観劇☆備忘録

ミュージカル大好き!

『エリザベート』 楽と前楽のカーテンコール

2008年08月30日 | エリザベート
ウロ覚えで、かなり不正確です

いずれ動画がupされると思いますので軽く流して下さい

(記憶が虫食い状態で、適当に埋めて書いてますので・・・)


言葉は違うと思いますが、大体の流れは合っているはず……

・・・だといいなぁ (オイオイ)

8/27 ソワレ


全員揃って笑顔で、お手振り&お辞儀

前に出てオーケストラに向かって拍手

幕が降りる

オーケストラにスポットライト

お客さんの手拍子で幕が上がる

キャストの皆さんが全員並んでいる

数人のお客さんが立ち上がろうとした所で、村井さんから御挨拶。
(お客さんは座る)


「名古屋から博多・大阪・東京へと新たな旅に出発します。
出演者一同、皆様に愛して頂けるよう頑張って参りますので、これからも宜しくお願いします」


みたいな感じだったかな?

「本日、四人が千秋楽を迎えます。

浦井健治君と

それから…

え~っと…

何てったっけ?」



と、村井さんが綜馬さんの名前をド忘れする小ネタあり

(ネタじゃなくてマジだったら、どうしよう/笑)


その後、涼風さんが四人を代表して御挨拶。

(多分、動画が出ると思うので省略)


綜馬さんと浦井君の挨拶を楽しみにしていたので、チョッピリ寂しかったです


でも涼風さんがスムーズに「梅田芸術劇場」と言って下さったのは嬉しかった(笑)

(『MA』の大阪JCB貸し切り公演と帝劇の凱旋公演初日の挨拶では、いつもド忘れなさって禅さんから「梅田芸術劇場」とフォローされていたんですよね

その梅芸で、お待ちしておりますよ~
(当方、関西人)


そして幕が降りて、明かりがついて「本日はありがとうございました」の放送が入る。
(この時、上手のデジタル時計のライトもついて、20時12分でした)

お客さん、スタンディング&手拍子

再び幕が上がると・・・

子供ルドルフ(新太君)を中心に、下手から涼風さん、浦井君、新太君、鈴木さん、山口さんが並んで手を繋いで笑顔の御挨拶

(皆が手を離したのに、いつまでも涼風さんと浦井君が手を繋いだままで、最後にはブンブンと振り回して御互いにウケておられました)

一旦幕が降りて、また上がると…

涼風さんと山口さんの二人きり

山口さんが「ささ、涼風さん。どうぞ、どうぞ」みたいな感じで、涼風さんを残してコミカルに上手端へ

涼風さんウケながら「いえいえ、山口さんこそ」と言った感じでコミカルに下手端へ

お互い中央に歩み寄り、笑顔でお手振り

そのまま後ろに下がる。
この時、山口さんが涼風さんのドレスを(歩き易い様に)持ってあげてました。

笑顔でお手振り

ここで幕が降り、再び「本日はありがとうございました」の放送が入ると、お客さん方はサッサと帰り仕度を始めちゃいました。

ここまで、会場のデジタル時計で20時15分。

思っていたより、アッサリしたカーテンコールでした


8/28 マチネ



全員揃って礼

前に出てオーケストラに向かって拍手

笑顔でお手振り

幕降りる

オーケストラにライト

お客さん熱烈手拍子

再び幕上がる

キャストの皆さんが全員並んでいる

お客さん、一斉にスタンディング

ほぼ全員立ち上がった所で、高嶋さんから御挨拶。
(殆んどのお客さん、立ったまま☆)

高嶋さん「名古屋のどえりゃあ暑い夏もようやく終わります。

皆さん、本当にありがとうございました。

今日は全員で千秋楽なので、この方に代表してご挨拶を伺いたいと思います。

神か・・・
悪魔か・・・
人か・・・

何とか!(←すみません、思い出せません)


