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観劇☆備忘録

ミュージカル大好き!

レ・ミゼラブル総括

2007年10月03日 | レ・ミゼラブル
6月
11日マ 別 鹿 知 岩 富 藤 斎 阿 岡
12日マ 今 鹿 坂 岩 富 泉 斎 阿 岡
14日マ 今 鹿 新 岩 菊 藤 斎 阿 岡
14日ソ 橋 禅 坂 渚 辛 山 三 森 坂

7月
11日マ 別 岡 笹 渚 菊 藤 安 田 原
11日ソ 山 今 島 シ 富 禅 駒 森 東

8月
08日マ 山 禅 坂 山 辛 山 駒 瀬 岸
08日ソ 今 岡 新 シ 菊 泉 三 森 坂
09日ソ 別 岡 新 渚 辛 藤 徳 瀬 東
10日マ 別 禅 新 山 菊 小 駒 阿 岸
15日マ 山 岡 坂 山 富 藤 徳 阿 岸
15日ソ 今 今 知 渚 辛 泉 駒 森 坂
16日マ 山 禅 笹 今 菊 山 駒 森 坂

合計13回(敬称 超略)
    

バルジャン・・山口さん(4) 別所さん(4) 今井さん(4) 橋本さん(1)

ジャベール・・鹿賀さん(3) 禅さん(4) 岡さん(4) 今さん(2)

エポニーヌ・・新妻さん(4) 笹本さん(2) 坂本さん(4) 知念さん(2) 島田さん(1)

ファンテーヌ・・岩崎さん(3) 山崎さん(3) 渚さん(4) シルビアさん(2) 今井さん(1)

コゼット・・辛島さん(4) 菊地さん(5) 富田さん(4)

マリウス・・禅さん(1) 泉見さん(3) 藤岡さん(5) 山崎さん(3) 小西さん(1)

テナルディエ・・駒田さん(5) 安崎さん(1) 三谷さん(2) 徳井さん(2) 斎藤さん(3) 

テナルディエの妻・・森公美子さん(5) 阿知波さん(5) 田中さん(1) 瀬戸内さん(2)

アンジョルラス・・岡さん(3) 坂元さん(4)  岸さん(3) 原田さん(1) 東山さん(2) 


観れなかったのは安部ジャベールだけ。
(安部ジャベールと、一回しか観れなかった橋本バルジャンは博多座で観る予定。)


この中からマイベストキャスティングと行きたいところですが‥

皆素晴らしく、一人を選ぶなんて出来ないので組み合わせで。


マイベストペアー

今井バルジャン×鹿賀ジャベール
今井バルジャン×今ジャベール

別所バルジャン×岡ジャベール

山口バルジャン×岡ジャベール
山口バルジャン×禅ジャベール

橋本バルジャン×禅ジャベール


泉見マリウス×坂元アンジョルラス

藤岡マリウス×東山アンジョルラス(バリケードでの「僕が行きます」「いかせないそれは危険だ」の時のもみ合いが好き/笑)

山崎マリウス×岸アンジョルラス

小西マリウス×岸アンジョルラス

禅マリウス×山口バルジャン

駒田テナルディエ×山口バルジャン
駒田テナルディエ×禅ジャベール
駒田テナルディエ×森マダムテナ


印象的だったキャスト

別所バルジャン(前楽が熱く素晴らしかった)
坂元アンジョルラス(歌が決まった時の爽快感が堪らない)
泉見マリウス(大好き♪ずっとマリウスをやって欲しい)
岡アンジョルラス(マイベスト・アンジョルラス)
禅ジャベール(やっぱり凄い)
禅マリウス(究極の癒し系マリウス マイベスト・マリウス)


マイベスト・アンサンブル

伊藤グランテール
近藤コンブフェール
松原フイイ
港レーグル
中本ジョリ


やはり回を重ねるというのは凄いもので6月より8月の舞台は、かなり進化していました。

博多座でご覧になられる方が羨ましいです。
博多座のお客様にも新たな出会いと驚きがあります様に。

(って、もう10月ですよね。トロくてすみません)

「レミゼ」8/16マチネ(My帝劇楽)

2007年09月27日 | レ・ミゼラブル
長々とやって参りました『帝劇レミゼ感想』も、やっとMy楽の8月16日です。

最後は、やっぱりこの御方!

