何だか心が落ち着かないこの頃です。コロナのこともありますが、来月に迫ったアメリカ大統領選も要因の一つ(ホント)。昨日の初討論会も見苦しかったですね~。トランプが勝ったら大変! ついそんな心配をしてしまいます。
さて、最近はいろいろ、マウイ島&カウアイ島の勉強をしていました。そんな中で特に気になったのが、マウイ島ラハイナのボールドウィン博物館です(上の写真)。
なぜかというと…。この博物館はコネチカット出身の宣教師かつ医師だったドゥワイト・ボールドウィンの家を公開しているのですが、ボールドウィンはハワイ各島で天然痘が猛威をふるった1853年、マウイでの蔓延を水際でくい止めた英雄的な人物なのです。
イエール&ハーバード大学で学んだ優秀な医師だったボールドウィン。1835年にハワイ入りし、天然痘の流行時にはマウイ島でいち早く人々にワクチンを接種。被害の大きかったオアフ島との行き来を禁じたり検疫所や患者の隔離施設も設けて、被害を最小限にくい止めたのですね。
その結果、ハワイ全体で1万人超の死者が出た中、マウイでの死者はわずか数百人だったそうです。
19世紀のハワイで、疫病対策の基礎の基礎を早々に実施し、人々を救ったボールドウィン。ああ、なんて素晴らしいのでしょう! こういう真のリーダーシップを持った人が今、アメリカ大統領だったりハワイ州知事だったりしたら最高でしたネ。
まだまだコロナ禍は続きますが、ハワイの感染者数も1日100人前後に落ち着いてきました。先週からショップも再オープンして、以前の街の賑わいがやや戻ってきたかな? 日本からの皆さんをお迎えできるのも、もう少しです!
引き続き、日本&ハワイで頑張っていきましょうね。美しい中秋の名月でも愛でながら…。