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ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮オブダ・ドナウ管弦楽団演奏会

2020-05-19 21:16:26 | 音楽夜話(クラシック)
ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮オブダ・ドナウ管弦楽団

バルトーク・ラジオ(ネットストリーミング)放送のもの。
チェコ、ハンガリー、スロバキア、ポーランド、クロアチア、アルバニアなど、
東欧の楽団には、ドイツ・オーストリー圏とはまた違う雰囲気がある。


その楽団はハンガリーのブタぺストを本拠地にしている。1993年設立で、27年目になる。
設立当時のメンバーは音楽院の学生が中心となっていた。それから切磋琢磨の時期があり、
27年目とは思えない結束の良さ、音楽的で熱量を感じさせる演奏を展開している。


今回は、ヤーノシュ・コヴァーチュの指揮での3曲。
ヤノーシュは、日本にも客演などでの来日経験も多く、ある意味なじみのある指揮者。
小林健一郎氏などがゲストで指揮したりしている。




リストの「レ・プレリュード」は、後半のファンファーレは、伊丹十三氏の「ひまわり」で
店の開店時、立ち上げの時に使われていたのを思い出した。なかなか、重心の低いそれでいてもたれない演奏だった。歌いすぎないところがいいのかな。

ブリテンの作品は、テノールの力量が光っていた。

サンサーンスの3番は、30分の名作だと思う。ちょっと編成の小さなオケでも
ホールのオルガンが後半からむと、豪華絢爛で幕になる。
オケの発音がしっかり聞こえ、オルガンもホールトーンに混じり、なかなかな
協奏曲的な色合いも醸し出す。久々面白い3番を聴いた。

しかしながら、東欧には、実力のある知られざる団体があるものだ。

ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮オブダ・ドナウ管弦楽団演奏会
https://mediaklikk.hu/radio-lejatszo-bartok/?date=2020-05-18_20-40-00&enddate=2020-05-18_22-09-00&ch=mr3








ラジオ・ルーマニア:「五つ星のコンサート」(ネット・ストリーミング)。

2020-05-19 19:33:17 | 音楽夜話(クラシック)
ラジオ・ルーマニア:「五つ星のコンサート」(ネット・ストリーミング)。




クラシック番組を放送するネット・ラジオは多い。
その中でも、放送時だけしか聴けないものと、
ストリーミング配信で、その後も聴けるものがあって、
ちょっと重宝している。


自分の聴きたいプログラムがチョイス出来たら、
後は、ポチっとするだけで、聴けるのはありがたいといえば
ありがたい。


今日は5月18日15:25(現地時間)で放送された
ベルリンフィルの公演の模様を聴いた。


公演日時は、2019年10月12日のものだけれど、
パーヴォ・ヤルヴィー、ベルリンフィル。


ヴァイオリンは、ジャニーヌ・ヤンセン。
お初に聴くオランダ生まれのヴァイオリニスト。
チャイコフスキーは2008年に録音済み。
時間がたってどのように深化したのか・・・。
今回は共演相手も違う。


よく歌う、表現も表に出てくるタイプとお見受けするが、
軽いわけではなく説得力もある。音楽に向き合ってるという感じを
聴き手に抱かせる演奏家のように思う。美音を発声しているのは
ストラディヴァリだ。フィルハーモニーの音響もよく、オケと
釣り合いのある、協奏している感のある演奏だった。


3曲目のシューマンの「ライン」第一楽章の初めの部分の歌いだしから
もう引き込まれた。N響でも説得力ある演奏を展開する指揮者だと
思ったが、世界のスーパー・オーケストラから、シューマンの交響曲を
引き出す仕事はいかがだったのだろうか。


この録音は音がいいなぁと思った。細部まで音が聞こえる。
音楽はよく整理されて聞こえる。指揮者の面目躍如というところか。




21:25-23:00 15.25-17.00 RadioRomania Concerte de 5 stele


シベリウス:交響詩「タピオラ」op.112
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
シューマン:交響曲第3番変ホ長調op.97「ライン」


Vn. ジャニーヌ・ヤンセン Janine Jansen


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker


指揮:パーヴォ・ヤルヴィ Paavo Järvi
2019-10-12 ベルリン、フィルハーモニー


ラジオ・ルーマニア:「五つ星のコンサート」(ネット・ストリーミング)。
http://www.romania-muzical.ro/emisiuni/concerte-de-5-stele/4671