いつものように言いたい放題言ってますが、ファンの皆様どうか許して下さいね




<山口バルジャンの想い出>
初めて今期の山口バルジャンを観た時(7/11ソワレ)に「あれ、何か変わった?」と、不思議な感じがしました。
歌を抑え目にして、演技的な表現をより重視なさっているような・・・。

最初は、その変化に戸惑ったというか・・・
ショックを受けたというか・・・。

すんなり受け入れられなかったんです・・・。
(ごめんなさい、ごめんなさい)
私にとって山口さんと言えば『(バズーカを含んだ)歌の力』そのものでしたから‥。

でもやがて、ストレートに歌い上げるより、バルジャンの心情・・・いや、魂そのものを丁寧に表現しようとなさっている姿に感動できるようになりました

前回の「石のように!」でも(その迫力に)だったのに、今回の

「自由をくれたのだ!!!!」は、
本当に心臓に来ますね

ド迫力!


山口バルジャンは兎に角、穏やかで優しいんですよね。
その為か、相手の岡ジャベールや石川ジャベールも心なしかソフトに感じます。

逆に更に燃えるのが今ジャベール(7/11ソワレ)。

冒頭の「俺はジャベール忘れるなよ~」で警棒で顎の下をウリウリしながら迫る場面のねちっこさは凄い(褒めてます)。

今井バルジャンとかだと「キッ!」と睨み返して火花バチバチなんだけど、優しい山口バルジャンは例え相手がジャベールでも人を睨み付ける事はしない。

辛そうに顔を背けたまま黙って耐えてます。
だから、今ジャベールもウリウリ状態のまんま。

「ジャベールのセクハラorパワハラに耐えるバルジャン」の構図に(笑)


バルジャンとジャベールの組み合わせによっては火花バチバチの『馬車の暴走』も穏やかな空気。

「私は そのバルジャンでは ないのか~♪」ニッコリ

さすがのジャベールも毒気を抜かれてます(笑)


忘れられないのが、SPマリウスの時の「告白」(7/11ソワレ)。
バルジャンの過去を知り、どうすれば良いか分からず呆然と立ち尽くす石川マリウスを、そっと優しく抱きしめて去っていったのが切な過ぎて堪りませんでした


最大の癒しポイント、リトルコゼットとのやり取りでの
「お城も見られるのね~♪」の首傾げ(8/15マチネ)は、犯罪的なまでの可愛さ


エピローグで迎えに来たファンテーヌへの笑顔なんか絶品ですよね。
前回より涙腺に来ましたよ


歌がやや控えめになったと言っても、『裁き』の「俺は 24653~~!」では、毎回 拍手喝采

『対決』や『ワン・デイ・モア』『マリウスとコゼット』のハーモニーの美しさは流石!

『彼を帰して』は、この世のものとは思えないくらいの素晴らしさ


やっぱり、好きです・・・山口バルジャン


<『宿屋』>
山口バルジャン、駒田テナルディエ、森マダム・テナルディエの時の『宿屋』は凄かったですね
何かもう「誰にも止められない!」って感じで弾けまくり!

