森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ホヌと夫の物語

2021年04月02日 | 日記


ハワイ語で海亀はホヌ、ですね。ハワイには、ホヌの起源についてユニークな神話があります。

大昔、魚の神アイアイがオアフ島カエナポイントの岩に絵を描いたところ、それが動きだしてホヌになったとか。ホヌは元々、こうして陸で生まれたので、産卵のたび陸に戻ってくるのですって。な~るほど! 

さて、そのせいなのかどうなのか。昨日、主人がホノルル港近くのアラモアナ通り沿いを歩いていたら、大きな亀がよちよち歩いていたのですって。体長30センチほどもあり、茶色だったので、主人はてっきりそれを陸亀だと思ったそうです。

偶然、同僚に亀を飼っている人がいたので電話をすると、「ぜひ欲しい。拾ってきて~」と頼まれ、主人は亀を抱えてオフィスへ。同僚にはひと目でそれが海亀であることがわかったので、亀を飼っている水槽に亀を入れると! 亀はどんどん水を飲み、茶色から緑色に変色したのだそうです。

可哀そうにその亀は、脱水症状に陥った海亀だったよう。何かの拍子にホノルル港から上がってしまったのか? 一人途方に暮れ、トボトボ歩いていたのですね…。亀好きの飼い主に引き取られてよかったです!

…その話を聞き、珍しく主人の善行に感心した私。「浦島太郎の話、知ってる? 亀を助けたから、あなたも竜宮城に行けるかも」と言うと、また関心なことに、主人は浦島太郎の物語を知っていました! 

しかも。亀好きの同僚は韓国系のアメリカ人なのですが、韓国にも、亀を助けたことで幸せになった人のお伽話があるそうです。

ではこの二人に、そのうち何か良いことが起こるのでしょうか…? きっとありそうですよね~。

もし素晴らしいことが起こったら、即ご報告しますね!

(冒頭の写真は、ホヌと泳いだ懐かしのヒロの海です)
コメント (2)
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