前回、身体の引っかき傷を「何か霊的な障り?」と解釈した私。あまりに勝手な解釈に見えるカモしれないのですが、というのも以前、似たような「引っかき傷」の話を聞いたことがあったからなんです。
1つは、拙著「ハワイの不思議なお話」に出てくる逸話でございます。「半神半人カマプアアの邪恋」(P82ですよ~)の中で、ハワイ神話上の半神半人カマプアアに似た石をビーチで拾い、自宅に持ち帰った女性の話が出てきます。
女性はその日から具合が悪くなり、しかもお腹には得体の知れない引っかき傷が! 女性が石を拾ったビーチは、女好き、として知られるカマプアアの伝説が色濃く残る場所の近くでした。知識深いクプナ(シニア)に女性は「カマプアアが横恋慕しているのでは」と忠告を受け(女性は既婚者なので)、そのいわくある石をビーチに返しに行く…という顛末でした。そう。ここでもお腹に「引っかき傷」なんです。
もう1つは、知人一家の話です。その一家はホノルル東部のハワイカイに瀟洒な家を買ったのですが、新居に移ったとたん、末っ子のベビー(確か1歳未満でした)の身体に、引っかき傷ができるようになりました。まだ口もきけず事情は???なのですが、とにかく。ベビーベッドで1人眠っている赤ちゃんの身体に、原因不明の引っかき傷ができるのだそうです。
不思議なことは、さらにありました。一家には3歳の女の子もいるのですが…。その子が、なぜか新居を「Floating House(浮いているおうち)」と呼ぶのですって! ごくフツーの立派な家なのですよ。それなのに、なぜ~かフローティングハウスと…。まだしっかりその理由を話せない幼児だったこともあり、これまた詳細不明でごめんなさい。ともあれ、その一家は、その後、新居の御祓いをしたそうです。
そんなこんなで、引っかき傷はなんだか霊障のキーワード?なんて考えていた私。もちろん、真相は藪の中ですが…。私には、そんな気がしてナリマセン。
(冒頭の写真は、女性がカマプアアに横恋慕された?マラエカハナビーチです)