今までなかった展開だったので、賛否両論あるかもしれないけど、私は存分に楽しませて頂きました
「昨年の今頃は、駒田さんに頭突きをされて、艶のあるお声で「クコォ~~ル」とか言われてたんだなぁ~」などと思い出しながら(笑)




<笹本エポニーヌ>
登場シーンの蓮っ葉ぶりが一番好きなエポ。
何か一生懸命テナルディエの娘として生きようとしているみたいで、健気に映るんですよね。
そこが切ない
彼女だと、短縮前の「神に召されて幸せだろう 生きるより~♪」の歌詞がシックリ来るかな。


<坂元アンジョルラス×育三郎マリウス>
前回の岸アンジョルラス×育三郎マリウスの時にエポが運ばれて行った後、倒れこんだ育三郎マリウスを岸アンジョルラスがガッシリ支えるという非常に絵になるシーンがありまして・・・

その坂元アンジョルラス・バージョンが見られるのね~♪と思いっきり期待してました
(何を楽しみに観に行ってるんだか/笑)

しかし・・・
育三郎マリウスは床に両手を付いて項垂れ、坂元アンジョルラスはその傍に屈みこんで慰めるという形に・・・

何か・・・
「キャプテン、負けて悔しいっすよ!」
「落ち込むな、また次があるさ」みたいな・・・。

なんで、なんでそうなるの?(笑)


まあ、誰かを贔屓する事なく皆に平等に接するのも、坂元アンジョルラスの良いところですが

グランにさえ、平等というかクール。

マリウスが撃たれて助けに行き、死んだと思って「うおお~!」とばかりにバリケードを駆け上がる坂元アンジョルラス。

止めようと伸ばした、グランの空を切る腕の空しい事・・・。

でも、これはこれでグッと来ます


今回の坂元アンジョルラスの髪型はとっても良いですね
出来れば、ずっとその髪型でいて欲しいなぁ

「レミゼ」8/10マチネ(別所さん楽)

2007年09月22日 | レ・ミゼラブル
別所バルジャンや石川ジャベールの感想は以前書いたので、残りの方の分を




新妻エポニーヌ
前回は新妻さんの初日の日で少し力が入り過ぎていた様に感じましたが、今回は良い感じに力が抜けていて好感触

マリウス相手にムキになりそうになった時、フッと冷めた表情をしてから次の表情になる 

表情が更に豊かに、クルクルと変わる様になって、エポニーヌの切なさが増しましたね

ソロ『オン・マイ・オウン』は文句なく圧巻、『ワン・デイ・モア』も力強く支えてくれて、安心して『レミゼ』の世界に浸れます

8月の前半の観劇、4公演中3公演が新妻エポニーヌ。
お蔭でとても満足のゆく遠征となりました
大感謝


小西マリウス
アンジョルラスと登場した時は格好良すぎて、別の舞台を見てるんじゃないかとまで思ってしまいしました

アンジョルラスが岸さんだったので、相乗効果で更に輝く二人

橋の上だけ別世界(笑)

スタイルと姿勢の良さで、ここまで人を魅了できるものなのかと衝撃的でしたね。

これで歌と演技が完璧だったら、最強のマリウスが誕生したかも。
今後に期待してます


駒田テナルディエ
昨年、名古屋で拝見した時はもっとギラギラしていて目なんか完全にイッちゃっていた様な感じがしましたが、今回の帝劇版では少しソフトになって、お茶目さが増したかな

親しみ易さを感じる今回の演技も好きですが、名古屋でのアノ黒光りしていた邪悪な駒田テナルディエも懐かしい


『宿屋の主人の歌』の時センター席だと、バチバチ視線が来るんですね。ずっと端席だったから気が付かなかった


山口バルジャンと別所バルジャンでは、『取引』の時の演技が微妙に違う
相手に合わせた演技をなさっておられるのがよくわかりました。


相手に合わせると言えば、『ジャベールの介入』。
ここで、石川ジャベールに投げられるところが大好き

「被害者なしなら 帰っていいね~ 誰が教えたかご存知でしょが~♪」と、ニヤニヤしながら近づいて、ふとジャベールを見ると凄く怖い顔

と思ってスローモーションで背を向けて逃げようとするも「泳がせておいて捕まえてやる~♪」で、がっしりと肩を捕まれ諦めモードになったところを「ゴミを始末しろ 仕事に戻れ!」と豪快に投げ飛ばされる

この時の表情・仕草が最高!