山口祐一郎!」



拍手喝采


山口さんが手を前に出して小さく傾けて「パン!」と打つと、拍手が止まり笑いが起こる


山口さん「皆さん本当にありがとうございました。


外は雷と集中豪雨ですが…



一瞬にして微妙な空気に包まれる場内(笑)

「え~~っ?!」と言う声の後、笑いが起こる


山口さん「そーなんです・・・。


でも、今は良いお天気です。


でも、パラパラと雨が降っています。


でも!
太陽が出ています



(体をクネッと可愛く傾けながら…)

ちょっと不思議


本当に、あの…

な山口さんに場内爆笑


山口さんの一連の言動がツボに入りまくったらしく、斜め後ろで必死に笑いを堪える禅さん(笑)


気を取り直して


こうして皆さんと本当に楽しい一時を過ごせて、お父さんは幸せ者だなぁ~



拍手喝采


感謝の気持ちで一杯です
本当にありがとうございました



拍手喝采


そして、拍手が鳴り止む




……

……・・・・・・



お客さん「?????」


………………………







高嶋さん「・・・・・・(朝海さんに)振らないんですか?」


山口さん「あっ!」

(挨拶が済んでホッとして、忘れておられた御様子)


(高嶋さんに)お任せします」


高嶋さん「いえいえ、そんな…」

と、暫く譲り合った後

高嶋さん「では、それでは僕が…

何とか(←すみません、思い出せません)の妖精!

朝海ひかる!」



(朝海さんの挨拶を盛り上げようとして)『シンバルの猿のオモチャ』の様に全身を震わせて激しく手を叩き出す山口さん



「そこ(で暴れると)危ないですから・・・」と冷静な朝海さん(笑)

(山口さんの足元が微妙な場所だったらしい)


山口さんの不思議なテンションに合わせようと頑張る朝海さんが可愛いかったです

(朝海さんの挨拶は動画でお楽しみ下さい)


朝海さんの御挨拶の後


高嶋さん「え~、このエリザベート・ネオは、まだ、まだ、まだまだ続きます!
どうぞ皆さん、これからも宜しくお願い致します!

ありがとうございました!」


みたいな感じだったかな?

そして幕が降りて、明かりがついて「本日はありがとうございました」の放送が入る。
(この時、上手のデジタル時計のライトもついて、15時15分)

お客さんの手拍子、弛まず

再び幕が上がる

全員が中央後方に集合写真を撮る時の様にかたまって、笑顔でお手振り

(トートダンサーズは、後ろの三本柱のバルコニーからお手振り)


一旦幕が降りて、また上がると…朝海さんと山口さんの二人きり

笑顔でお手振り

幕が降りる


再び放送が入るも
拍手&手拍子は、まだ止まない


再び幕が開き二人が立っている

山口さんが「朝海さん、どうぞ!」と言う様に、コミカルに横に跳ねて上手端へ

残された朝海さん、客席に礼された後、山口さんを手で呼ばれる

山口さんが戻って来られて、二人で笑顔でお手振り

(後ろに下がる時は前楽と同じ様に、山口さんが朝海さんのドレスの裾を持ってあげてました。)

笑顔でお手振り

ここで幕が降り、再び放送が入り、お客さん方も帰り仕度を始められました。

ここまで、会場のデジタル時計で15時20分。


ちょっと不思議(笑)なカーテンコールでした☆

楽しかった~♪

キャスト&スタッフの皆様、ありがとうございました。



『エリザベート』8/20 マチネ

2008年08月26日 | エリザベート
素晴らしかったです!

山口トートの歌が、体にガンガン響いて来ました!

役者さんはいつもと変わりない感じだったから、単に自分の感じ方がいつもより上がっていたのかな?

この違いは何処から来るんだろう・・・?

