一期一会

日々是好日な身辺雑記

「ハプスブルク展」

2019年11月21日 | 日記
昨日は上野の国立西洋美術館で開催されている「ハプスブルク展」を観に行ってきた。

昨年上野の森美術館で開催された「フェルメール展」は大変な混雑だったので、今回は9:30の開場に合わせて行きたかったが、先週から腰痛になり一日置きの午前中に接骨院に通っている為、出遅れての鑑賞となった。
2年前にも腰痛になり整形外科に通ったが、今回はカミさんが肩凝りで通っている接骨院を勧められ行ってみた。
接骨院は初めてだが、電気療法と併せて国家資格の柔道整復師が徒手療法を施し、それが背骨から腰まで指圧で硬くなった筋肉を揉みほぐすのだが、マッサージという感じは無く、痛いのなんのって・・・。

そんな療法からか整形外科のようにお年寄りは見かけず、スポーツで足を痛めた中学生や若い人も多く、6人いる柔道整復師も若い人で、西武ライオンズの選手やゴルフ、サッカーなどのスポーツ選手の色紙が飾ってある院内は賑わっている。

先週から5回と集中的に通っているからか、8割がた良くなりあと2回位で完治するだろうが、根本的な腰痛予防法として、ジョギング、ダンベルの筋トレ以外にヨガを再開しようと思っている。
ジムやヨガ教室に行くのではなく、パワーヨガのDVDを60分コースと80分コースの2本持っており、それでやるので手軽に行える。
こんな腰痛と三頭山登山での太腿の痛みで今月は全く走れてなく、12/1(日)の所沢シティマラソンもぶっつけ本番となる。
先月までは100m上り坂ダッシュのトレーニングも取り入れていたが、走り込みが出来てない状態では10.25km/1時間9分の関門に引っかかるかもしれない。
最後のマラソン大会出場になるので、2時間25分の制限時間内完走だけはしたいがどうなるか。



昼は池袋の(フォーティン トーキョー)で牛肉フォーの大盛り990円を食べてから上野の国立西洋美術館に向かう。
昼食時にも関わらず館内は混み合っていたが、それでも上野の森美術館での「フェルメール展」ほどではなく、展示室の広さもあるのか意外とゆっくり鑑賞出来た。
「ハプスブルク展」という名から、3年前にウィーンの王宮で見た財宝の展示も多いかと思ったが、殆どが美術史美術館所蔵の絵画で、9月の2日間のウィーン滞在中は休館で、翌日に秋篠宮佳子様が鑑賞された事を知った。



展示絵画の中には3年前に美術史美術館で観たベラスケスの(青いドレスの王女マルガリータ・テレサ)などがあり、じっくり、ゆっくり1時間くらい観て廻り、出口まで来たところでまた戻り、印象深かった絵をもう一度観てまわった。やはり寺巡りと美術館・博物館は一人で廻るが良い。
ロンドンの大英博物館では入る時だけ一緒で、見て回るのも帰るのも別々だった。

もう一度観て廻ったのは(青いドレスの王女マルガリータ・テレサ)他のベラスケスの作品や、パルトロメオ・マンフレーディの(キリスト捕縛)で、キリストを裏切ったユダが、兵士達に誰がキリストなのかを示すためにキスしようとする場面のこの絵はカラヴァッジォの画風に似てたのが印象深かった。この絵は国立西洋美術館の所蔵品なのでまた日本で観れる。

最も強く印象を受けたのは光と影の天才と言われるレンブラントの(使徒パウロ)で、目の表情、額の皺、髪の毛と髭、手先や本を写実的に描き、何か訴える力のある絵だった。
レンブラントは聖パウロの絵を何枚か描いており、この(使徒パウロ)はウィーンの美術史美術館の所蔵品だが、2016年に行った時に展示されていたのか記憶になく、この時はフェルメール、ベラスケス、ブリューゲル、カラヴァッジォ、ラファエロの絵の記憶が強く、ブリューゲルの絵が多かった印象だ。
因みに下の(使徒パウロ)はインターネット上のスクリーンショットで、展示場で写したものではない。







(ハプスブルク展)の後は、普段来ることのない上野公園をぶらり歩きして、紅葉を眺める。
国立科学博物館では現在(ミイラ展)を開催しており、来月カミさんと義妹、姪で行くらしく、誘われたが遠慮した。
カミさんはミイラに強い関心があるようで、大英博物館や2度行ったボストン美術館でも観に行っていたが、人の関心のポイントは分からないものである。
来月4日から六本木の国立新美術館で開催される展示会(ブタペスト)のチケットも2枚手元にあるが、これは購入したものではなく、日経W会員向けのイベントの抽選で当たったものである。
9月にブタペストに行った時は1日半の滞在だったので、美術館の予定は組まなかったが、ブタペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵のモネやルノワール、
エル・グレコの作品の展示らしいので、年明けにでもカミさんと行こうと思っている。



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