東北で大きな地震があったようですが、皆さまご無事ですか? その後、和歌山でもあったとか。
もう大丈夫と願っていますが、ここ1週間は余震の可能性もあると聞きました。どうぞお大事にしてくださいね。
さて。先週訪れたダウンタウンのナ・メア・ハワイでは、本を2冊買ってきました。今日はその1冊をご紹介します。はい、ハワイ文化の大御所、故メリー・カヴェナ・プクイさんの著書である「オレロ・ノエアウ」です。ハワイ語の格言や有名な言葉、詩的な表現を集めた本ですね。
思ったよりずっと大型の本で、$50! と聞いて驚きましたが、ずっと欲しかったので買ってきました。そして感動。これって国語辞典的なものに加え、歴史のテキストみたいな側面もある感じです。
というのも、本はただフレーズをダダダっと連ねているのではなく、その背景についても解説していて。たとえば、カメハメハ大王の言葉という「カメハメハの6つの島はおまえ達のものでもある。だが7つ目の島はタブーだ。私だけのものだ」。
これはハワイ島、マウイ島、ラナイ島、カホオラヴェ島、モロカイ島、オアフ島を征服したカメハメハが、カアフマヌ妃に言及した言葉なのですって。そう、7つめの島とはカアフマヌのことなんですね。
…数いた妃のなかでも、カアフマヌがお気に入りだったカメハメハ。カアフマヌに手を出せば死刑は必至だったそうです。
そういえばワイキキにあったある神殿は、カアフマヌの愛人だった若い王族が生贄にされた場所だと聞いたことがあります。一方、カアフマヌはお咎めなしだったんですよね。
~なんていう興味深い逸話が、格言とともにたくさん紹介されているこの本。ハワイ島ヒロ在住の画家、Dietrich Varez氏(読めません…)の挿絵も素晴らしくて。
ワクワクしながら少しづつ、読んでいます!