MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

Best Proms Encores 2023  30 mins(プロムス/アンコール集より)

2023-09-11 20:47:51 | 音楽夜話(クラシック)
Best Proms Encores 2023  30 mins

本編聴かないで、アンコ―ル集を聴いてみたりする。


Howdy Forrester
Wild Fiddler's Rag  by Howdy Forrester
このラグ・タイム風のフィドルがいいのだな。
クラシックの演奏家がこんなレパートリー持ってるなんて
ちょっと面白いし違う面が聴けて受ける。


Harold Arlen
Somewhere over the Rainbow
ストリングスメインで、色のある演奏。なかなかしっとりしていてよかった。


Vincent Youmans
Tea for Two
これはユジャ・ワンのアンコ―ルの2曲目に演奏されたもの。
こういうスイング系のジャズっぽいものも、書き譜で弾いてしまう。
何時このような曲は練習するのだろう。
全く遜色なく弾いてしまうのがすごい。

ユジャ・ワン(p)クラウス・マケラ指揮、BBC交響楽団。ラフマニノフ:パガニーニ・ラプソディー

2023-09-11 20:45:23 | 音楽夜話(クラシック)
ユジャ・ワン・プレイズ・ラフマニノフ 04 Aug 2023 PROMS27




ラフマニノフ:パガニーニ・ラプソディー


ソリスト・アンコール
セルゲイ・ラフマニノフ:V.R.のポルカ。変イ長調
ヴィンセント・ユーマンス:二人でお茶を


ユジャ・ワン(p)クラウス・マケラ指揮、BBC交響楽団。


ユジャ・ワンというと、まず、ステージ衣装が・・・。という話になる。
確かに目を惹くものはあるけど、第一は音楽。


ラフマニノフ生誕150周年という事で、ピアノ協奏曲4曲と
このパガニーニ・ラプソディーをライブ・アルバムでリリースして、
今旬のドゥダメルと、ロス・フィルと相手にとって不足ない布陣で、
レーベルもグラモフォンと、隙なく強気で攻めてくる。
そしてこの衣装。ある意味自由人の様な振る舞いで、
こういう演奏家のものは惹きつけられるエネルギーは強い。
売れ筋のクラシックという事になろう。


テクニックは問題ないし、音楽性もある。何か問題でも・・・。
という感じになってしまう。いい演奏だと思う。
ストレートだし、迷いがない。まっすぐ自分の表現したいものに
向かっている気がする。マケラもそれについていく。
途中視界が開けるような旋律で惹きつけられるところがあるけれど
その部分も充分に惹きつけられた。
プロムスのいいところは、反応のいいところ。終演後盛り上がって
歓声が沸く。クラシックもこうあってもいいような気になる。
今回もそうだった。



ヤン・リシエツキ(ピアノ) BBC交響楽団 エリム・チャン(指揮)ベートーヴェンP協3番エルガー「謎」

2023-09-11 20:41:03 | 音楽夜話(クラシック)
PROM14




小出典子:おくるみの絹とゴッサマーの雨(BBC委嘱:ヨーロッパ初演)


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調
ソリスト・アンコール
ショパン:ノクターンOp-9-2変ホ長調


エドワード・エルガー:「エニグマ」変奏曲


ヤン・リシエツキ(ピアノ) BBC交響楽団 エリム・チャン(指揮)


「エニグマは説明しません。その「暗いことわざ」は推測されないままに
しておく必要があります...」エドワード・エルガーは、彼のキャリア
メイキングである「エニグマ」変奏曲についてそう書いています。
しかし、疑問の余地がないのは、高貴で愛されている「ニムロッド」を
含む作曲家の友人や家族に触発されたオーケストラバリエーションの
優しい遊び心です。
ピアニストのヤン・リシエツキがエリム・チャンとBBC SOとともに
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番–対立と叙情性の間のロマンチックな
争い。コンサートは、昨年のBBCプロムス・ジャパンに委嘱された
小出典子のカイコにインスパイアされた「おくるみ」と「ゴッサマーレイン」
のヨーロッパ初演で始まります。」 解説より。


小出女史の作品は日本的な静を演出したような楽曲。静かな中で進んでいく。
高揚感を求めない深い静を求めていくような曲。エリム・チャンの演出も
素敵だ。


28歳の俊英のベートーヴェン。3番をどう料理するか聴きもの。
フレッシュな演出。
曲間の拍手も手伝って、聴衆も味方につけていた。まずまず。


「エニグマ」
エリム・チャン。久々にやっと聴けた感がある。若手女流指揮者だけれど、
注目している。
なんとなくいい。出てくる音楽が、等身大というか、大げさでないというか。
そのところが素晴らしいと思う。それで惹かれている。
エニグマは若いころ、FMで聴いていて聴くようになった。エルガーは
むずかしい曲も多いが、このエニグマは「ニムロッド」で惹きつけられる。
チャンもその辺は理解しており充分歌わせた。またどこかで聴きたい指揮者。