超上手席で石川ジャベールの表情が見えない時でも、駒田テナルディエの演技でジャベールの表情が想像できるんですよね


後、『結婚式』でのオカマさんへのハンカチ・ピシピシ攻撃と、『下水道』での丁寧な死体の扱い方も密かなツボ

(死体役の方に怪我させないように、気を使っておられるのが分かります)

死体役の方も駒田テナルディエの時は、さぞかしホッとしておられる事でしょう(笑)

「レミゼ」8/15ソワレ(今井さん×今さん)

2007年09月09日 | レ・ミゼラブル
今井バルジャンと今ジャベールの対決が熱かったです

冒頭の「囚人の歌」や「対決」は勿論、「馬車の暴走」でも火花が‥

砦も、坂元アンジョルラス&泉見マリウスで熱い熱い
この暑さを更に暑‥いや、熱くしてくれる良い舞台でした


今井バルジャン
自然体で、お人の良さそうな癒し系バルジャン

歌は流石で、豊かに響く低音が素敵です

ただ6月に比べると高音に少しお疲れが‥。

でも「彼を帰して」は、細かく切ったり最後を長く伸ばさない様にして歌いきっておられました。

キーを下げずに慎重に歌う事でカバーする姿にプロの意地を感じて感動



今ジャベール
7月はA席後方でも高波がゴゴーと押し寄せて来る様な『Stars』や『自殺』の迫力に圧倒されましたが、今回はホンの少しお疲れ?

それでも満足のいく、高いレベル。
長期公演で、この安定感は凄い


A席後方でも『バシッ』と音が聞こえて来る見事な警棒捌きと、情け容赦のない冷たさは健在

始めて今ジャベールを観た2005年の大阪を思い出します。


ファンテーヌや学生に対する態度の冷たい事

ファンテーヌが涙ながらに必死で訴えているのに、嫌な物でも見るみたいに冷たい目でいつでも殴れる様に常に警棒を向けているし。

砦でのエポニーヌの死に対しても、悲しみムードの中、斜め上を見上げて(客席に顔を向けて)「へっ、だから言わんこっちゃない」って感じで学生達を見下した表情。

学生の死体も物みたいに乱暴に扱う。

この冷酷さ、ふてぶてしさ

とても数ヵ月前まで、「私は王妃様を愛しております」と熱く語っていた御方と同一人物だとは思えません(笑)

今さんもかなり化けますよね。
(個人的には『十二夜』のセバスチャン王子が好きです)


情を理解しない(出来ない)寂しく悲しい、今ジャベール。

この方の『自殺』は「獲物に借りを作って、どうして生きられるか!」そのままのストレートな選択に感じられます。

最後の最後まで、温かい気持ちになる事なく消えていった様で切なさ倍増・・・。


歌に関しては‥。
7月は山口バルジャンの様な叫び声が所々に入っていましたが、今回は明らかな叫びは無かったように思います。

でもただ歌い上げるだけでなく、要所要所がセリフっぽい歌い方に。

叫ぶより今回の方が好きかも

今さんもいろいろ考えて、チャレンジしておられるんですね。

進化する今ジャベールに拍手



泉見マリウス
前回、新妻エポニーヌの時「その髪好きだわ~」とエポが髪に伸ばした手を腕で上手にブロックして髪を触らせなかったので、ちょっとガードが固くなった?(笑)と驚きましたが、今回の知念エポニーヌにはしっかり触らせてあげてました。

その日のタイミングによるのかなぁ。


泉見マリウスの好きなところは、歌詞を流さないところ

「燃える太陽の矢が胸に飛び込んだ~♪」と歌えば本当に矢が刺さってるかの様だし、「僕は飛ぶよ虹の空へ~♪」では本当に飛んで行きそう(笑)

