MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

福居 良さんのピアノ。

2023-09-20 12:06:23 | 音楽夜話(ジャズ)
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福居 良さんのピアノ。




福居 良/SCENERY 1976
2020-05-16に福居氏のアルバムについて
ブログ記事を上げた。


以前の記事でも、時折、忘れたころに
見に来る方がいる。一人、また、間が
あいて一人と。
ジャズ・ファンでも情報が必要な方はいる。
新旧問わず、ほしいときがその時だ。
ブログの場合は圧倒的に情報を検索する
為にググっていることが多いように思う。


私の様な個人的備忘録的感想文はググられることは
少ないものの時折こうやってファンがどないなのか
と見に来る。それ以上のことはないけれど、聴かれたのか
これからなのか、こちらの想像が膨らむ。


JAZZさくら(日本ジャズ専門局)を聴いてたら、
福居さんのLive in New York '99 からかかった。


下のトピックからニューヨークの99年のライブは
聴けそうだ。






福居 良 トピック
https://www.youtube.com/channel/UC3v8sOyI_FGAyfDMex1VRVw/playlists?view=50&sort=dd&shelf_id=17666223384013636043


ファジル・サイ(ピアノ) 韓国KBS交響楽団 第794回定期公演 ニールセン・サイ・ヒンデミット

2023-09-20 10:37:49 | 音楽夜話(クラシック)
9月19日


20:00-22:00
 韓国KBS第794回定期公演
ニールセン:序曲「ヘリオス」Op17
サイ:ピアノ協奏曲「水」Op45(韓国初演)
ソリストアンコール:サマータイム・ヴァリエーション
         :ブラック・アース(ファジル・サイp)


ウエーバー:歌劇「オベロン」序曲
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」


ファジル・サイ ピアノ
成  指揮KBS交響楽団
2023年9月19日ソウル・藝術の殿堂から生中継




ニールセンの序曲は静かに密度も濃く進められた。
初めて聴くものだったが、耳にやさしく頭に残った。
掴みはOK。
サイ(ファジル・サイ)はピアニストだと思っていたが
作曲も行い今回自作の韓国初演。現代調の曲で、
「水」というイメージは伝わる。ご本人のイメージと
一致するかは別だけれど。よかったのではないか。
アンコールも乗って演奏された、編曲と自作曲。
会場も盛り上がっていた。


後半は、気分を新たに、正当的な序曲から。
今日のトリはヒンデミット。個人的にはこの曲は
あまり聴いたことがない。彼の作品の中では
有名で、人気もあるという。美しい旋律とアンサンブルの
透明感があり、終楽章の長調で盛り上がって解決していく
爽快感はなかなかでした。KBS交響楽団は上手いです。
ピエタリ・インキネンが2022から首席指揮者を務めている。



NHK-BS クラシック倶楽部 「タレイアSQ」

2023-09-20 10:35:57 | 音楽夜話(クラシック)
NHK-BS クラシック倶楽部 「タレイアSQ」


番組告知より。
「タレイア・クァルテットが、
8/15(火)AM5:00-5:55放送のNHK番組
”クラシック倶楽部”に出演させていただきます!!


BSプレミアム、BS4K、NHK+で放送予定です📺


曲目は、今回も演奏させていただいた
ハイドンの5度と、ライヒのディファレントトレインズです。


以下、番組概要です↓

弦楽四重奏—。
切り詰められた形式の中で、
4人の奏者が心を通わせ、魂を響かせ合う。


“弦楽四重奏の父”ハイドンの「五度」と
現代を席巻する“ミニマル・ミュージックの奇才”
ライヒの「ディファレント・トレインズ」。


8月15日(火)放送の「クラシック倶楽部」では、
200年の時を超えて誕生した2つの傑作を通して、弦楽四重奏に秘められた“無限の可能性”を体感する。

<出演>タレイア・クァルテット



演奏はもちろん、映像にもかなり力が入っておりますので、是非是非ご覧ください!!」






来年で結成10年のある意味若手のSQ。
番組ではハイドンの「5度」とライヒの「ディファレント・トレインズ」が
オン・エアされた。


「5度」については別件で、聴かなければならない要件ができて、
それで聴いていて、違う演奏団体のものを探していたところ、偶然に
プログラムを目にした。ライヒも重量級だけれど、テレビでないとし難い
演出もあり見ごたえあった。


村上春樹氏と聴く、シューマン:ピアノ協奏曲 Op54 

2023-09-20 10:32:00 | 音楽夜話(クラシック)
村上春樹氏と聴く、シューマン:ピアノ協奏曲 Op54 


村上春樹氏と聴くクラシック・レコード・リスニング。
所蔵するレコードとそのコメントを参考にしながら
同じ曲をNML(配信)で追体験するという企画。


幅広い音楽ジャンルの視聴経験を持ち、所蔵盤数も
多岐にわたるという。オーディオもリスニング向き
のものをそろえ歴史も長い。
そんな村上氏がBRUTUSに掲載した「続・古くて素敵な
クラシック・レコードたち」から、選んで、こちらは
配信(NML)を使い追体験する。
1ページに5枚程度所蔵盤が載せてある。そこから
NMLにあるものを、聴いていく。集中して同じものを
聴くのは限度があるので、1日1-2枚程度とする。
まとまったら記事に・・・できたらいいな。


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ウィルヘルム・ケンプ
 ロンドン交響楽団
 ヨーゼフ・クリップス(指揮)
 録音:1953年モノラル(セッション) DECCA音源
充実した演奏。落ち着いていて急くところもなく、行き方を知っている様なたたずまい。
優しく慈愛のあるもの。安心して聴いていられる。


村上)ピアノの音がことのほか美しい。クリップスの伴奏も滋養に溢れている。(BRUTUS)


ディヌ・リパッティ
フィルハーモニア管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
(録音;1947年モノラル(セッション)


カラヤンとの一期一会。この時期のカラヤンは後年の彼とは違い、さっぱりと
潔いところに好感が持てる。リパッティは「何も引かない何も足さない」CMでは
ないけれど、そういう感性をいつも感じてしまう。彼しかないものがあり、
そのエネルギーを使って作品を組み立ててるような感じがする。オンリー・ワン。


村上)演奏は決して古びない。(BRUTUS)




スヴャトスラフ・リヒテル
ワルシャワ国立響
スタ二スラフ・ヴィスロフスキー(指揮)
録音:1958年モノラル(セッション)
含みのあるアプローチ、リヒテル自身の解釈なのか、テンポ揺らしたり打弦も強かったり、
彼自身の工夫もみられる。表現者としてもがいてるところが聴ける。
内部に入り込むよりは、力強い硬質なアプローチで若いシューマン像を
作っている様なところがあるのではないかと思う。


村上)ストレートな情熱を僕としてはやはり評価したい。(BRUTUS)




ヴィルヘルム・バックハウス
ウィーンフィル
ギュンター・ヴァント(指揮)
1960年ステレオ(セッション)
バックハウスの演奏は品があり、聴きほれてしまうようなところがある。
それとシューマンの目指していたところと一致するかはわからないけれど、
考えられたもので、彼の意図が感じられる。


村上)この曲の風格が一段上がったように感じられる。(中略)
ただ、もしここに欠けたものがあるとすれば、それは「やむにやまれぬ
青春の息吹」みたいなものかもしれない。(BRUTUS)


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コメントがさすが作家さんだけあって、明瞭簡潔。何度も聴いた上での
コメントのような気がする。レコード演奏に対する愛情があり、
それを言語化できるセンスがあり、やはり売れる作家さんだけのことはある。