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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

短歌を啖呵を切るように 8/13

2023年08月13日 00時00分55秒 | 短歌とか俳句とか
その<あか>を 「赤」と語れば その<あか>は その<あか>でなく ただ「赤」になり 「悲しいなら 笑うといいよ」 とあの時言ったあなたが 今ただ笑ってる リアルとね リアリティの 差は「イテイ」 「痛い」か「居たい」か 「いていい」なのか 見るたびに 「その気持ちを、シェアしよう」 その気はないの でも書きたいの つけるとき 「間違いない」と つけるとき そうであってと 祈る気持ちも . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 二十三年八月三日

2023年08月03日 23時25分34秒 | 短歌とか俳句とか
掌で 陽をうつし燃ゆ 黒い板 日差し照り ひさしに入り 久しぶり  忘れ物 雨宿りする ビニル傘 スギ花粉 カンバセーション 芳しく カフェとなった 喫茶店でのむ アイスコーヒー   雨降って 恵むか憎むか 傘をさす 日の者 暑すぎてもう 我干物 猛犬注意 シールへたってる 猛暑日 水揺れて 砂漠に似たり トツトツと エアコンは 魂なくも 根詰めず   . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 7/14

2023年07月14日 16時09分18秒 | 短歌とか俳句とか
わからない映画見た後 この世って まだまだ広いと嬉しさがあり 縦型か ドラムにするか 神様の いう通りを 二度三度して 青春を 過ぎてまだまだ 青苦く 今 我呼ぶは 青秋青冬 、と。、取り出し読めば句読点。、は間となる。。は休なり。 【、】と【。】、取り出し読めば句読点。【、】で句点で、【。】で読点。   あの葡萄 酸っぱいからと 諦める その味なりの 料理あろうと そん言 . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 二十三年七月七日

2023年07月07日 15時17分27秒 | 短歌とか俳句とか
はね回る 子らを見守る 扇風機 七夕より 棚ぼたがいい 夏休み 糸通し 真夏が如し いと遠し ジムの夏 鼻をつきだし 花を足す 夏少女を コントラバスが 運んでく   風景が 風景画になる ヘッドホン 懐かしい ナツいと言えば 夏っぽい 氷溶け ソフトドリンク やわらかく 夏は汗 冬は手袋 スマホ難 一枚が 生死をわける 映画館   . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 6/6

2023年06月06日 13時55分12秒 | 短歌とか俳句とか
「また見たい」 子供の声が 種をまく 段々畑 実るほど垂れ 半額に ひかれて買った 麺5玉 期限は2食 胃鍛えられし 生と付く 焼いたり揚げたりしていても 意味よりも胃が 魅惑されねば 練習より 練乳が好き ストロベリー 一期一会を 甘く過ごせば すりごまも 二度することで こまやかに なめらかになる ごますりもまた   フライパン ちょんと残敵 コンロかけ ひゅんと踊って  . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 5/19

2023年05月19日 18時00分31秒 | 短歌とか俳句とか
行く春に風の便りも無いけれど ちょくちょく出ていく貯金通帳 糸通し 霞の如し いと遠し しかしほつれも 目に入らなし 家族なら割り引かれるが一人者 会社も社会も 群れと思えば ガムよりもグミ選ばれるは ゴミならず しみじみ噛んで 紙に包みて ブラウン管 以前薄型に 照れたりて 今やアンティーク顔でデデンと   デジタルは便利なのだが 時折に アナログと触れ くつろぎいたる . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 二十三年五月十七日

2023年05月17日 15時31分59秒 | 短歌とか俳句とか
リモートの 向こうの猫の あくびうつる 季節知る 健康診断 年を取る 葉桜も 帰宅の目には 桜餅 しとしとと 菜種か梅か 雨薫る 菜種梅雨 そばはしりゆく ちぢれメン   さみしいな五月雨 ちとさみい デジタルは 及ばざるがごとし 雨降れり 花の雨 さんざん降らし 夏を呼ぶ 滴れば 汗まだ冷たし 夏手前 アキバだと 夏を感じる 秋葉原     . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 5/01

2023年05月01日 15時56分01秒 | 短歌とか俳句とか
始まりか終わりよければよしという 途中だけよくっちゃダメなのね 一人だと知ってしまった終わりまで これでようやく一人前か 夕焼けにインターホンが鳴ったのさ ビビりバビりて うきうきときき 酒飲んで叫ぶわけあり 百薬の長なら保険きかんのかいな ほめたらば ほめすぎですと 指摘され おとしてもまた そう指摘され ダイジョブは 自分ならまだ 耐えられる ちょっと辛い が含まれていて 甘いもの . . . 本文を読む
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ヒッチ俳句 その1

