観劇☆備忘録

ミュージカル大好き!

石川ジャベール(「レミゼ」8/10マチネ)

2007年08月14日 | レ・ミゼラブル
前回観たのは6月14日。(8/8マチネ(山口さん×禅さん)の感想は、また後ほど)

禅さんにとってジャベールとして二度目の舞台だったのですが、その完成度の高さに驚きました

今回は、あれから更に深められて、ほぼ完成版って感じですね

もう今期は禅さんに驚かされっぱなしの、惚れ直しっぱなし


バルジャン(ジャベールは罪人だと思ってる)やテナルディエなど、悪人に対する嫌悪感をしっかり出している

だから、対決や「stars」も迫力満点
もうバルジャンが気の毒になるくらい


後、「あいつはジャベール~」で登場してから少し溜めて、もう嫌で堪らないって感じで「またも喧嘩か」と、たっぷり凄んで歌い出すところとか‥。

「泳がしておいて~捕まえて~や~る」でテナルディエをがっしり掴んで、「ゴミを始末しろ」で投げ飛ばすところも密かなツボ

どのテナにも容赦なし(笑)
(この掴まれた時の表情は、駒田テナルディエが最高)


別所バルジャンも楽で熱演だったし、個々の演技はとっても良かったんですけど、やっぱり別所バルジャンには岡ジャベールの方がしっくり来るような気がしたかも


石川ジャベールは前半迷いがなくて、別所バルジャンの愛情攻撃も岩のごとき石川ジャベールの意志には通じない感じ

砦で、首に掛けられたロープも早々と自分で外しちゃうし☆

でも彼の中で静かに何かが芽生え始めて‥、下水道まで追い詰めたバルジャンにあっさり道を譲ってしまう。

この時の「そんな自分の行動が信じられない」というように、目を大きく開いて愕然とする表情が強く印象に残ってます

愛情を知らずに生きて来たから、バルジャンから与えられても、それが何なのか、どう扱えばいいのか分からない。

「法と正義」を守って生きて来た自分の意志さえ曲げさせる何か。

「何だこれは?認めないぞ!」
「認めれば自分が壊れてしまう!認めるくらいなら消えてやる!」といった執念の自殺といった感じがしました。

(全然違ってたら、すみません)

同じものを与えられて全く正反対の答えを選んだ、バルジャンとジャベールというのが明確に現れた組み合わせかな?


どこがどうとは言えないんだけれど‥。
石川ジャベールには、橋本バルジャンがしっくり来た様に感じました。

(気が付いたら、今井バルジャン以外の全ての組み合わせで石川ジャベールを観てる いつの間に・・・/笑)


美しくて儚い岡ジャベール。
怖くて哀しい石川ジャベール。


どちらも大好きだ~

さて、次はいよいよ今ジャベールです。

(阿部ジャベールは遠征の都合上、博多までお預け)


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