行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

お湯が出ない その②

2018-11-02 00:03:22 | 日記・エッセイ・コラム

   ネットで見積もり依頼。自分の仕事でもそうだがメールで依頼するとやりとりの記録が残るから便利。 

販売店のHPの見積もり依頼フォームにそって必要事項を入力。今使ってる機種を入力して、同程度の性能の製品でお勧めの物をと依頼する。

 ところがこれが結構面倒。正確な見積りを出すには、給湯器とその周りの写真が必要だという。工事が面倒だったり、1人では無理だったりして追加料金がかかる場合があるとのこと。表に出てお隣の駐車場に入らないと写真が上手く撮れないので、お隣にことわって、写真を撮って添付ファイルで送ったのだが、これが容量オーバーで送れない。

 「悪いけど、面倒だから一度見にきてくれない?」

 「良いですよ。近くですから30分位で」

 「注文は相見積を見てからだけど、だから来たって注文するとは限らないけど、無料で来てもらえるんだよね」

 「もちろんですよ。そんな大名商売はしてません」

 涙がでるようなセリフ。どっかのメーカーにきかせてやりたい。

 

 同様のやりとりをもう一社の販売店とやり、ここは隣とのスペースが狭いよと言うと、先方から一時間位で行きます。拝見してから見積もりを出します、と言う。そこでさっきの販売店の後に予定を入れて来てもらう事に。まだ他の販売店もあったが全体的にそんなに価格に違いがあるとも思えなかったのと、沢山見積りを取っても時間がかかるだけと思って2社で止めた。

 さて、その価格。2社とも給湯器本体がメーカー希望小売価格の概ね70%から80%引きと言うのは嘘ではない。ただし本体の値段に取りつけ工事費、旧機種の回収処分費用等が加算される。それでもメーカーさんやガスやさんから聞いた22~3万円よりは安い。色々教えてもらっておいて心苦しいが、ここでメーカーとガス会社さんは購入候補から外れた。さて残った2社の見積もりを比較。値段に差はある。ただ、両方の販売店とも親切だったし、高い方はそれなりの良さもあるし、安い方はそれなりに融通が利かなかったり、単純比較ができなくて、どちらにするか少し迷ったが、結局安い方に頼んでしまった。前回書いた通り年末にかけて異常に出費が多いのである。お断りした販売店の方御免なさい。もうすぐ今度はガスレンジが壊れると思うので、その時はまた検討します。

 そうなのだ、この家を買ってから15年。少しずついろんな所にガタが来ている。加えて家電を買い替える周期にもなっているようで、使えるが調子の悪い家電が出て来ている。ドンドンお金がかかるのだ。なにを買うにしてもすこしでも安いほうがいい。

 蛇足だが、私は非常識に安い物は嫌いである。松下幸之助だったと思うが(別に特に敬愛しているつもりはない)ある量販店の廉売に抗議してその量販店に対して出荷を止めて争った時 「適正価格の適正利潤」を確保するのは大事なことだ、と主張したと記憶する。これから先は私の勝手な解釈だが、適正に利益を出して、適正に従業員や関係会社に利潤分配しなければ結局弱い所にしわ寄せが行く。最終的に労働者や消費者の為にならない。安ければいいという物ではない。

 と、大げさなことを言いながら、安いものに飛びつく自分が情けない。ああ、自己嫌悪。