三時間しか寝てないから睡眠時間とは関係なさそうだし、やっぱり座席かな・・・。

今日は下手最端ブロックの通路側の端で、視界を遮るものがなく、気持ち良く観れたのも大きかったかも。

まあ何はともあれ、こんな日があるからこそセッセ、セッセと劇場に通っているわけです


<石川フランツ>

今年初、二年振り。

今回も、凄く凄く良かったです

歌唱力、演技、そして…メイク力

どれも絶品です

(登場時の若き皇帝は、本当に艶々)

お歌も2004年より更に感情が入る様になり、メリハリがしていて引き付けられます。


横を向いて優しくエリザベートを見つめてたかと思うと、次に正面を向いた時は皇帝の顔。

本当に演技が細かくて、表情がクルクル変わるのです。
(オペラグラス推奨/笑)


ただ今回は、下手だったので表情が殆ど見えず、後頭部ばっかりだったのが残念です。
見せ場の『夜のボート』とか…


特に印象に残っているのが…

『あなたが側にいれば(リプライズ)』
宮廷の人々に囲まれ、不安になって「フランツ~」と抱き付いて来るエリザベート。

彼女を抱き締めながら、「どうしたんだ?」と考える様な表情なり。

目を閉じて彼女を受け止め、目を開けて彼女を見て「ああ不安なんだなぁ」と理解する。

その後の「大丈夫だよ」的な表情が優しい。


『皇后パレード』
三色旗のドレスを着て皆に称えられるエリザベートを崇拝するかの様に見つめる。


『父と息子』
険しいというか憎悪すら感じさせる様な厳しい表情でルドルフを責める。

「お前に政治が分かるはずが無い」は、彼を小馬鹿にした様に鼻で笑いながら。

その後「ママと同じ意見が間違いだと言うのか」とエリザベートの事を言われた途端、動揺しまくり。

台詞の一つ一つ毎に、表情の変化がしっかりついていて目が話せない。



母親と決別して、エリザベート第一に生きようと決めてからは更にストレート感情を出して来る感じ。


『悪夢』
髪の毛を振り乱して、トートやトートダンサーズに立ち向かっていく姿は泣けます。

その後の茫然自失となる姿にも。

綜馬フランツは床にうつ伏せになって、ルキーニの「オルレアン公を殺すつもりだったんだ!」で上半身を起こして、殆んど自分で起き上がるのですが、

石川フランツは呆然と座り込んでルキーニには反応しない。

その後ルキーニに上半身を捕まれ抱え上げられてもまだ呆然とした表情のまま。


最後までエリザベートを愛しぬき、燃え尽きてしまったかの様に…。


<フランツについて>

2004年に綜馬さんと禅さんで一回ずつ『エリザベート』を観ていますが、今回大きな変更はなかったです。
もうお二人とも、お歌もお芝居も完璧ですからね。

ウィーン版を観た時も、「フランツは、ウィーンキャストに混じっても引けを取らない」と思いましたし。
(てか、ウィーン版より断然濃い/笑)


<二人の違い>

主な歌い方

★綜馬フランツ★
正面を向き、目を見開き手を前に持って来て訴えるかの様に歌う。

★石川フランツ★
目を細め、視線は横にしたり下に向けたり、自然な体勢で歌う。


『皇帝の義務』

★綜馬フランツ★
もうこの頃から葛藤や苦悩が溢れていて、ゾフィーの教育が行き届いている感じ。

石川フランツより、やや内面的に大人っぽく見える。
「ママ~」と言いながら退場するのが可愛い

★石川フランツ★
多少の葛藤はあるけれど、母親の教えに対して綜馬フランツよりは抵抗がない感じ。

若さ故の無邪気さや残酷さがホンの少し垣間見えるくらい、あどけない。


お見合いシーン
『計画通り~あなたが側にいれば』


★綜馬フランツ★
2004年のこのシーンで鈴木綜馬さんに落ちました

向かい合ったシシィ一挙手一投足に喜んだり、恥ずかしそうに俯いたのを嫌われたのかと思って「えっ、僕の事嫌いなの?」とショックを受けたり、細かく反応していた姿が可愛すぎて

