悪役は口に甘し。
解説:
元は、"良薬は口に苦し"で、正論や正しい指摘や助言は言いづらいもの、または正論や正しい指摘や助言は受け入れづらいもの、の意味。
で、こちらは、悪薬ではなく、悪役にしたもの。
物語の悪役は、普通の人が見るので、ほとんどの場合、どこか口当たりがマイルドになっているということ。
特に子供番組の悪役は飲み込みやすい。
現実の悪役は、まぁ、壊れてますから。
よほどの作品でないと、この壊れた悪役はなかなか出てきません。だから楽しんでみられるのですが。
ドキュメンタリーとか、ニュース、つまり現実の世界の悪役は、ホントに口に苦い。良薬だからってことではない。そういう意味では、現実は、良薬として、反面教師にするしかないのだが。
フィクションは多く、正義が勝利する。
でも、現実は、正義が勝つには時間がかかるし、勝つために正義が失われることも常套。勝手もすぐ悪が現れる。そもそも善悪で割り切れる簡単に割り切れない。
フィクションで正義が勝たないと支えきれない、やり切れないくらいにね。