魂のしくみからの独り言✨

過去の経験からその{意味}を探し・・
スピリチュアルな世界を知った私の独り言。。

芽 ~10

2009-06-19 21:45:09 | お話し
とにかく、進むことを決めた二人は・・

木の陰になっている「ここ」を、
当たり前が散在する「ここ」を、

踏みしめるのでした。

木の根元にいるであろう子供に向って・・

ただただ 黙って歩くのでした。

心の中のつっかえ棒を 握りしめ・・
つっかえ棒を頼り?に・・

言い逃れを止めた。

でも・・

いくら考えても・・

分からない。

子供のためによかれと思うことは・・してきた
自分に出来ることは・・してきた

子供が困らないように・・与えてきた、

つもり。

でも・・

そんな自分達の思い込みは、間違っている とでも言うように・・

この先の闇は、暗い。

「何が、こうさせたのか・・」

足元の、「当たり前」が・・分からない自分たちをせせら笑うように・・

感じる。

その度に、つっかえ棒を握り直す。

子供に会わなければいけないのに・・
子供に会うことが怖くて・・

これまで見てきた子供の姿は・・本当の姿ではなかったのか?

闇は・・問いかけてくる。

子供の幸せだと、信じて疑わなかった、足元の「当たり前」は・・

「それは、違う」と、語りかけてくるように・・感じる。

無言で歩きながら・・二人はそれぞれに考えるのでした。

父は・・

子供の事を妻にまかせきりできた自分
子供の事を知らない自分
子供と向き合う妻の想いを、知らない自分

を。

母は・・

その重責を、闇に、足元の「当たり前」に感じ。。

子供の本当の姿を掴めていない自分
子供に、本当に必要なものを与えられていない自分

そして・・

自分がどのように 子供に向かい合ってきたのか・・

を・・

問いなおしていました。