「MR.インクレディブル」に似てるような気もします。
でも面白い作品になっているのでOKです(^^;
3D-BDが販売されているので、買っておきたい気もしますが、いま金欠なので....(^^;