でも今年はこのシーンのフランツは、ずっと笑顔で細かく反応しない。

シシィがあんまりフランツを見ないから・・・。
フランツがプロポーズするまで、彼の事は眼中にない感じ。

綜馬フランツらしい反応は、シシィがカップをフウフウしながら飲む姿を見て「ハハハ」とマイクが拾う位の声で笑うくらいかな。


お見合いの後の二人きりになったところで、嬉しそうにシシィに抱きつこうとしたらやんわりと拒否される。

その時、大きな目を更に見開いて口をポッカリ開けて「ガ-ン」てな表情になりションボリするのがツボ。

その後「幸せになりましょ」とシシィに言われて、思いっきりニッコリ

やっぱり今年も可愛い(笑)


シシィの「自由に生きられるなら~」に対して、「言わなくちゃ、言わなくちゃ」と少々緊張しながら「最初に一つ言わなくてならない」と歌い出すところも可愛い


★石川フランツ★
2004年は、お見合いシーンでは終始余裕の笑顔。
シシィがどんな態度をとっても動揺しない。

『あなたが側にいれば』のシシィの「自由に生きられるなら~」で、我に帰り初めて笑顔が消えてシシィに義務について説く。

余裕が有り過ぎて、かなり大人に見えてしまった2004年。

今回は「お見合いシーン」からこの辺まで、青年らしい感じになってました。



母の教えに忠実な故に、自分の気持ちを殺し過ぎてエリザベートとすれ違っていく姿が切ない綜馬フランツ。

エリザベートに夢中で、彼女を理解しようと努力して、とても優しく接しているのが伝わって来る石川フランツ。

どちらも本当に素晴らしい!

大好きだ~。

まだまだ両フランツを観たい

大阪まで我慢できるかな


<子供ルドルフ>

石川新太君

ちょっぴり大きなお耳が可愛い。

オープニングでいきなり「ママーどーこにぃ~」を豪快に外してくれる(笑)

でも子役の割には声量があるので、『ママ何処なの』では音が合えば「おおっ!」と良い感じ。

三振かホームラン様か、博打的な感じが面白い。


田川颯眞君 

目に何か色気があって可愛いい。

演技も頑張ってる。

『ママ何処なの』で嬉しそうにトートに甘える表情がツボ。


どちらの子も良いなぁ
(もう一人の子はまだ見てません)

<カーテンコール>
早々とスタンディング♪

村井さんが躓きかけたのでドキドキ(お疲れ?)

山口さんと涼風さんのカーテンコールは、何故か子供ルドルフ(田川颯眞君)を真ん中に三人で。
(田口颯眞君が最後の公演なのかな? それとも、お誕生日?)

山口さんは終始、満面の笑みを浮かべておられました


石井一孝アコースティックライブ

2008年08月26日 | 石井一孝
ただ今、シアター・テレビジョンで放送中の

石井一孝アコースティックライブ
『Woody Session 3』


とっても素晴らしいコンサートでした

いつもの石井さんの「小さい事でクヨクヨすんな!行くぜ!行くぜ!」みたいなノリの良いコンサートが大好きなんだけれど、こうしたシットリとしたライブの素敵ですね。

優しく透明感のあるお声が秋の夜長にピッタリ

石井さんのオリジナル曲が中心なのですが、これがまた良い!


石井さんのライブはトークが面白いのです

今回も

「捻くれ者のソドンハイム、音が取りにくいったらありゃしない」と毒づいてみたり。

「この曲良い曲ですよね。レミゼに入れたいなぁ」と無茶言ってみたり。



でも一番笑わせて頂いたのが

「Confrontation」(『ジキル&ハイド』)のトーク

ジキルとハイドの入れ替わりが息継ぎする間もないくらい激しくて、よだれが垂れてくるそうな・・・。

「鹿賀さん大変な曲を歌ってるんだな~」と石井さん。

(鹿賀さんは垂れてなかったぞ・・・・・・多分/笑)


この後の曲の説明がツボに来ました。


「心の声・・・良く自分の中に天使と悪魔がいるっていうじゃないですか

チョコレート食べちゃえ!