一歌詞、一動作、大切に丁寧に演じておられます。

そんな泉見マリウスの「恵みの雨」は本当に凄い。

エポニーヌの痛みがマリウスを通じてバンバン伝わって来て、(観ている側の)息も止まる程の迫力と切なさです


猛暑と長期公演後半で、ややお疲れの見えるキャストがチラホラ居る中、泉見マリウスはそんな疲れなど全く感じさせません。

観る度に熱くなる演技は感動を通り越して、怖いくらいです(笑)


ラストの「聴こえる!みんなの歌が聴こえる!」の演技(表情)が大好きで、これを見る度に「遠征して良かったなぁ」と思います

まさしく「(遠征の苦労が)みな救われる~♪」な感動のエンディングです


坂元アンジョルラス
前回よりほんの少し苦しそうだったけど、決めるところはバッチリ決めてくれました

「群れとなりて~♪」はもちろん「ブラ~ック、夜の終わり~♪」でも拍手喝采

その後のフイイの「来い!相手になるぞ~♪」も、坂元アンジョルラスがいる時だと拍手が来る率が高くなるような‥。

泉見マリウスが一緒だと、「ラマルクの死」でイベント動画を思い出してニンマリしてしまいます(笑)


カーテンコール
今井バルジャンと今ジャベールの投げキッス
お茶目で可愛かったです

「レミゼ」8/15マチネ(山口さん×岡さん) 

2007年09月03日 | レ・ミゼラブル
待望の麗しコンビ

他のバル・ジャベ同様、熱く激しくぶつかり合うんだけど、品位と調和がありとにかく美しい

眼と耳に嬉しいペアーです


岡ジャベールは、法を守る云々より、自分の美意識を阻害するものとしてバルジャベを追っている様に感じるのですが・・・。
山口バルジャンは彼の美意識的にはOKというか、薄っすらと好意さえ感じられるのです。(すみません妄想入ってます)

別所バルジャン→乙女ジャベール
今井バルジャン→クール・ジャベール
山口バルジャン→ツンデレ・ジャベール

みたいな感じ?(すみません完全に妄想です)


山口バルジャン
「お城も見られるのね~♪」と可愛く首を傾けたコゼットに対して、「そうさ~♪」で負けずに体ごと可愛く傾けて答えた山口バルジャンに客席から笑いが。

バッチリ和みました!
この方は、何故こんなに可愛いのでしょうか

リトル・コゼットが、かなり身体を傾けた為、釣られて傾けた様に見えました。
よくやった!瑠花ちゃんコゼット!(笑)


岡ジャベール
ガブローシュに正体をばらされた後素早く上手に1~2m逃げる。
誰かが掴み掛かってなんとか捕えたけれど、少しドキドキ
岡さんの時は油断しちゃダメ(笑)



藤岡マリウス
堂々と歌い上げる『cafeソング』が好き


中本ジョリとの小芝居がツボに

これを見て思ったけれど、プリンの方はグランテール以外のアンサンブルさんにもっと絡んで欲しいなぁ。

革命への想いは、ちゃんと歌で歌っているから分かるんだけれど、歌にならない学生達の微妙な人間関係とかがほんのり伝わって来ると、より感情移入しやすくなって砦の崩壊シーンの切なさが増すと思うんだけどなぁ。


岸アンジョルラス
横田ガブローシュの投げた鞄を岸アンジョルラスがキャッチ!
鞄を持ちながら歌って、ちゃんと鞄から弾を取り出して撃っていた姿に感動。


徳井テナルディエ
小さいので、お札を頭に乗せられた姿が一番笑えるというか絵になりますよね。
流石、リトル・テナルディエ(笑)

カテコは下手端で山口さんと岡さんが徳井さんを真ん中にして腕を持ち上げ、「捕えられた宇宙人」状態にしてウケてました

「レミゼ」8/8マチネ

2007年08月29日 | レ・ミゼラブル
山口バルジャン/石川ジャベール/坂本ポニーヌ/山崎ファンテーヌ/辛島コゼット/山崎マリウス/駒田テナルディエ/瀬戸内マダムテナルディエ/岸アンジョルラス

