【俺は好きなんだよ】第138回
『ライトスタッフ』(1983)原題も『THE RIGHT STUFF』。訳すと『正しい資質』ですかね。何のための資質か?宇宙を目指すための?スタッフ。監督:フィリップ・カウフマン 製作:アーウィン・ウィンクラー/ロバート・チャートフ 製作総指揮:アラン・ラッド・Jr 原作:トム・ウルフ 脚本:フィリップ・カウフマン 撮影:キャレブ・デシャネル 音楽 . . . 本文を読む
粛々と、祝1500回!!!
ついに、『丸い卵も切りよで四角』も1500回を迎えましたよ。
あんまり祝うのは、やめます、と書いたものの、1500回は、まぁまぁのものなのではないかと思うしね。
そうそう、gooブログのサービスで、閲覧数を加算して計算くれるようになった。
で、ここんとこは、週に3000から4000オーバーなので、つきに1万ずつ増えていくので、ちょっと楽しみ。
ここんと . . . 本文を読む
最近ぐっと来た言葉。
「他人の頭で考える。」
『爆笑問題のニッポンの教養』で、デザイナーの原研哉氏の言っていたこと。
これ、ジブリの鈴木Pも言っているね。
「自分を信じない」とも。
自分だけで出来ることは、かなり限りありですからね。
他人の頭を使えば、限りなく世界は広がって見える。
書物は、何千年も前も誰かの頭を借りられる最良の道具だ。
詩や小説や、音楽は、他人の心を借りられる。 . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第137回
『パプリカ』(2006)原作は、筒井康隆の同名小説 『パプリカ』。しかし、この物語の、今敏のオリジナルといってもいいほど、合致しているのです。スタッフ。監督:今敏 アニメーション制作:マッドハウス プロデューサー:丸田順悟 /滝山雅夫 企画:丸山正雄 原作:筒井康隆 『パプリカ』(中公文庫/新潮文庫刊) 脚本:水上清資/今敏 撮影監督:加藤道哉 美 . . . 本文を読む
鞘は投げられた
解説:
“賽は投げられた”シリーズ。
これは、宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島決戦の一コマから。
対峙して、刀の鞘を投げた小次郎に、武蔵は言う。
「小次郎、敗れたり」と。
「?」な小次郎。
武蔵は続ける。
「勝つ気なら、なぜ、納めるべき、鞘を捨てるのか?鞘を投げたのは、お主に、負けるかもしれぬ、という迷いがあるからだ」
で、 . . . 本文を読む
映画で、物語を語ること、
と、
映画的に物語を語ること、
は、違う。
メディア特性だけでなく、そこに何かその表現の独特の特徴を活かそうとして、取り組んだ作品と、あくまで、そのメディアの外面的特徴だけを、使った作品とでは、やはり違いがあるものだ。
確かに、映画的という言葉は、映画を愛す者たちの独善性を暴走させ、他のメディアへの優位を際立たせるための、便利な言葉として使われすぎている節も . . . 本文を読む
昨日9日より舞台の稽古が始まりました。
しかも、来週火曜日には、TVのロケもあったりと、演出家として仕事がるのは嬉しい。
戯曲は締め切りをぎりぎりまで延ばしてもらうなど、自分の遅筆具合を再度実感。
考えてみると、20代の頃の方が器用だったなぁ。
細かい仕事いくつも抱えながらこなしてはいたもんなぁ。
けど、自分の責任で作り上げる演出業になってからは、どうも突き詰めるところがあって、なかな . . . 本文を読む
モニター前の小僧、習わぬ今日を読む
解説:
元は“門前の小僧、習わぬ経を読む”。
まだ今日を習っていない寺の小僧さんでも、毎日聞いていれば、経を読めるようになる。毎日の積み重ねは、ながら仕事でも身につく、環境で人は成長するという意味のコトワザ。
こちらは、いまや一億総評論家時代とも言われ、誰でも、まるでワイドショーのコメンテイター . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第136回
『ハイ・フィデリティ』(2000)原題も『HIGH FIDELITY』。『HI-FI(ハイファイ)』の意味。『高忠実度』『高再現度』って感じです。原音を忠実に再現する度合いが高いこと。“FIDELITY”だけだと、信義という意味。そういや、エルヴィス・コステロにも同タイトルの曲があったなぁ。スタッフ。監督:スティーヴン・フリ . . . 本文を読む
映画の暴力は、暴く力でもある。
暴くのは、獣の部分。
暴れだすような鬱憤があるから。
理由さえないことだってある。
暴力的であるということを理由に、映画は規制はされることが多々ある。
裏返せば、人間は獣性を潜ませているからだともいえる。
だから、すぐに感化されると。
そして、なにより、暴力的に、感情移入させてしまう力が映画にはある。
プロパガンダに使われまくった理由もうなづける。
い . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第48回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』
青春コメディというジャンルの先人からの業績をきっちりと受け継いだ、ある意味、ウェルメイド。
そして、それをノスタルジーではなく、今の若者へ向けているのが素晴らしい。
青春モノは . . . 本文を読む
せめて、そつなくこなしたい。
出来れば、間違いのないようにしたい。
まぁ、間違いに見えなくするのは出来ても、やっぱり間違いは間違い。
自分の心が知っている。
さて、“そつなく”は、やっぱり、“そつ”が無い、となるのでしょうかね。
辞書を引くと、
“そつ”は、手落ち、手ぬかり、無駄、落ち度、失敗の意味だそう。
“そつ・なく”は、連語で、
ぬかりなく。要領よく。
“そつ・なく・こな . . . 本文を読む
【死ぬまでに観れるか?】第18回は、『エレクション2』(2006) 原題『黒社會以和爲貴』で、英語題は、まんま『Election2』以下は、ネットからの引用。-----------------------------------------------------『エレクション2』スタッフ。監督:ジョニー・トー製作:デニス・ロー、ジョニー・トー脚本:ヤウ・ナイホイ、イップ・ティンシン撮影監督:チェ . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第135回
『エレクション』(2005)
ELECTIONは、選挙のこと。
別名:『エレクション~黒社会~』原題は『黒社會』。
スタッフ。監督:ジョニー・トー 製作:デニス・ロー/ジョニー・トー 脚本:ヤウ・ナイホイ/イップ・ティンシン 撮影監督:チェン・チュウキョン 音楽:ルオ・ダー 出演。サイモン・ヤム レオン・カーフェイ ルイス・クー ニック・チョ . . . 本文を読む
『ラズレズ-LAZREZ』全3巻 出版社:エンターブレイン TKD/作 竹谷州史/画 DJを主人公にした珍しい音楽漫画。 音楽漫画の隠れた傑作。 なぜなら、音楽漫画の傑作度は、物語だけにあらず。 ページから、音楽が聴こえてくるか否か、にある。 そういう意味で、この漫画は傑作。 読んでいる時には、トランス感さえありますもの。 ラズレズは、ロシア語らしいが、綴りを間違えている . . . 本文を読む