え~、でもダイエット中だから三日後までに三キロ瘠せないと・・・

食べちゃえ! 食べちゃえ! 明日からすれば良いじゃない


まあ、それをちょっと拡大した様な曲なんですね


そんな曲だったのか(笑)



もちろん歌も素晴らしくって、

ここまでやって下さるのなら、いつか石井さんの『ジキル&ハイド』も観たい!

石井さんなら許しても良いかも(笑)


・・・なんて思ってしまいました


放送日 放送時刻
08月26日 26:10


『エリザベート』 8/16 マチネ

2008年08月20日 | エリザベート
8月4日・6日以来、三度目の『エリザベート』。

下手の壁席で音響が微妙だった為、全体的に大人しくなった様に感じてしまいました。
(実際は違うと思います。)

あの高島ルキーニですら控え目に感じられる壁席恐るべし!

(でも高島さんは最初の頃より良い感じで抑え気味だったかも☆)


少し残念に思いましたが、前方ならではの見所を探して楽しみました。

山口さんの色っぽい表情にドキドキしたり・・・
いろんな方の細かい動きや表情をチェックしたり・・・
『ミルク』で浦井君も踊っている事に気付いてみたり・・・
側近の皆さんや、革命家チームにトキメいてみたり(笑)


<革命家チーム>

私は勝手に服の色で

エルマー(中山さん) →レッド
ジュラ(篠原さん?) →グリーン
シュテファン(谷口さん?) → ブルー

と呼んでいます。
(記憶やパンフを頼りに当てはめてみたけれど、エルマー以外の名前が間違えているかも・・・。ちょっと自信ないです。違っていたらすみません。)

個人的には、端整なお顔立ちのグリーンの方が好みかなぁと(笑)

中山エルマーは、情熱的で品があって良い感じです。
『独立戦争』のプチソロも太く力強い声で、本当に熱くてドキドキしてしまいます。

上條ツェップスも眼鏡や衣装が良く似合っていて凛々しいです。


<側近の皆さん>

治田グリュンネ伯爵・・・何か可愛い
阿部シュヴァルツェンベルク侯爵・・・貫禄あり
砂川ヒューブナー男爵
松澤ラウシャー大司教・・・怪しげ(笑)
森田ケンペン男爵

皆さん良い感じです。

阿部さんなんて、登場して歌い出す前から額に汗・・・。
暑いんだろうなぁ。

『いつになったら~年月は過ぎる』の振り付けとコーラスが好きですね。

『レベッカ』での執事さんのダンスが好きだったので、『悪夢』ではつい松澤大司教のダンスに目が行ってしまいます。


<涼風エリザベート>
8月4日より良い意味で肩の力が抜けてノビノビと歌っておられた様に思います。

というか、目が据わっているというか、もう完全にエリザベートとして舞台で生きているといった感じ。

歌にも演技にも迷いは感じられません。
流石ですね。

山口トートや綜馬フランツとのデュエットも綺麗で安心して聴き惚れてます。


<浦井ルドルフ>
山口トートとの『闇が広がる』は、いつも拍手喝采!

『独立戦争』での躍動感のあるダイナミックなダンスが好きです。
「ママも僕を見捨てるんだね・・・」の時の悲しい笑顔が切ない・・・。


<カーテンコール>

さすが土曜日、一階はほぼ満席だったのでは?
もちろんオールスタンディングで、いつもは「全員揃ったところで幕、再び幕が上がり全員で礼。その後に幕が上がるとエリザベートとトート閣下がお二人で立っていて、前に出て来てお手振り挨拶で幕」なのですが、今回は二回も二人だけでのカーテンコールあり。

前に出た後、手を繋いだまま後ろに下がる二人。

ドレスなのでおっかなびっくり下がる涼風さん。
それを真似てぎこちなく下がる山口さんが微笑ましくて、客席から良い感じの笑いが(^-^)