ビートルズ・シングル・セレクションB面祭り! その2 「日本盤シングル特集後編」

2023-09-11 10:23:18 | 音楽夜話(音楽一般)
ビートルズ・シングル・セレクションB面祭り! その2 「日本盤シングル特集後編」
ビートルズ・シングル・セレクションB面祭り!
 その2~日本盤シングル特集後編/杉真理、
【I LOVE BEATLES】横山剣(クレイジーケンバンド)




気まぐれビートルズ
Yesterday(2分3秒)
<EMI TOCP-71025>
アクト・ナチュラリーのB面。
世の中の価値観をひっくり返した。






She's A Woman(1分24秒)
<EMI TOCP-71035~36>
64年アイ・フィール・ファインのB面。
トリッキーなリズムの手口。他のアーティスト
のマネから入る。イントロの妙。


Eight Days A Week(2分41秒)
<EMI TOCP-71024>


65年は14枚のシングル。
ノー・リプライ/エイト・デイズ・ア・ウィーク
米はエイト・デイズ・ウイークがA面
英はなし。
日ではB面曲。


Anna(Go To Him)(2分54秒)
<EMI TOCP-71021>
デイジー・ミス・リジーのB面
シャウトしないJOHN。


・・・・・I LOVE BEATLES ・・・・・・・・・・
横山 剣
If I Fell(恋におちたら)(2分19秒)
<EMI TOCP-71043>


子供心に刺さった曲。素晴らしい旋律・歌声、ハーモニーにしびれまくった。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


Day Tripper(1分44秒)
<EMI TOCP-71035~36>
66年発売 恋を抱きしめよう(両A面)
日本では、デイ・トリッパーはB面扱い。


ギターリフ全盛。64年1位の曲。
オー・プリティー・ウーマン~アイ・フィール・ファイン
マイ・ガール・・涙の乗車券=~Mr、タンブリンマン~ターン・ターン・ターン~サティス・ファクション~デイ・トリッパー


Baby You're A Rich Man(2分58秒)
<EMI TOCP-71029>
愛こそすべてのB面。
クラヴィオ・ライン(シンセサイザーの全盛の楽器)バグ・パイプの様な
音を出している。エンディングのところで、ミック・ジャガーの声が
聴きとれるステレオver。
(Baby You're A Rich Manと歌っているのが
聴きとれる)。
イントロの3-4秒のところでジョンが最初の音の音取り
(歌いだしの練習)をしているような声が聞こえるステレオVer。小ネタ。




I Am The Walrus(3分28秒)
<EMI TOCP-71029>
ハロー・グッドバイのB面。


ギター・コードを下げていくだけのイントロを曲の高みに持っていく。
不思議な感じ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

A面と違うB面の魅力がある。世界の常識をひっくり返す彼ら。


そういう楽しみかたもあったか・・・。


マルセル・ヨハネス・キット・チェロ リスト・ヨースト指揮 ヴァネミュイン交響楽団 ヴァネミュインオペラ合唱団・女声合唱団 エルガーチェロ協 「惑星」

2023-09-11 10:16:54 | 音楽夜話(クラシック)
9・9


マルセル・ヨハネス・キット(チェロ)リスト・ヨースト指揮 
ヴァネミュイン交響楽団


Tõnu Kõrvits – "Tota pulchra es, amica mea"
(エストニア初演)


エドワード・エルガー – チェロ協奏曲 ホ短調 op. cit.85
ソリスト・アンコール無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012‐4 サラバンド






グスタフ・ホルスト – "Planets"Tauno Aints'{惑星」


マルセル・ヨハネス・キット・チェロ リスト・ヨースト指揮
ヴァネミュイン交響楽団 ヴァネミュインオペラ合唱団・女声合唱団


ヴァネムイネコンサートホールからの生放送。


1995年生まれ、「エストニアの若手で国際的な注目を集めている
新しい世代の最も明るい楽器奏者の一人。
マルセルは、フランチェスコ・ルッジェーリ(クレモナ、1674年)が
作ったイタリアのチェロと、ドイツ音楽財団から貸与された
ヴィクトル・フェティークの弓を演奏しています。」HP解説より。


中々な美音の持ち主。良く歌うチェロ。ヴィブラート加減も気持ちよい。
久々、この曲聴くけど、ロマンチックな感じがとてもよく出ている。
かと言ってべたついてないのがいい感じ。


「惑星」


火星 ゆったりしたテンポで進めていく。何か思いがある様子。
金星 これも幾分ゆったりしたテンポ。この方が効果的かもしれない。
水星 この曲の全体のテンポを幾分ゆったりめに設定しているのかも
しれない。ある意味曲がわかりやすいかも。
木星 この曲は単独でも演奏しているのかもしれない。
どの楽団でも演奏がこなれてる感があるのはそのためか・・・。
中間部の有名な旋律のところはゆっくり歌っている。聴かせる演奏。
土星 割と聴きやすい演奏。こういう聴きやすさはなかなか得られない。
天王星 割とソフトな魔術師。オケと指揮のバランスがいいというか、
そういう歌い方もあるかと。
海王星 すっかり演奏に入り込んでしまった。何一つ変わったところは
ないけれど、何か引き込まれる。何だろうこの不思議感。
普段の惑星ではなかなか味わえないこの1品。ピュアな感じがいいかな。