魂のしくみからの独り言✨

過去の経験からその{意味}を探し・・
スピリチュアルな世界を知った私の独り言。。

芽 ~3

2009-03-02 22:04:36 | お話し
子供の、形のない心に育った大木は・・

子供に当たろうとする日光を遮ります。

親・二人は・・唖然としながら・・
日光を遮る、形のないものを探し始めるのでした。

子供には、形あるもの}を与え・・不自由な想いはさせなかった、困らせはしなかった。
子供の笑う笑顔を見てきたはず・・・。

形あるもの に満たされて成長した子供が・・
なぜ?無言の抵抗をするのか?
なぜ?日の光を遮るのか?
・・分からない

男と女である前に、親であること。

日陰になった子供。

遠くから、形あるものだけを与えてきた親。

親たち2人は・・子供から離れたところを探し回る。
離れたところは・・自分たちの当たり前。

友人・学校・先生・・そこには何も・・
子供から遠く離れたところには・・原因は・・

・・無い。

散々探し回り、探し疲れる。

子供に近づく二人。

「これは、何?」

「柵?」

「私達は、入れない?」

柵は高く、容易に近づくことができない。
柵の存在に、気が付く二人。

ここからは、子供の様子が見えない。
子供の体温が・・感じられない。

二人は、初めて・・子供の表情が、見えていなかった自分たちを認識する。

柵の存在を認識する、二人の親。

「こんなところになぜ柵があるのか?」
「いつ出来たのか?」

自分たちを寄せつけない・・
親には心あたりがない・・

柵に戸惑う二人。

「お~い」

二人は、子供に向って叫んでみる。

「・・・・・」

返事はない。

でも、これで、やっと・・子供の周りの様子を知るのでした。

柵があること。
見えない何かが子どもに当たる日光を遮っていること。

何か?は見えないけれど・・子供は確かにそこに存在している。

親の中には・・これまでに味わったことのない、ものが湧いていました。

自分達は・・子供を育ててきた。
困らせないように、形あるものは十分に与えてきた。

でも、何かが違っていた。。

柵を目の当たりにして、湧いてくる・・もの。

「何が、この柵を作らせたのか?」
「なぜ?自分たちを寄せつけないのか?」

何が・間違っていたのか?

柵の外に原因を探し、探し疲れた二人。
柵の外の・・自分たちの当たり前。

二人は初めて、柵の外から・・柵の中へと・・
自分たちの当たり前から・・自分たちの当たり前でないものへと・・

視点を移す。

始まったのは・・

自問自答。