岸アンジョルラス
力強い歌声、逞しい腕、広い背中。

頼り甲斐あり過ぎ!(笑)

でも仲間には厳しいだけでなく、結構優しく話し掛けてくれるんですよね。

何より、時折見せてくれる爽やかで優しげな笑顔が最高


この日、バリケードを登る時に片足を滑らせてしまい、ほんの少しその場で立ち止まり、それからゆっくり頂上へ。

足を傷めてないか気になって、じっと見ていたら、気付いてしまいました。

バリケードの頂上に立つ後ろ姿が、かなり素敵な事に

(もちろん、前も素敵もですよ/笑)


芝居の呼吸と言うか、丁寧な演技も好き。

「ラマル将軍が死んだ」の後、充分間を取って歌い出してくれるところとか、「マリウス!」と呼び止めた後、間を取って優しく「少し休め」と言ってくれるところとか。

戦いが始まり、マリウスが打たれて砦の上から駆け寄る時に、文字通り飛んで来る(バリケードの途中から勢い良くジャンプする)のにはドキッとするし。

その後グランテールと見つめ合い、何とも言えない笑顔を残して駆け上がり、旗を振る最後なんて本当に切ない。


最も印象に残ったのは‥

『最後の戦い』で「死のう僕らは 敵など怖れはしない」か「立つのだ仲間よ 世界に自由を!」のどちらか(すみませんちょっと記憶があやふやです)で、爽やかな笑顔を見せてくれるところ。

「この戦いは絶望だけでは無い、何か意味のあるものを残す」と信じて戦った・・・。
最後まで理想と希望を捨て無かった、骨太で前向きなアンジョルラスの人間性が感じられていいなぁと


2005年の大阪とは、まるで別人の様・・・。
凄く成長(努力)されたんだなぁと感じました。
(単に私が「レミゼ」慣れしていなくて、ちゃんと観れていなかったのかも‥。いや、きっとそうに違いない!)

今期、私の中では岡さんに引けを取らない、理想のアンジョルラスとなりました

願わくば来期も是非!



山崎マリウス

すっかり落ち着いていて、「本当に初めての舞台ですか?」と突っ込みたくなりますよね。

歌は安定しているし、芝居もスムーズ

エポが仲間に運ばれた後、立ち上がろうするんだけれど、ふらついて前に倒れかける演技が良かった
それを岸安アンジョルラスが良いタイミングでしっかり支えたから、バッチリ絵になってドキドキ

まだまだ進化して、いろいろやってくれそうな期待の持てる育マリウスです。

本当に舞台向きの方ですよね。

山口バルジャン・辛島コゼット・坂本ポニーヌだったので、二重奏・三重奏も美しく聴けて満足

そこに、石川ジャベール・岸アンジョルラスが加わった「ワン・デイ・モア」も良かった


山口バルジャン×禅ジャベール、駒田テナルディエについては、また後程ねちねち・・・いや、じっくりと

「レミゼ」アンサンブル編(2)

2007年08月23日 | レ・ミゼラブル
私の学生ベストメンバーは、

伊藤グランテール
近藤コンブフェール
松原フイイ
港レーグル


そして、

中本ジョリ


中本吉成君、可愛すぎ!

『ABCカフェ』で遅刻して来たマリウスのテーブルの向かいに座ってニコニコと話を聞いている姿が愛らしくて、以前から「誰あの子は?」と気になっていたんですが8月の後半になってやっと役名が分かりました。

常に可愛らしい笑顔で、仲間の演技にも細かく反応しておられますね。

マリウスには優しく、アンジョルラスには憧れと尊敬の眼差し、グランテールはちょっと苦手?