今日は、それを二回も堪能できて幸せでした♪

後ろに下がる時に、山口さんが笑いたいのを我慢している様な悪戯っ子っぽい表情をなさるのがまた良いんですよね。

最後はお二人とも飛びっきりの笑顔で大きく手を降って下さいました。

山口さんは御機嫌で全員で礼の時から高速で小さく手を振っておられて、その度に客席から笑いが起こって楽しいカーテンコールでした♪


『エリザベート』名古屋

2008年08月08日 | エリザベート

8/4マチネ


8/6 マチネ

第一幕 12:00~13:20
  休憩30分
第二幕 13:50~15:10



初々しく新鮮な新キャスト、より完成された続投キャスト、どちらも大熱演。

新キャストからは緊張感、続投キャストからはその新キャストを支え引っ張って良い舞台にしようという気迫が伝わって来る熱くて素晴らしい舞台でした。


まず、メイン・キャストの感想から


<山口トート>
色っぽいお姿、お声、流し目、そして時折垣間見える新キャストへの気遣いにドキドキ。

最高です!

CD(山口トート版)より囁く様に歌う箇所が増え、トーンもやや高くなっていたかな?

でも『最後のダンス』などに大ナンバーは、脳天に響く様な迫力でバッチリ決めて下さいました!

歌がバッチリ決まった後、パーズを止めてカッと目を見開く姿は正に「よっ大将!」

やっぱり山口さん! 凄い凄い!



前回より動き…いやダンスが増えているかも?

『独立戦争』でルドルフが踊っている時に下手端で上半身を連獅子の様にグルグル回したり。

その後、中央に歩み出て、コートの裾をマントの様に振り回しながらルドルフに絡んだり。

ルドルフの手を取って二人で横移動するダンスも健在。


『マイヤーリンク』では、上半身裸のトートダンサーズにルドルフが上着を脱がされてシャツ一枚になった所で、奥の扉から登場して両手を斜め下に広げてダダダと走って来てルドルフに死のキス

(こんな風に書くと何だか危ない舞台みたいですね。すみません

ラストは、両手を広げて首を少し傾けて笑顔でエリザベートをお迎え
(私の席からは横顔しか見えなかったのですが、満面の微笑みを想像しながら見てました。)

歌に動きにドキドキしっぱなしの濃厚な観劇空間でした。


山口さん、キャストはもちろん、オケの方にも気配りされてるんですね。
想像して和んでしまいました。
『Kao文字倶楽部』様


<涼風エリザベート>
エリザベートとしては、やや優し過ぎる感じ。
少々線が細くて、周りの濃いキャラに埋もれてしまったような・・・。

でも歌は流石でした。
柔らかく、温かく、気品と透明感のある声、エリザベートとして期待大です!

山口トートや綜馬フランツとのデュエットも流石。

(でもまだ、極わずかですが曲の途中で声のトーンが変わったり模索中なところも☆)

若い時の声は可愛いし、結婚後は高音の伸びが綺麗。

後半、ルドルフが逝ってしまってからの絶望感が漂う演技が印象的でした。

メイクが少し微妙なのが惜しかったです。

1幕ラストの階段下りは、まだ少しぎこちない?


<朝海エリザベート>
歌が時々「?」なところが・・・。

でも凛としたキャラクターが合っていて、立っているだけでも存在感のあるエリザベート。

山口さんや綜馬さんとのデュエットはどうなるのだろうとドキドキしていたら、トートを睨み付ける様な気丈なキャラと演技がハマって、面白く見応えがありました。

特に『私が踊る時』は、『エーヤン』の後に馬車の上で「どうだ?」と顔を覗き込むトート閣下をしっかり睨み返し、パチパチ(まだバチバチとまではいかない)と火花を散らし合いながら歌っているのが格好良かったです。

エリザベートが年齢を重ねて低い声が出せる様になる後半が良いかな。

(でも『精◯病院』で「なかなか良い感じだなぁ」と安心して聴いていたら「あなたの方が自由~♪」の最後の「ゆ」の音が外れて、そまま伸ばさざるを得なくなったり、まだまだ油断できないところも…)

