森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ディズニー新作「モアナ」の舞台は?

2017年03月06日 | 日記


前回のアウラニ続きで、今日はディズニー映画「モアナ」についてサラッとお話しましょうね。日本でももうすぐ公開ですね!

私達は昨年12月に観たのですが。なにせ「モアナ」はポリネシアの話、しかも主役モアナと準主役マウイの声優をハワイ出身者が務めるとあって、ハワイでも話題沸騰! 映画館は連日満員でした。

観た感想は...とにかく、映像が美しい! 海の色、ポリネシアの島の光景など、夢を見ているかのように美しくリアルで。ハワイに居ながら、「南の島って天国みたい!」と魅了されてしまいました。即、ビーチに出かけなきゃ! とも感じましたよ(笑)。

観る前は、けっこう物語や風俗的にハワイ色が強いのかな? と思ったのですが、そうでもなく。タヒチやサモア的な感じが強いように感じました。踊りのシーンについてはタヒチアンダンスの有名なグループが監修したと聞きましたが、タヒチ出身の知人いわく、「踊り以外の部分はあまりタヒチの感じがしなかった。サモアやマオリの影響が強いと思うナ」。

でもハワイ文化は、大きなポリネシア文化の一部です。ポリネシア全体に共通の神々(半神半人マウイもしかり)、言葉(海を意味するモアナしかり)、概念が多々あり、そういった意味で、映画では特定の島が強調されるのではなくポリネシア全体がうまくブレンドされ、ものすごく上手にまとまっていました。

特にポリネシア神話や航海の話が物語の核になっている点、ディズニーの方々がポリネシアの何たるかをしっかり理解しているのが感じられました。ホクレア号の例でもわかるように、ポリネシア人は南海のバイキングとも呼ばれ、優れた航海術で広い海に散らばっていったわけですからね。

ああ、もうこんなうんちく話はやめましょう! とにかく、ハワイ好きにはたまらないハズのディズニー名作「モアナ」。ぜひ観に行ってくださいね。海のシーン、本当に圧巻ですよ~。


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アウラニで見つけたハワイ

2017年03月04日 | ハワイアナ


先月、ディズニーのアウラニリゾートの話をしました(こちらです)。やたら混んでいたとか(笑)、ネガティブなことを書きましたが、感心する部分も多かったのです。今さらですが、今日はその点についてご紹介しましょう。

アウラニに関してよく言われるのは、ハワイ文化のエッセンスを取り入れたホテル造り、などという点ですね。しかも私の見たところ、ごくさりげなくハワイのタッチに溢れている点が素敵でした。実際、言われなければわからない程度に、さらっとハワイアン、なんですね。

たとえば冒頭の写真。これはロビーのシャンデリア?なのですが、古来ハワイアンが多用した、コアなど木製の器をかたどったものですね。ビショップ博物館や街のハワイアンショップなどで、こういうのご覧になったこと、ありませんか?

庭のあちこちに立つかがり火もしかり。かがり火自体はワイキキのホテルなんかにもよくありますが、ちょっと下の写真をご覧ください。柱の上に、串刺しのお団子みたいなかがり火がのっているの、わかりますか?



これはククイナッツを模したものなんです。古代ハワイで、ククイナッツは大切な燃料でした。大変、油分が高く、別名キャンドルナッツと呼ばれていたほどです(ハワイ語で、ですが)。ちなみにハワイ州の木はククイの木でございます。

ハワイアンは殻の中の白い部分を取り出し、ヤシの葉でくくって松明にしたり、細い竹で串刺しにして灯したりしたんですね。そうです、この写真のように! もちろん本物のククイナッツが使われているわけではなく、ガスで火を灯しているのでしょうが。

そんな、仕る人ぞ知る文化的な飾りをさりげな~くあちこちに施しているアウラニ。やるナ! 深いナ! と思いました。わざとらしくフラダンサーやサーファーの像をあちこちに配置したりするより、ずっと気が利いているじゃありませんか?

というわけで、ミッキーだけじゃなく、文化的にもなかなか楽しめるアウラニ。いつか、評判のルアウショーも観てみたいものです! ディズニー系のホテルですから、エンターテイメントもそれは素晴らしいに違いありません。 
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天気予報大外れで快晴のホノルル

2017年03月02日 | 日記


昨日は終日、土砂降りだったホノルル。これから数日間、さらに天気が下り坂と聞き、昨夕ゾゾッとしていたのです。なぜって、今朝は海辺で大切な撮影があったからです。某雑誌の表紙の撮影だったのですが。

そんなわけで戦々恐々として目を覚ませば、嬉しいことに天気予報が外れ、快晴! 清々しい朝の空気の中、さくさくと撮影が行われました。


こちらはモデルが身に着けていた白いジンジャーの花のレイです。

何せ来週はハワイ島出張の予定もあり、今日やるべきことができなければ大変! と切羽詰まった気持ちでいた私。美しい青空を仰ぎながら、「神様、アリガト―ゴザイマス‼‼」と手を合わせました、とさ。

明日も晴れますように!
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