一期一会

日々是好日な身辺雑記

株主総会

2019年11月27日 | 日記
今日は六本木で開催された株式会社SHIFTの株主総会に出席した。

会場は2000年代のITバブル時代に楽天の三木谷氏、ライブドアの堀江氏、村上ファンドの村上氏などが住居やオフィスを構え、六本木ヒルズ族としてメディアを賑わせていた六本木ヒルズ森タワー49階で行われた。
SHIFTの決算が8月なので時期外れの株主総会になった。

開催時間が13:00からなので、その前に神宮外苑の銀杏並木の紅葉を観てきた。
何年か前にも紅葉見物に来たことがあるが今日は小雨まじりの天候と、銀杏の木も見頃を過ぎたのか緑の葉も混じり、イマイチだった。
今年は八ヶ岳紅葉登山も天候不順で行けず、先週末に予定していた吾野の東郷神社の紅葉祭りも雨で行けずと、天気に恵まれず紅葉を楽しめなかった。
明日から2泊3日で広島に行くので、宮島の紅葉谷に期待しよう。



株式会社SHIFTはソフトウェアテストを事業とする会社で、7/24に4800円で買い、9/27に5400円で売ったが、これが大きな悔いを残す取引となった。
売った株の株主総会に出席するのは、8月末決算の時点で株主だった事と、2020年8月期も増収増益予想なので、また下げた時点で買おうと思っているので、よりこの会社を知る為に出席した。

そこで悔いの残る取引の理由だが、この株は7/24に買ってからも1日で6%位の値動きという小型株特有の波が3回ほどあり、その波に乗ろうと10/10の決算発表前に一旦12,5%で利益確定売りをして次の下げを待っていたら、10/1に10/7からの東証マザーズから東証1部への昇格が発表になった。
この発表を受けこの日は270円高となり、もう下げはないと諦めてSHIFTの売却金でシステナを1589円で買った。
この東証1部への昇格と株式分割への期待については、8/25のブログ(日経IR・個人投資家フェア2019)で書いているが、それが決算発表前だったのが誤算だった。

そして10/10の決算発表は売上げ52.7%増、純利益163%増、今期予想が売上げ43%増、純利益49%増となり、翌日はこの決算発表を受けて870円高(16,8%)の6030円となった。
その後も上げ続け11/20には7970円となったところで、毎日の株価をメモするのを止めた。
株取引に(たられば)はないが、年末株高の市場ムードと上昇の勢いからすると、切りの良い数字の2000円高の6800円か7000円で売り設定をしていただろうから、ヨーロッパ旅行が3回位行ける利益の機会損失だった。
あとは1589円で買ったシステナの株が20%高の1900円で売れれば、SHIFTの後悔も相殺されるがどうなるか。 今日の終値は1760円である。



株主総会の説明資料に資本金32億円を1000万円に減資する事や、カルビー、RIZAPの代表取締役だった松本晃氏の取締役選任の件が載っており、どちらも株主総会の決議事項になっていた。
減資でのメリットは税金が安くなる事だが、バランスシート上は資本剰余金に移されるので、直接的に株主に影響はないが、資料を読んで気づくのは新株予約権の発行で、これは昔の転換社債とストックオプションを合わせたようなもので、色んなメリット、デメリットがあるが長くなるのでカット。
1000万円に減資する資本金も1月8日頃には、また30億円位になると予想するが、その推測理由も長くなるのでカット。

既に今年も新株予約権で100億円を調達しており、1000万円への減資と第三者割当の新株予約権を使っての資金調達というのは良く分からない資本政策だ。
株主総会ではこの減資に関する質問があったが、あまり明快な回答ではなかった。
新株予約権の発行による資金調達は、安定株主の確保、ストックオプションでの社内利用、行使の条件付けによる敵対的買収への予防策などが予想できるが一番の狙いがどこにあるかは分からない。
10月の5%ルールによる大量保有の報告ではひふみプラスのレオスキャピタルワークスやJPモルガンが上がっていたが、急激な株価上昇は投資ファンドの資金が流れこんでいるからかもしれない。

株主総会後、遅めの昼食をヒルズの中のラーメン店(AFURI)で醤油ラーメン980円を食べたが、やはりヒルズ族の食べるランチは少し高めか。
まぁ、ヒルズ族という言葉もITバブル時代の名残りで、IT分野ではGAFAのような企業も出てきてないので死語なのだろう。
昼食の後は渋谷に回って再開発が進んだ渋谷パルコ、渋谷スクランブルスクエアにあるファッションショップ(STUDIOUS)(UNITED TOKYO)に行こうと思っていたが、小雨が降る天気だったので止めて、1回の乗換えで済む大江戸線で帰宅した。



このセレクトショップを運営するのが(TOKYO BASE)という会社で、月曜日に株を買ったが、来週この株を買い増すか、バイオ創薬ベンチャーの(GNIグループ)を買うかを検討中なので、(TOKYO BASE)のショップを覗いてみようと思ったのだが、肌寒さに(まぁ良いか)となってしまった。
この2社を検討する理由が幾つかあるが、一つはどちらも中国関連という要素がある。
買い増すか、新たにGNIを買うかは今週の株価の動きで考えてみよう。

来週から12月だが、年末株高となるかどうかは米中貿易摩擦の交渉の結果しだいだろう。
iPhoneにまで関税を掛けるような事はしないと思うが、トランプの関心は自分のことだけなので、手柄話にしたい農作物の大量輸入で体裁を作るのだろうか。
GSOMIAや香港問題にも関心を示さず、ツイッターばかりしてるこの男と世界は何年付き合わないといけないのか、あと1年で終わりにしてもらいたいものだ。



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