メイクやドレスの着こなしは全編通して良かったと思います。


『パパみたいに』のバク転は両シシィとも合格。
涼風さんの方がやや豪快?
どちらも、おてんばさんで良い感じ。

<綜馬フランツ>

素晴らしかった
大満足

ノーブルなお声と目を大きく見開いて訴える様に歌う姿に釘付け
ウィーン版のファーストとセカンドのフランツも拝見したけれど綜馬さんが一番好き。


<高嶋ルキーニ>
ただでさえ濃いキャラに続投キャストとしての意気込みが加わり、益々濃い存在に(笑)

ソロの場面なんて、後方席から観ていても舞台から飛び出して来そうな迫力。

『キッチュ』でしっかり手拍子、歌い終わった後に三本締めあり。

唯一のご当地ネタ(二幕の歌い出しの前に「名古屋の皆さんボンジュール」)あり。

鳩をクルクル飛ばすところや、絵葉書をあげるふりをするところとか、お客さんにウケてました。

お客さんの協力的&新鮮な反応が良い感じ。


<村井マックス>
父親としての優しさ貫禄は充分。
歌も上手くなっておられました。


<初風ゾフィー>
素晴らしい文句なし!


<浦井ルドルフ>
ピッタリなルックス、繊細な演技、伸びる声、響く低音、美しい山口トートとの並びとデュエット。

全て完璧!

『ミス・サイゴン』の泉見トゥイ並みの完成度と安心感です。

山口さんとの『闇が広がる』も最高で、ゾクゾクしながら聴き惚れました。


<伊礼ルドルフ>
気弱な皇太子として結構ハマってました。

まだ二回目の公演で、この出来なら文句なし。

何より、真摯に取り組んでおられるのが伝わって来てかなりの好感触。

歌は「まだまだこれから」感はあるけれど、悲劇の皇太子としては有望な声質。

綜馬フランツとの芝居や声の相性も良い感じ。

自決の時のタメと表情に工夫がみられて印象的でした。
(渡されたピストルを見て恐れ戦き、構えてから決意を固める様に鼻で大きく一~二回呼吸をして、目を大きく見開いて引き金を引く・・・みたいな感じ)


『エリザベート』パンフレット

2008年08月05日 | エリザベート
1500円也
結構ぶ厚い。
ビニールの袋はくれないので、気になる方は御用意を☆



前回はキャストのコメントが入っていたけれど、今回は無し。

舞台写真は2000年~2006年までのが見開きで2ページずつ。

2008年の稽古場写真が10ページと稽古場日記が4ページ。

二人の新王妃のインタービューが2ページずつ。




最後の方に中日『レ・ミゼラブル』(3/3~3/29)と『ミー&マイガール』7月中日劇場公演決定の広告が

『ミー&マイガール』、観たかったけれど東京に遠征してまでは・・・と思っていただけに、
7月の中日劇場公演はとっても嬉しいです♪



『ミス・サイゴン』7/31マチネ

2008年08月02日 | ミス・サイゴン
人生2度目の『ミス・サイゴン』。
衝撃の大きかった初回より少し冷静に観る事が出来ました。
その為、感想は少し辛口になってしまったかもしれませんが、今回も素晴らしい舞台でした

カーテンコールもオールスタンディングでしたよ




筧エンジニア

テンションの高いチンピラ (誉めてます/笑)

人なつこくて憎めない、市村さん系列のエンジニア。
軽快な動きと、一つ一つの台詞や動作に勢いのある熱演がとっても良かったです


『バンコク』
支配人の大きな体に隠れて一緒に威張る動きがツボに来て笑えました。
(体の小ささを逆手に取った演出、お見事!)

