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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

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ボノを殺せ! 『Killing Bono』

2017年12月02日 00時00分16秒 | 死ぬ前に観れるか?

【死ぬまでに観れるか?】第272回は、『Killing Bono』 (2011)

 

 

『ボノを殺せ』です。

そうです、U2のボノです。

 

 

 

上映時間:114分

製作国:イギリス

 

 

スタッフ。

監督:ニック・ハム

原作:ニール・マコーミック

脚本:ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネ、サイモン・マックスウェル

撮影:キアラン・マクガイガン

編集:ビリー・スネッドン

 

 

出演。

ベン・バーンズ  (ニール・マコーミック)

ロバート・シーハン  (イワン・マコーミック)

マーティン・マッキャン (ボノ)

マーク・グリフィン (エッジ)

シーン・ドイル  (ラリー・ミューレンJr)

デビット・チュドア (アダム・クレイトン)

デビッド・フェネリー (フランキー)

クリステン・リッター  (グロリア)

 

 

物語。

U2のボノたち(他の3人とも)と学校で同級生だったニール・マコーミックとその弟イワン(U2の最初のメンバーでもあった)が、彼らに負けじと別のバンドを組むという実録コメディ。

 

 

 

イギリスのロック評論家ニール・マコーミックの自伝小説を映像化した実録コメディ。

『シング・ストリート』の一時代前の話。

 

イギリスのロック評論家のニール・マコーミック(同名のイギリスの法学者、政治家もいるが、別人)は、U2の全メンバー(初期の5人ボノ、エッジ、ラリー、アダム、ディック)と同じマウントテンプル総合学校の出身で、U2の伝記『U2 by U2』の共著者(インタビュアー。2年近くインタビューしている)でもある。
彼の弟イワン・マコーミックは初期のU2のメンバー。(でも、数週間後に脱退。正確には前身バンドのフィードバックのメンバー)
二人はのちに、Frankie Corpse&The Undertakersを結成しています。その後にバンドを2つやりますが、3つどれも鳴かず飛ばず。ついにソロでレコード会社と契約出来てデビュー。したものの今度も売れず。音楽ライターとして再出発。現在も著名な評論家として活躍しています。

 

2011年作品で、日本ではソフト化もされていないし、原作小説も出てない。


 
脚本は、『ザ・コミットメンツ』や『バンク・ジョブ』などの脚本家ディック・クレメント(イアン・ラ・フレネとコンビ)で御年79歳(当時は72歳)。現在も現役で、今年もTVドラマのシリーズを手がけている。

 

 

U2関連でよく知られているのは、ヴァージン・ プルーンズで、その中心メンバー、ギャビン・フライデーとグッギはU2のボノと共にダブリンで“リプトン・ヴィレッジ”という少年ギャング団を作るほどの幼馴染(後に、U2のツアー時に一緒に来日してたりします)。そこでは、それぞれが新しい名前を名乗ることになっていて、その時のギャヴィン・フライデー、グッギ、ボノ(最初は、ステインヘグヴァンフイセノーレグバンバンバンバンで、次に補聴器「Bonavox」からとって、オコンネル・ストリートのボノ・ヴォクスにし、それを短くしてボノ・ヴォクスに変え、さらに縮めてボノになった)を芸名にしている。

ちなみに、リプトン・ヴィレッジには、非公式メンバーとして、エッジ、ストロングマン(グッギの兄)、ディック(エッジの兄)、アダムがいたそう。そもそも、このメンバーで街頭でパフォーマンスなんかもしていたんだとか。

そして、ラリーの「バンドやろうぜ(ドラムセットに無駄遣いしたので、ギターなどに無駄使いした人を募集、という文句で)」の呼びかけの貼り紙に、ボノ、エッジ、ディック、アダム、イワン、他一名が集まり、Feedbackというバンドを結成。すぐに、2名が脱退し、現在のU2メンバーとディックが残った。その後、The Hypeに改名、デビューが決まり、U2に改名する。(デビュー後、すぐにディックは脱退した)

そして、ディックはヴァージン・プルーンズのギタリストに、ストロングマンはベースになった。

U2の1枚目と3枚目のジャケットを飾る少年はグッギの弟のピーター・ローウェン(のちに彼は写真家になり、現在も活躍中でU2の写真も撮っています)で、もう一人の弟ジョニー・ローウェンもミュージシャンだそう(詳しく調べきれず・・・)。

ヴァージン・プルーンズはカルト的なバンドになったが解散。

ギャヴィン・フライデーはソロになり、現在も活躍中。(グッギは画家になり、ディックはザ・スクリーチ・オウルズでギターとして活動中。ソロ作もある)

現在もボノの親友であり、いくつもの曲を共作したり、展覧会を一緒に開いたり、多くの影響を与えています。現在は、映画音楽の仕事でも知られている(『ボクサー』、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』ほか。モーリス・シ―ザーとコンビで)。

もしかすると、彼の『You, Me & World War Three』という曲は、銀杏BOYSのアルバム『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』の元ネタかも。

 

 

このギャヴィン・フライデーとグッギのエピソードも映画の中にあるかな?

見たいなぁ。

 

 

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