森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

リビング・オハナのワークショップに行ってきました

2013年05月04日 | 日記


先日、大変有意義かつユニークな勉強会に参加してきました! 実は昨年から、友人の1人が「リビング・オハナ」という、主にハワイ在住の日本人ファミリーを対象にした団体を立ち上げていて。月に一度のペースで、生活に役立つもろもろのワークショップを開催しています。

あ、ワークショップといっても、けっして小難しくない、日本の工芸のワークショップなども含む、楽しい内容が主なのですが。健全な心と身体、食の大切さなどを強調しながら、同時に子育て中の母親の横のつながりも育てていこう、といったとても有難~いグループなんです。

ハワイ暮らしなんていいナ! とかってよく言われるハワイ在住者なのですが、社会の中で孤立してしまったりという、やはり海外暮らしの大変さもあるわけで…。リビング・オハナは、そういう日本人のお母さんを応援することも、活動の主眼の一つに置いているようでした。こういう会、私がハワイに移った大昔にあったら嬉しかったナ…。今回参加してそんなことをつくづく感じたので、今日は先日のワークショップでの経験を少々シェアさせてくださいね。

4月18日のワークショップでは、リビング・オハナの発起人の1人でもある心理カウンセラーの袰岩奈々(ほろいわ・なな)先生が、「心:子供の褒め方、叱り方」をテーマにお話してくださいました。ティーンエイジャーの子供を2人抱え、日頃、自分のガミガミ癖にウンザリしている私ですから、張りきって行ってきたわけです!

当日は、20人以上の日本人のお母さんが集まっていたでしょうか? 地元の日系紙の取材も入って、なかなか賑やかでした。小さな赤ちゃん連れの方も多く…。皆、真剣に先生のお話に聞き入っていました。

奈々先生は心理カウンセラーとしての経験を日本で30年近く積んだ後、2011年からハワイに移住。日本では大学の講師もしていらしたし、集英社ほかからたくさん本も出版している著名な方です(著書:「感じない子供、心を扱えない大人」「○のない大人、×だらけの子供」「わが子が伸びる魔法の口癖」などなど)。

その奈々先生から、子供をうまく叱る上での大切なポイントを、幾つか教わりました。「あんたって子は…ガミガミ」みたいな人格否定のような叱り方ではなく「○○するのはよくないワ」のような、特定の行動を叱ること。さらには、止めさせたいことに代わり子供がすぐできそうな代替案を提案するのも手。また褒めるにもコツがあり、おだてて何かさせるために褒めたり、褒める&けなすがセットになった叱り方はNG。褒められることが嬉しくなくなったりするからだそうです。う~ん、私それ、しょっちゅうやってます!

講演の後には、スナックをいただく時間もあり、先生を囲んであれこれおしゃべり。小さなお子さんを抱えたお母さん方からは活発な質問が上がり、皆さんが、海外暮らしでの子育ての上で、どんなに指針を求めているのか。周りにすぐ愚痴をこぼせる実家のお母さんや近所の面倒見のいいおば様などがいない環境で、どんなに手探りで子育てをしているかが痛切に感じられて、なんだか私まで胸が苦しくなってしまいました。我が家も子供達が小さい頃、どうしていいかわからないことだらけだったな…。もろもろ、とても勉強になった、楽しいワークショップでした。誘ってくれたリビング・オハナの発起人Yさん、MAHALO!

リビング・オハナは夏期を除き定期的にワークショップを開いていて、次回は5月26日の「食:和食の基礎―精進料理」。精進料理の真髄の何たるかを知り、さらにはお料理を皆で美しく盛り付けるところまでやるのだそうです。しかもそれがランチに! 日・英両語で行われるそうなので、娘も連れて行こうかな…。そうそう、リビング・オハナは、我が家のように日本語を話さない子供がいる日本人の親にとっても嬉しい団体なのです。バイリンガルでのアクティビティもやってくださるそうなので。

そんなわけで。以上のようなワークショップに興味のある方は、リビング・オハナのサイトhttp://livingohana.blogspot.com/をぜひチェックしてみてくださいね。会場でお会いしましょう~。
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