8月15日マチネの藤岡マリウスの時に、気付いたジョリ君のツボ

★遅刻して来たマリウスがテーブルに座り酒を飲んでいる時に、「さあグイッと」といった感じでカップの底に手を当てて促す。

★飲み終わったマリウスがジョリに話しかけようとすると、「今が決断をする時だ~♪」とアンジョルラスが歌い出したので、指を立てて「シッ、静かに。アンジョルラスの話を聞こうね」といった感じでマリウスを制する。

(この演技は16日の育三郎マリウスの時は無し。藤岡マリウス限定?)


とにかく砦の癒し系担当といった感じで、ひたすら可愛い

16日で私の「帝劇レミゼ」は終了なので、暫く会えないのが寂しいですね。


2003年公演のCDの冊子の香盤表を見るとジョリ君は『下水道』で死体役。
でも今期は緑のタイの学生(クールフェラック?)。

徳井テナに引きずられたり、三谷テナに手荒に扱われる(乱暴に降ろす→足蹴りで裏返し→踏んで跨いで→とどめに「ドン!」と尻乗せ」→更に頭を小突く)姿を見ずに済んで良かったかも
(クールフェラックと彼のファンの方ごめんなさい/笑)



近藤コンブフェール
工場長「怠けてりゃパンも買えない」の後「ティッ!」と軽く蹴りを入れてる?スケベなだけじゃなく気も荒い?
丸いを更に大きく開けて頑張ってる、旅人の小芝居も楽しくなってます



松原フイイ
結構、お顔に特徴があるので他の役でも直ぐ分かる。
「来い相手になるぞ~♪」で、坂元アンジョルラスだと小さいけれど拍手が来る率高し


皆さん、良い感じになってますよね。

次の「レミゼ」(10月後半)が楽しみです。

「レ・ミゼラブル」アンサンブル編(1)

8月遠征(後半)とトークショー動画

2007年08月22日 | レ・ミゼラブル
8/15マチネ(山口さん×岡さん) ソワレ(今井さん×今さん)
8/16マチネ(山口さん×禅さん)


山口さん二連発
今井さん×今さんも、砦の仲間達も熱くて大満足

前半のレポが書き終わらぬまま、後半の遠征となりましたが、これで今期の「帝劇レミゼ」は終了
後は、のんびり気ままにレポをまとめて行きますね


今回の遠征で悔しかったのが、16日のソワレと17日マチネのトークショーが見れなかった事

後、一泊できれば見れたのに・・・。

17日から仕事なので、16日マチネ終了後に即行で帰らなければならなかったんです。
手の届きそうな所にあるのに取れなかった・・・この悔しさ!
劇場で「トークショーのお知らせ」の案内を見たり、アナウンスを聞くのがどれほど辛かったか


仕事も少し落ち着いて、今日やっとブログの動画を見てスッキリ

(公式だけではなく、トークショーを丁寧にレポって下さった方のブログも読ませて頂き、当日の様子が手に取るように分かりました。
公式と個人ブログの管理人様に感謝感激です
私も何かに当たったら頑張ってレポしますね)


大笑い出来るイベントって最高ですよね

私もたまにイベントに当たる事もあるのですが、凄く真面目だったり、ちょっと微妙だったり・・・

いつか帝劇で大笑いしてみたい・・・

「ミス・サイゴン」期待してますよ(笑)


『レ・ミゼラブル』公式ブログ

「レ・ミゼラブル」8/8ソワレ

2007年08月14日 | レ・ミゼラブル
今井バルジャン/岡ジャベール/新妻ポニーヌ/シルビア・ファンテーヌ/菊地コゼット/泉見マリウス/三谷テナルディエ/森マダムテナルディエ/坂元アンジョルラス


坂元アンジョルラス絶好調

彼のバズーカが炸裂すると、砦の仲間の熱気も20%増量!?

