多くのメディアが、客を門にくぐらせて、玄関を開けさせる、までで終わりになりかけていないか。つまり、どう室内でおもてなしするか、が最後になって、門づくりが一番になっている。それって、街頭のキャッチのスキルを上げるってことじゃないか。そりゃ、最初から入りにくくすることもないが、現代はそもそも入りやすいものというのが、すでに知っているや興味があるものばかり。認知が高いもの、推しているものなら、中身は二番 . . . 本文を読む
「お前、彼女とどこまでいった?」「シーまでいった」「そうか、よかったな」「あー、思ったよりよかったよ、ディズニーシー」
ヒヤリハットは日々の感情の中にも潜んでいて、人間関係の大事故を呼ぶ。
フィクションの送り手が気にすべきは、自然さではなく、不自然さ。
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策士は作詞に時間を割くし。
結局、作曲、先送り。
落語、漫才、アニメには共通する語りの飛躍と速度があるのではないか。
演出部で伝記映画を数本、金子みすゞの『みすゞ』、リヒャルト・ゾルゲの『スパイ・ゾルゲ』、中山晋平の『シンペイ 歌こそすべて』などをやってきたけど、伝記映画ってホント難しい。アカデミー賞でも俳優賞は、実在の人物役が . . . 本文を読む
現代の想定客は、層ではなく、群や派で考えるといいのかもしれぬ。
どうも日本では教育ではなく学校というものが優先的になっているように思えるのである。
新宿武蔵野館の飾り、好きなのよね。観たのはブータン映画『お坊さんと鉄砲』。素敵な景色と素朴な人々のユーモアと世界への願いを実際のブータンの初の選挙を基に描いた佳作でした。異世界もの感さ . . . 本文を読む
ジュリエット・ビノシュ。「演じることは信じることです。嘘をつくのではなく、そこにはないものを自分があると信じることで、見ている人にもそこにあると信じてもらうことなのです。その上で、演じるに当たって大事なことは、その人が知られたくないと思っていること、隠していることがあること。お芝居の核とは、見せたいものを出すことではなく、触れてほしくないことがある、自分だけが知っていることをもつ、ということなので . . . 本文を読む
会わずに文章を交わす会話もできる時代だが、会って沈黙を交わす会話もある。
〈実際の面白い〉より、〈期待の面白そう〉や〈以前の面白かった〉で、世の中は動いている。
漬けまつ毛
風が吹けば 答えを聞くチャンス
人生を、人と生きる、ととるか、一人で生きる、ととるか、人に . . . 本文を読む
果てしなく端ない果し合い。
演出部で伝記映画を数本、金子みすゞの『みすゞ』、リヒャルト・ゾルゲの『スパイ・ゾルゲ』、中山晋平の『シンペイ 歌こそすべて』などをやってきたけど、伝記映画ってホント難しい。アカデミー賞でも俳優賞は、実在の人物役が獲りやすくなってる。映像系では伝記ものって一大ジャンルなのに、そこまでその構成を言及されてないよね。大河、一生、半生、一時代、 . . . 本文を読む
12月はいつも師走。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(原題『THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS』)ではなく、『THE KNIGHT BEFORE CHRISTMAS』(邦題『クリスマス・ナイト 〜恋に落ちた騎士〜』)という映画があるが、パロディではなく、結構しっかりまっすぐなファンタジーラブコメ。TVムービーだけどね。
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2020年あたりから、映画の中で切り落とされた頭のリアルさが格段に上がった。特に落ちた後の感じが。以前は、軽みがあって、作り物感が抜けなかったのだが、近頃はそれが大分減って重みを感じられるものが増えてきた。こういう細かいところで表現てどんどん進化していってるのよ。
アバターもエクボー。
何度か書いているが、創作物には時代ごとに、世 . . . 本文を読む
師走12月の年の瀬は、みなさま忘年会などで大変でしょうから、自主WSは睦月1月の年の初めにでも開催出来たらと考えております。
アメリカで活躍する韓国系俳優のジョン・チョーはアジア系のなまりのある英語をしゃべる役のオファーはすべて断っている。(なまりをなくしていいなら、と要望は出すそう)
悪寒無理とおカンムリでも冠かぶれば感無量。
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毎日会いたい人。たまに会いたくなる人。何日も会わなくてもまたいつものように会える人。会いたい人がいてくれるというのはいいものだなぁ。
ルネ・マグリットは友人を集めて、自作にふさわしいタイトルをつけさせるゲームをやって、実際にそれをタイトルにしていたそう。
どんどん想像力を失くし、未来ではなく、目の前のことだけに、反応するようになっ . . . 本文を読む
エンタメにも区分がある。全為(全方位向け)半為(賛否半々の反応狙い)one為(ひとりに刺され)円為(円満な金儲け)
しょくぱんまんが、アニメで自分の顔を食べさせないのは、ナルシストだからという説がある。それは彼が<強さとは美しさ>と考えているから。だが、飲み物無しで食べさせたら下手すりゃ窒息するからじゃないだろうか。(実は、絵本では食べさせている描写がある。太陽で . . . 本文を読む
渋谷は断固ハロウィン阻止に出ました。
多様性が重んじられる時代、相手の言葉を断罪せずに、まずは「なぜ?」「どうして?」と発して、相手を受け止められるといいんですけどね。これって物語や芸術の見方にそのまま繋がっている気もします。「つまらない」「面白い」だけじゃあ、味気ないとは思いませんか?
レッスンや講演、舞台挨拶を5000回はして . . . 本文を読む