フィクション☆
「一回しか使わないんだから、図書館で借りようよ」
そう、誠が言ったのは 子供の名前辞典についてだった。
一回しかない大事な名前だからこそ、買っておきたいのではないか。
有紗は、そう思いながら、納豆をかき混ぜた。
「俺、納豆そばが 大好きなんだ~」
という誠に合わせて、週末のランチはいつも納豆そばだった。
「結婚式は、有紗の好きなとこでしていいよ。主役は有紗なんだからさ。」
と言っておいて、親がココでしたからココはどう?と、中堅ホテルでする成り行きになったし、
「うわー、有紗 このウェディングドレス似合うー!」
と言った ドレスは、安物だった。
「この納豆そばってさ、納豆一パックに乾麺だろ?お一人様 50円ぐらいだろ?安くてうまくて、最高の料理だよな~~」
たかが納豆そば
されど納豆そば
有紗は、とろろ、おくら、ねぎ、かつおぶしをのせて、最後に卵の黄身をトッピングした。
「なんだよ これ。俺は 納豆だけで 十分だよ」
たかが 名前辞典…
されど名前辞典。
これからの生活が 有紗は、不安に思えてきた。
買ったことを、忘れかけてた アイスバー(笑)
キウイとシロップで 作りました。 夏が終わる前に~~夏 遊び 急がないと♪♪
ぽちっとしてくれると 嬉しいです。
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