「群れとなりて~」で拍手喝采

松原フイイの「来い!相手になるぞ~♪」もバッチリ決まって、小さいながらも拍手が

泉見マリウスも更に暑く‥いや、熱く細かくなっていて惚れ直すことしきり

本当に熱くて気持ちの良いバリケードでした


坂元アンジョルラス、2005年の大阪では短い毛をツンツンに立てていたイメージがあったんだけど、今期の髪型の方が自然で好き。

砦でグランテールの「死など無駄じゃないのか?」に対して、じっと見つめた後、腰のバネを使って上半身をガバっと思いっきり前に倒して彼の肩に手を置くのがツボ
そっと肩に触れるとかしない
細かいところまで、常に体育会系(笑)


岡ジャベールは相変わらずお美しくて、包容力と安定感抜群の今井バルジャンとも相性バッチリ

対決も綺麗に決まって迫力倍増!

新妻エポニーヌは切なさがしてて、ソロと「恵みの雨」はウルウル

このメンバーでの『ワン・デイ・モア』は正に圧巻

大満足のソワレでした

<おまけ>
三谷テナルディエ
下水道のシーンの担いで来る死体の扱い方・・・。

「乱暴に降ろす→足蹴りで裏返し→踏んで跨いで→とどめに「ドン!」と尻乗せ」に頭を小突く動作が加わり、死体役の人が更に気の毒に(笑)

石川ジャベール(「レミゼ」8/10マチネ)

2007年08月14日 | レ・ミゼラブル
前回観たのは6月14日。(8/8マチネ(山口さん×禅さん)の感想は、また後ほど)

禅さんにとってジャベールとして二度目の舞台だったのですが、その完成度の高さに驚きました

今回は、あれから更に深められて、ほぼ完成版って感じですね

もう今期は禅さんに驚かされっぱなしの、惚れ直しっぱなし


バルジャン(ジャベールは罪人だと思ってる)やテナルディエなど、悪人に対する嫌悪感をしっかり出している

だから、対決や「stars」も迫力満点
もうバルジャンが気の毒になるくらい


後、「あいつはジャベール~」で登場してから少し溜めて、もう嫌で堪らないって感じで「またも喧嘩か」と、たっぷり凄んで歌い出すところとか‥。

「泳がしておいて~捕まえて~や~る」でテナルディエをがっしり掴んで、「ゴミを始末しろ」で投げ飛ばすところも密かなツボ

どのテナにも容赦なし(笑)
(この掴まれた時の表情は、駒田テナルディエが最高)


別所バルジャンも楽で熱演だったし、個々の演技はとっても良かったんですけど、やっぱり別所バルジャンには岡ジャベールの方がしっくり来るような気がしたかも


石川ジャベールは前半迷いがなくて、別所バルジャンの愛情攻撃も岩のごとき石川ジャベールの意志には通じない感じ

砦で、首に掛けられたロープも早々と自分で外しちゃうし☆

でも彼の中で静かに何かが芽生え始めて‥、下水道まで追い詰めたバルジャンにあっさり道を譲ってしまう。

この時の「そんな自分の行動が信じられない」というように、目を大きく開いて愕然とする表情が強く印象に残ってます

愛情を知らずに生きて来たから、バルジャンから与えられても、それが何なのか、どう扱えばいいのか分からない。

「法と正義」を守って生きて来た自分の意志さえ曲げさせる何か。

「何だこれは?認めないぞ!」
「認めれば自分が壊れてしまう!認めるくらいなら消えてやる!」といった執念の自殺といった感じがしました。

(全然違ってたら、すみません)

同じものを与えられて全く正反対の答えを選んだ、バルジャンとジャベールというのが明確に現れた組み合わせかな?


どこがどうとは言えないんだけれど‥。
石川ジャベールには、橋本バルジャンがしっくり来た様に感じました。

(気が付いたら、今井バルジャン以外の全ての組み合わせで石川ジャベールを観てる いつの間に・・・/笑)


美しくて儚い岡ジャベール。
怖くて哀しい石川ジャベール。


どちらも大好きだ~

さて、次はいよいよ今ジャベールです。

(阿部ジャベールは遠征の都合上、博多までお預け)