水や氷を噴出することから、
地下に海があると考えられてきた土星の衛星エンケラドス。
今回、土星探査機“カッシーニ”の重力場測定により、
地下に水が存在する可能性が高まったんですねー
土星の衛星エンケラドスは、その表面を氷で覆われた直径500キロの天体です。
南極付近では、氷や水蒸気がジェットのように噴き出していて、
これまで、地下の海がその供給源となっていると推測されてきました。
これは、土星の周囲を公転する間に潮汐力でエンケラドス全体がきしみ、
天体内部が温まることで液体の水ができる、と考えられているからなんですねー
そして今回、“カッシーニ”の重力場測定から、地下の海の存在を裏付ける新たな証拠が得られることになります。
“カッシーニ”は2010ねんから2012年までに3回、エンケラドスから100キロ以内まで接近通過しています。
“カッシーニ”がエンケラドスから受ける重力波は、地殻の密度や地形に応じて変動し、航行速度に影響することに… 測定では秒速0.2~0.3ミリの変化がとらえられました。
この測定結果を付近の地形や温度データと合わせると、エンケラドスの南極付近には密度の高い領域があることが分かったんですねー
氷と比べて密度が7%高い液体の水が、存在する可能性が高いそうです。
地下の海が表面から30~40キロのところにあり、南緯50度まで広がっていると考えられています。
南極の噴出口はどのように形成されたのか?
地下に海があるのなら、生命を育みえる環境なのか?
今回の発見は、エンケラドスの尽きない謎に、また一歩大きく迫る成果になったようです。
地下に海があると考えられてきた土星の衛星エンケラドス。
今回、土星探査機“カッシーニ”の重力場測定により、
地下に水が存在する可能性が高まったんですねー
土星の衛星エンケラドスは、その表面を氷で覆われた直径500キロの天体です。
南極付近では、氷や水蒸気がジェットのように噴き出していて、
これまで、地下の海がその供給源となっていると推測されてきました。
エンケラドスの南極に見られる水や氷の噴出口。 2005年に“カッシーニ”の観測で見つかった。 |
天体内部が温まることで液体の水ができる、と考えられているからなんですねー
そして今回、“カッシーニ”の重力場測定から、地下の海の存在を裏付ける新たな証拠が得られることになります。
“カッシーニ”は2010ねんから2012年までに3回、エンケラドスから100キロ以内まで接近通過しています。
“カッシーニ”がエンケラドスから受ける重力波は、地殻の密度や地形に応じて変動し、航行速度に影響することに… 測定では秒速0.2~0.3ミリの変化がとらえられました。
この測定結果を付近の地形や温度データと合わせると、エンケラドスの南極付近には密度の高い領域があることが分かったんですねー
南極から噴き出す水や氷は、 地下の海から供給されているのかもしれない。 |
氷と比べて密度が7%高い液体の水が、存在する可能性が高いそうです。
地下の海が表面から30~40キロのところにあり、南緯50度まで広がっていると考えられています。
南極の噴出口はどのように形成されたのか?
地下に海があるのなら、生命を育みえる環境なのか?
今回の発見は、エンケラドスの尽きない謎に、また一歩大きく迫る成果になったようです。