五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

第15回地域紹介・観光ボランテイアガイド全国大会に出席して

2010-11-24 06:16:14 | 五高の歴史

地域紹介観光ボランテイア全国大会などと言えば「五高の歴史・落ち穂拾い」とは全然関係ないように聞えるが五高記念館をユニバーサル・ミュージアムとして熊本市の観光地の核とするため熊本国際観光コンベンション協会「くまもとよかとこ案内人の会」に参加したものであり、五高の資料整理と同じくこちらも参加以来既に十年を超えている。そんなことで今回の全国大会に出席したものである。


観光ボランテイアガイド全国大会は、おもてなしの心と言葉で伝えよう~地域の魅力彩発見~ということで平成22年11月17日と18日の2日間群馬県渋川市市民会館で開催された。
開会式では主催者である日本観光協会副理事長から地域密着型のボランテイアの活動も確実に充実して来たのでこの大会は今回の15回で終了し来年度からは新しいスタート台に立って考えたいという挨拶があり、以下その大会について報告する。そのほか群馬県副知事、渋川市長の歓迎の挨拶もあった。挨拶する日本観光協会副理事長

観光案内ボランテイアが心すべきものとしてNHKキャスター・現在千葉市女性センター名誉館長である加賀美幸子氏の「心を動かす言葉」という題で基調講演が行われた。日本語の美しさは源氏物語をはじめとして、伊勢物語等々の24節季、暮らしの変化、自分の古典朗読から到達したことであるが、人間はチャンスを確実にとらえるように常に前向きの志向でゆとりをもちながら生きていくべきものである。世間では年老いてくるは歳に免じて許される所もあるが、免ずるということと許可されるということは違うものである。

ことばには、聞く人を和ませ豊かにする大きな力があり地域の観光ボランテイアの心を込めた「ことば」のおもてなしは多くのお客様に、地域の魅力を紹介し旅先での感動や素敵な思い出を作ってもらうためにはいかなる言葉で対応するか、お客さんの心動かすためには又お客様の心と通うためには話しの内容の豊かさ、話しぶりはもちろんであるが、人間は臓器の働きをさけても見えないところにボデイスピリット、マインドと見えないところにある。心・命、生きる。そして生きと息はおなじ物である。心を動かすためには自分の人間としてのプラス思考のもとにゆっくりの気持ちで美しさを求めて、仕事は非凡で普段は平凡であれと説かれ言葉に込める話し手の心と、そこに生まれる人とのふれあいの大切さについての話があった。

基調講演する加賀美幸子氏



分科会では富岡製糸場解説委員の会の関座長の下で「地域資源の保全と活用」という歴史遺産は地域民に取って誇りうる財産であり広く紹介していくことはもちろんであるが、時代を担う世代・子供達に如何に伝えるか
○子供達のかかわりあい、○住民とのかかわりあい、○資源を守る、の3点に絞って保護について事例発表を下に各地の取り組みが紹介された。
以下は各団体から発表された事例について肝心な所を列記紹介する。なおこれはブロック代表の発表の段階でメモしたものからの引き写しであるので聞き違えについてはご容赦願いたい。
○堺は仁徳天皇陵を始めとして古墳が黄金の日々等を契機として全市の小学校が故郷堺と言うことでガイド案内を行っている。
○香川では子供ガイドが栗林公園を三年生が案内している。
○岡山倉敷では夏休みを利用して中学生に3ヶ日間地元を案内させている。中学生60名で永い子は一週間も行う子もいる。
○福井では三国市の三大祭りや東尋坊の説明を子供達を対応させている。
○岩手では東野物語東野100年ということで昔話しを語り部の話を聞き、「盛岡お城を勉強する会」を発足させている。
○愛媛では村上水軍さらに、しまなみ街道をマンガ本にして市内全小学校に配布し、文化財保護の立ち場から5~6年生を対象とした年2回の研修を行っている
○敦賀市では敦賀スタンダード故郷を見つめる。を。
○相生再生では子供地元学を群馬大学学生と一緒に子供達に相生の地図を落とさせている。○津では歴史から学ぶとして体験として小学校の5年生に周辺に於ける稲刈りのやり方。資料館での語り部の会で、3年生に資料の整理させ校外学習を行っている。所謂資源のクルージングである。
○岡山津市ではお国自慢学校支援、として総合学習を行っている。
○奈良では世界遺産が8個あるからだろうが、市内32の小学校のカリキュラムに7年前から取り入れられている。」
○西条市では子供のガイドの11期生の養成が行われ延べ180人の子供立ちが街を知る、
将来の街作りにつながるということで街の魅力をPRしている。グリーン観光として小学生を中心に子供児童探検隊として市長から認定証を出して貰っている

住民との関わり合いについて…地域住民への啓蒙が必要
岩見銀山訪うでは電線の地中化工事が行われた所住民のずれが大になった。福岡では歴史観光を取り入れるため45名のボランテイアで、建物の整備のため3年を要した。堺市では観光タクシーの導入、新潟市では天地人の放映以後観光客は多くなり又松山市では坂の上の雲放映以来ふるさとふれあい熟を創設し200名が参加している。妻恋ボランテイアでは妻恋郷土資料館を創設した。相生ではわたらせ学を、広島では街を知るツアーを始めた。町歩きで心がけていることは、交通手段、マップ地域の生活のあり方。文化財、地域の人との交わりで終了時には報告書を求める。魅力としては自分で歩いて自ら発見し伝える。観光スポットの発見、町歩きを行いマップの作成を行い体験型で時間のペースを考える。

結論として子供達にどう伝えていくか。総合学習に於いて、子供達だけでの地域体験、地域に関心を高める。子供達が街の変化する心をとらえる。土地をPRする。

○子供達のかかわりあい、○住民とのかかわりあい、○資源を守る3点目の資源を守る事についても大同小異で目新しい者は見られずどこの地域でも住民の認知度はうすく、住民自身の意識のずれ等を埋めるため、市民大学、公開講座、住民同士の共通点を探し出し、資源の大切さを保全活用を如何に保護していくかと言うことが結論であった。事例発表者

参加者


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