カメラを撮る瞬間思いっきりレンズに近づいて邪魔してザマミロとやってみたり、とにかくお茶目。

足を上げず滑らす様に移動するのも面白い。

このシーンの筧エンジニアは本当に楽しくて、私の周囲からクスクスと良い感じの笑いが起こっていました。


『アメリカン・ドリーム』
頑張っておられるんだけれど、何かこう胸に迫って来るものが薄目というか、切なさや哀愁が足りない感じも…。
(ごめんなさい)
最初に観た市村さんが凄すぎたかな


ラストのシリアスな表情が渋くて格好良かったです


今回、筧エンジニアが一番チケットが多くて「どうかな?」とちょっと心配だったのですが、これなら後2回も楽しませて頂けそうで安心しました




原田クリス

非常に生真面目で繊細な印象のクリス。

最初は声は綺麗だけれどインパクトが「やや弱いかな?」と感じた原田クリスでしたが、段々熱くなって行き『キムの悪夢』からはクリスにしては綺麗で可愛らし過ぎる容姿をはね除ける程の大熱演で引き込まれました

自分の現状に希望を失って心を閉ざしたかの様に投げやりで不機嫌だったのが、キムに出会って希望を見い出し、明るく強くなって行く心の変化がハッキリ伝わって来るクリス。

同じ様に彼に出会って明るく強くなるキムをしっかり演じていた新妻キムとだと、お互いを心の支えとして求め合う感じがストレートに伝わって来て良かったです。

「二人で作り上げた手作りの幸せ」といった様な微笑ましいクリスとキム

それだけに後半の展開が(良い意味で)痛々しくて悲しくて泣けます。


岡ジョンとは
冒頭の『火がついたサイゴン』から岡さんがクリスに体をぶつけたりしてお茶目にじゃれて気さくな雰囲気なのと、原田クリスが強気にジョンに接しているのでそんなに年齢差は感じなくて意外と同僚に見えました




新妻キム

期待以上の素晴らしいキム

感情表現が豊かで泣ける

最初に怯えてオドオドしていたキムがクリスと出会って、明るく強くなって行く姿をとっても丁寧に演じておられて感情移入し易かった

歌も文句なし

シアターテレビジョンのコンサート番組で新妻さんの『命あげよう』を聴いてすっかり惚れ込んでしまい今回キムは彼女中心にチケットを取ったので、生で素晴らしい『命あげよう』を聴けて大満足です

『キムとエレン』
「もしあなたのせいでクリス気が変わって~」本当に凄い迫力で圧倒されました。

『私の小さな神』
二回目の観劇で、この時すでに覚悟を決めているのがわかっているので、新妻キムの演技に泣いてしまいました。




岡ジョン

薄っすら生えた髭、日焼した様なドーラン、男らしい岡さんにドキドキ

『ブイ・ドイ』からの苦悩や葛藤やクリスやエレンやキムへの優しさが垣間見れる演技が良かったです

『電話』では他のジョンの様に「何が蓮の花だ!」ではなく、「蓮ですか!」と言うのですね。
密かなツボになりそうです。




神田トゥイ

予想より眼力と声量があってなかなか存在感のあるトゥイ
泉見君ほどの怖さはないけれど、軍服も結構似合ってました。

何より『トゥイの亡霊』が良い

オクターブ高めで、あの世から響くる様な綺麗な歌声に聞き惚れました
死してなお呪う気満々の泉見トゥイとは違って、表情は抑え気味で亡霊に徹した感じ。
でも物足りなさはなく、新鮮な感じで楽しめました

カーテンコールでの笑顔がとっても可愛かったです


『クークープリンセス』
タムの存在を知った時、泉見トゥイは顔を上げて後ろ手を付いて目を見開いて驚くけれど、神田君はのポーズで俯いて耐えている感じ。


鈴木エレン
「キムの立場と気持ちはよく分かるけれど、譲れない!戦うわ!」といった葛藤がとっても良く伝わって来る。
クリスへの深い愛情はもちろん、キムやタムへの思いやりも感じられる母性と包容力満点のエレン。

新妻キムの迫力に負けていないので、とても見応えのある『キムとエレン』になりました