2023年04月26日 15時32分41秒 | 短歌とか俳句とか
くちづけ中 歯の根噛み合う 鼻の下 リンパ線 乗り換えあるか 赤い指 繰り返す 二度繰り返す 桜咲く もう一枚 余計だったと 春の尻 映画館 小品増えて 春終わる 咳のよに 言葉が出でて 首絞める 御茶ノ水 まで来てお茶を 飲み干して いい加減 行きつ戻りつ 春と秋 しとしとと 都市に降る雨 年も取る 風呂上がり 季節にない風 ドライヤー     &nb . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 4/1

2023年04月01日 10時03分13秒 | 短歌とか俳句とか
類人猿 少しだけ馬鹿 見てみよう ネイティブ発音 エイプリルフール 字面では4人と千人の差なんてさ 数ミリだけど 面を会わせば エヴリデイ 毎日は毎日 やってくる 二度と来ないぞ イエスタデイ 公演の日 もう終わった後を 考えている 緊張の糸 ほぐらさんとし 短歌を啖呵を切るように投下する 日々がわずかに 残す爪痕 本当は 「ウソ」って言うとき 「本当」と 思っているのに ウソと出るのよ . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 3/30

2023年03月30日 06時38分40秒 | 短歌とか俳句とか
ここまでが俳句ですよと春の声 ここから先は歌とするなり 今二人 乾杯みたいなキスをした カチリとなった ハハハハハハハ さっき二人 くっつけあって 近づいた 突端でだ 内臓の突端でだ 大事ゆえ二度繰り返す 大事ゆえ二度繰り返す 大事ゆえ二度       . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 3/28

2023年03月28日 12時18分26秒 | 短歌とか俳句とか
ご飯は油断するとすぐ寂しくなる もしゃもしゃと噛めば噛むほど 握ったった 持ってくために のちほどに ここの体に し入れるために 予約するは 約束するとは ほんのりと 厚みが違う 与圧が違う  ぐるぐると起伏激しき道を 行き来するか アップロード ダウンロード 十時から十字架だから難儀だな 頭をさげる 稽古しておく 信号は青 黒板は緑色 緑はいつも塗り替えられり あの映画を見た友人と会 . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように 3/26

2023年03月26日 10時34分18秒 | 短歌とか俳句とか
お天気は天の気分であるけれど 私の気分で 良きに悪きに 面白いは 重いを少し軽くしておる 黒いを少し白くしておる 掘り出されて溶かされて冷やされて叩かれて また地下鉄 僕の中に虫も無垢もムッシュもいる 無碍にしないで 無眠無休だ 女はボブやショートとカタカナで 男は坊主角刈りと漢字 春夏秋冬 春遥々 夏様々 秋飽き飽き 冬浮遊ふゅー 夏避ける黒眼鏡なりサングラス 冬をくぐらす白眼鏡なり . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように投下 その二

2023年03月24日 00時34分18秒 | 短歌とか俳句とか
正しい正しい正しい 繰り返すと間違ってる気がしてくる長机 公園でつい口ずさむ ハム園ハム園ハム園 腹が減る 残り10秒 9秒 8秒 で止めると7秒損した気分になるじゃない爆発ポップコーン 後ろ 見たいようで見たくないようで 痛みみたい 後ろめたい後ろめたい マヨネーズあったらかけるでしょ 千利休もハムレットも 君の口から出たから覚えてる 夏目漱石 アイスクリーム好き 正岡子規アイスクリ . . . 本文を読む
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短歌を啖呵を切るように その一

2023年03月23日 07時42分38秒 | 短歌とか俳句とか
知らなかったんだ それが地球を止めるスイッチだったとは 手探りで真夜中を探す そこに我が目玉は座らせたはず 死力つくして小下垂体 さっきまでは今日だった午前一時に白い形相 冷えた黒 謝る テレビよ マックスまで振り絞って声を出させてやれぬまま さらば 最後だからとフルボリューム 0.5秒の断末魔 と満足な俺 29と30の 30と31の間にあるのは同じ1ではないと言う母還暦 カニよりカニ . . . 本文を読む
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