土曜日は三好貴子さんの個展へ行きました。
1年に4、5回個展を開催していますが、
いつも春か夏に開催していた銀座の画廊が閉廊したことで、
白山の画廊で初めての開催になりました。
白山駅の近くにおいしそうな台湾料理屋さんがあったので、
ランチをしてから個展へ行くことにしました。
駅から徒歩1分ということなので、
Eちゃんとはお店で待ち合わせることにしました。
でも地図を読めないわたしは迷いに迷って10分遅刻。
同じく地図を読めないEちゃんは、待ち合わせの20分前に駅に着き、
15分ほど迷いながらお店に辿り着いたそうです。
お店は台湾の古い街並みにありそうな趣の『also』。
鶯嵝荘と書かれたレトロな看板に期待が膨らみます。
テーブルについて注文と思っていたらメニューがない。
おばさんふたりで、あーだこーだと言っていたら店員さんが来て、
「このQRコード読み込んで、注文してください」
「えっ、・・・」
「メニューもその中に入ってます」
「あっ、はい・・・」
「会計もそちらでお願いします」
12時近かったので、近所の会社の勤め人たちが次々と入って来ます。
店員さんはおばさんふたりにかまっている暇はなさそうです。
EちゃんがQRコードを読み込み、お店のサイトが出てきました。
「きょう老眼鏡忘れちゃったんだ・・・」
「あたしがやろうか?」
と代わったもののメニューがちっさい!
上にどんどんスクロールしないと全部見られない!
つっ、つっ、疲れますのじゃ・・・💦
Eちゃんはワンタンと鶏肉飯セットを、わたしはワンタンと魯肉飯セットを、
やっとこさ注文しました・・・💦
台湾のトロトロの魯肉飯には負けますが、なかなかのお味でした。
ワンタンもおいしかったです。
初めての台湾はEちゃんと一緒でした。
地図を読めない、英語も話せないふたりが、
バスと電車でいろいろと見て歩いたずっこけ旅行を思い出しました。
どんどん変化していく生活様式、IT化が進み便利になる一方、
ずっこけても手探りでたどり着けるアナログ感が、おばさんには必要です。
三好貴子さんの個展には、手描きのオリジナル作品がいくつもありました。
初めてのスマホでの注文と支払いに疲れて、
作品たちを観ていて、なんだかとってもほっとしたわたしなのでした。
おいしさと、それを得るために必要だったQRコード。